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まぶたのケガ

<症状と原因>
猫は、いろんな原因でまぶたをに傷を受けます。とくに目立つのは、打撲や他の猫にかまれた傷です。まぶたに軽い怪我をした時の症状は、皮下出血や腫れなどです。多くのケースでは、皮膚が切れて出血がともないます。
さまざまな原因によってまぶたを傷つけるので注意が必要です。軽い炎症などは自然に治ってしまいますが、出血を伴うと眼球などにも傷がおよんでいる可能性があるので痛がります。

<治療の方法>
傷がある場合は抗生物質を投与し、二次感染を予防します。皮膚が大きく切れていれば、外科的に傷を縫合します。傷がなく、内出血で腫れているような時には、抗炎症薬などが使われます。まぶたを怪我した場合、外からはわからなくても、傷が眼球そのものに達しているケースもあります。傷の状況にもよりますが、獣医師さんの診察を受ける事を勧めます。

瞬膜の露出(突出)

<症状と原因>
猫のまつげは上にしかありません。 そのかわりに猫の目頭寄りのまぶたの内側に瞬膜という薄い膜があります。 猫の第3のまぶたとも呼ばれています。 普段は目頭や目尻の奥に少し見えるだけで、まぶたを閉じると同時に左右から瞬膜が出て目を覆い 眼球を保護しております。

これが、なんらかの原因で目頭から眼球の上までいつも露出したままの状態になります。瞬膜が充血して、腫れて炎症を起こしたり、瞬膜にはリンパ組織がたくさんあるので、リンパが腫れる事もあります。瞬膜炎に伴って、瞬膜が突出して眼球の半分ほど覆ってしまうことがあります。
原因は不明ですが、寄生虫とか精神作用にある程度関係があるとされています。 片目だけの場合は異物の混入や目の損傷などが原因と考えられますが、両目の瞬膜が突出している場合は体の具合が悪いためと考えられています。
<治療の方法>
まず原因をつきとめて処置を施します。病気が治るにつれて体調が回復すれば元の状態に戻ります。ただし、結膜炎を発症している場合は抗生物質や点眼薬を使う事もあります。

脈絡網膜炎

<症状と原因>
眼球後方の脈絡膜を中心に炎症が起こる病気です。網膜にも炎症が波及してしまい、眼底検査によって網膜脈絡膜炎として診断されます。軽度の脈絡膜炎はほとんどが無症状で、偶然発見されることも少なくはありません。重度の場合には網膜剥離や眼底出血を起こしてしまい視力を失ってしまうケースもあります。

原因には、猫伝染性腹膜炎ウィルス・猫白血病ウィルス・猫免疫不全ウィルスなどの感染があげられています。眼底に出血や浮腫みなどが見られ、眼底が不鮮明な状態になります。

<治療の方法>
目薬(いわゆる局所治療薬)ではなく根本的な治療として全身性の薬で対処します。また、感染性が原因の場合は炎症を抑えるためにコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン薬)を全身投与します。急性の炎症がみられる時には、ステロイド製剤を行ないます。

細菌・真菌の感染と考えられるならステロイド製剤は逆に病態が悪化してしまうので使用せずに、抗生物質や抗真菌薬をそれぞれ投与します。

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