甲状腺機能亢進症
<症状と原因>
甲状腺ホルモンは猫の体全体の新陳代謝をうながし、また体温を一定に保つ働きをもっています。このホルモンは、気管(首のつけ根)の左右にある2つの甲状腺から分泌されています。
年をとった猫では、こうじょうせんのはたらきが異常に活発になり、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されることがあるます。これを甲状腺機能亢進症といいます。
通常食欲亢進よりも、むしろ食欲不振のケースが多く、これらの猫には頻繁に不整脈と、うっ血性心不全を含む心異常があります。重度の筋衰弱を反映する頸部の腹方屈曲も、これらの猫の一部に観察されています。
原因としましては左右の甲状腺のどちらか、または両方に腫瘍ができている事が考えられます。
人間のバセドー氏病と同じ病気です。かつてはまれな病気でしたが、いまでは年をとった猫の10頭に1頭はこの病気になっているという報告もあります。
<治療の方法>
外科的な甲状腺切除術、放射線ヨウ素あるいは抗甲状腺薬の長期投与などの治療法がありますが、手術を行う方法が治療効果を考慮した場合、一般的に多いです。
その理由は、治療効果が高くいからです。甲状腺を片方でも残すことができれば、ホルモンは正常に分泌されます。

