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皮膚病

尾腺炎(スタッドテイル)

<症状と原因>
純粋種に多いようです。猫ちゃんのしっぽの付け根にある皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると起こります。尾の付け根が丸くふくらみます。雌猫には殆ど見られず、去勢されていない雄猫に見られます。他に、純粋種に発生するとも言われています。皮膚が傷ついて、そこからさらに細菌感染を起こし化膿する場合もあります。

<治療の方法>
毛を刈って、薬用シャンプーや消毒をします。必須脂肪酸を与えると症状が和らぎます。また細菌感染がある場合は同時に抗生物質の投与を行ないます。

アレルギー性皮膚炎

<症状と原因>
アレルギー性皮膚炎は、アレルギーの原因となるアレルゲンの寄生、接触、摂取、吸引に過剰反応する事によって引き起こされる皮膚病です。

アレルギーが発症すると、体にかゆみを伴う湿疹が現れたり、脱毛が見られたりします。猫は患部をかいたり、噛んだりするため、更なる症状の悪化や他の病気を招きますので、早期発見、早期治療が何よりも必須となる病気です。

最も多いアレルギー性皮膚炎は食物アレルギーで、次いでダニやノミのアレルギーです。他にも吸引性アレルギー、接触性アレルギーなどがあります。

<治療の方法>

まず、検査により、原因となるアレルゲンを特定します。

ステロイド剤の投与や、食事療法で治療を行なっていきますが、最も大切なのは、家庭内でのアレルゲンの除去です。家族全員で協力して行なってあげてください。

アトピー性皮膚炎

<症状と原因>
アトピー性皮膚炎は、アレルギーを起こす原因となるアレルゲンの吸引による皮膚病です。

花粉やハウスダストを始め、あらゆる対象が原因となります。また、遺伝的要因も関係していると考えられています。3歳以下の若い時期に発症するケースが多いようです。

全身のあらゆる場所に強いかゆみが生じます。 猫は患部を噛んだり、ひっかいたりするため、気付かずに放っておくと、 皮膚が炎症を起こしたり、脱毛したり、傷ができたりと、皮膚の状態はどんどん悪化していきます。

最悪の場合、粟粒性皮膚炎や好酸球肉芽腫群が発症するケースもあります。早期発見と早期治療を心掛けましょう。

<治療の方法>
検査によりアレルゲンを特定し、アレルゲンを取り除きましょう。

また、シャンプー、リンスで被毛の清潔を保ち、こまめな掃除により生活環境を改善させる事も大変重要です。その上で外用薬や内服薬の投与を行います。

脂漏症

<症状と原因>
脂漏症とは、皮膚腺から脂が異常に分泌される事により、皮膚上にかさぶたや、悪臭やかゆみを伴う脂の塊ができる病気です。

脂漏症には油性脂漏症と乾性脂漏症があり、油性脂漏症は体があぶらっぽくなり、皮膚の上に強く臭う脂の塊ができます。乾性脂漏症は、皮膚が乾燥し、皮膚上に白っぽいかさぶたができます。また、フケが多くなるのも乾性脂漏症の特徴です。

一般的には、栄養失調を始め、様々な望ましくない生活環境が原因だと考えられていますが、正確な原因は未だ解明されていません。

<治療の方法>
細菌感染が原因の場合は抗生物質を投与しますが、特効薬が無いのが現状なので、ほかにはどのような抗生物質が効果あるかも調べる必要があります。

対称性の脱毛

<症状と原因>
体の右側と左側が同じように脱毛していきます。後足の間当りから毛が抜けてから、被毛が薄くなった部分が次第に腹の方に広がっていきます。症状が進んでしまいますと腰や背中・わき腹・尾の下・後足の内モモまで脱毛が及びます。対称性の脱毛は、毛の根元の毛包が萎縮する為に起こります。

脱毛はアレルギー症状・内分泌の障害等による病気が関与するものと、季節の変わり目等に自然におこる生理的なものがあります。

猫の対称性脱毛は、痒みはあまりありませんが、悪化すると発症部位が硬くなってしまい痒みを伴う事があります。

<治療の方法>
毛の根元の毛包は萎縮し脱毛しますが、その原因は不明です。去勢や不妊手術をうけた猫やホルモン剤(エストロゲン・アンドロゲン・プロゲステン)を長期投与している猫に多くみられます。

ホルモンバランスとも関係していると言われていますが、去勢等をしていない猫にも発病します。

日光過敏症

<症状と原因>
強い日差しへの慢性的曝露が原因で起こり、また病状を悪化させます。初期病変の多くは、色素沈着していない白色で体毛の薄い部分に発生します。

白色もしくは、被毛の色が非常に薄い猫が発生しやすいです。また遺伝性の疾患で、日光に含まれる紫外線が原因と言われています。毛の色が薄いネコに発生が多く、紫外線から皮膚を守るメラニンの産生数が少ない為に、紫外線に対する抵抗性の低さから発生しているとも言われています。夏期の季節になりますと、症状がひどくなる傾向があります。

耳先の皮膚に症状が出やすく、まず皮膚が赤くなります。その後、皮膚が腫れ、脱毛し、かさぶたが出来ます。眼瞼や口唇に発生することもありますひどい場合は、ただれや出血がみられる場合があります。6歳以上の猫では扁平上皮癌へ移行するリスクが高くなります。

頭部の毛が抜け、その部分の皮膚がただれ、潰瘍ができます。頭部、とくに耳、目、口のまわりの毛が抜けて、ところどころに赤い斑点ができます。

<治療の方法>
毎日、両耳や鼻先をチェックするようにしましょう。もしも赤くなっていたりすれば、紫外線対策の薬を塗ってあげればある程度予防できます。

副腎皮質ホルモン剤を投与し、日光(紫外線)を避けて生活させます。猫が紫外線をまったく浴びないようにすることは困難ですが、飼い主さんは、猫ができるだけ屋内や日陰で過ごすような工夫をします。膿皮症を併発している場合は、抗生剤や薬浴などの治療も必要になります。

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