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犬の病気別


犬の病気 症状別一覧
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» 犬のアナフィラキシー

犬のの症状と原因 人間も犬も同様に、体内に入ってくる異物(抗原=アレルゲン)に対して、それを排除するために体の中に抗体を作り、その異物を排除しようとする働きがあります。この本来は健康のためにかかせない処理の度合いが強すぎて、体に様々な症状を招いてしまうのがアナフィラキシーショックです。ワクチン、薬、食物などが主な抗原の要因となり、回数を重ねる毎に症状は重くなっていきます。(人間がハチの毒の侵入を許したとき、一度目は激痛、二度目は命に関わるというシステムと同じです。)症状はだいたい30~120分以内に発症します。主だたるものは、ショック状態、呼吸困難、血圧低下、不整脈、失禁、脱糞、嘔吐、意識障害、痙攣、皮膚のかゆみやむくみ、じんましんなどです。最悪の場合、命を落とすこともあります。 犬のの治療方法・対策 抗原が判明しているのなら、抗原との接触を徹底的に避けて予防して下さい。食物などの場合、加工品やエキスでも発症することもありますので、十二分な注意が必要です。もしも発症してしまった場合には病院での早急な治療が必要となります。症状によって、点滴による輸液や、抗ヒスタミンの投与などを行いながら、ショック状態からの回復を図ります。食物に次いで、ワクチンが抗原になることが多いので、混合ワクチン摂取後にアレルギーが発症されたら、必ず獣医師に相談して、どのワクチンが原因かを調べ、次回からのワクチン接種時に外してもらいましょう。

» 犬の胸水

犬のの症状と原因 体内の水分を代謝する機能が著しく低下したことにより、心臓や肺を包んでいる、胸膜腔内の隙間に体液が溜まってしまう病気です。原因は様々ですが、循環器や血管、血液、リンパ管などの異常や病気によって発症することが多いです。また、原因が不明のものもあります。溜まる体液にはリンパ液や血液、膿などがあり、その種類によって、乳び胸や血胸、膿胸などと言い換えることもあります。隙間に液体が溜まっていく事により、呼吸障害を起こします。呼吸することが辛そうになったり、あまり動きたがらなくなったりします。 犬のの治療方法・対策 軽度のものであれば、利尿液、アルブミン製剤、血管拡張剤などで体の水分を取り除き、食事療法を行うことで治るケースもありますが、薬の投与だけでは効果が薄い場合や緊急を要する場合には針を胸に指して水を抜きます。また、状況によっては開胸手術によって処置を施す場合もあります。原因となっている病気があれば、そちらの治療も行っていきます。水が溜まっても、必ず直ちに針や外科手術で水抜かなければいけないという事ではありません。治療時の負担を考えて、今すぐに抜かなくても問題ない場合には抜かずに様子をみることもあります。

» 犬の気胸

犬のの症状と原因 事故や怪我による外傷や、咳などの衝撃によって肺や気管が破れてしまったり、肺炎や気管支炎などの呼吸器の病気によって発症する病気です。 胸の胸腔という場所に穴が空くと、そこから空気が入り込んでしまいます。そのため、肺が十分に広がらず、呼吸することが困難になります。 また、症状が重いとよだれが出たりチアノーゼにかかったり、吐血や喀血が見られることもあります。また、胸部に痛みがあるので、胸に触られる事を嫌がったり、運動することを拒んだりします。 犬のの治療方法・対策 症状が軽度のものであれば、安静にさせて処方薬を飲ませていれば、やがて完治することがあります。しかし、それだけでは治らない場合、針などを使って、胸腔の中の空気を除去しなければなりません。それでも呼吸困難が解消されない場合は、定期的に空気を抜いたり、酸素吸入が必要になる場合もあります。これらの対応は、気胸の原因の除去と平行して治療していきます。呼吸器の病気が原因になった場合には、その病気への治療も合わせて行い、外傷が原因となっている場合には、胸部切開などの外科手術等を施した上で行います。

» 犬の十二指腸潰瘍

犬のの症状と原因 十二指腸に潰瘍ができて、 そこに空いた穴から腸液が腹部に漏れ出す病気です。この状態になると嘔吐が続くようになります。 原因ははっきりとわかっていませんが、食事やストレス、腎不全や腫瘍などの他の病気に起因して胃酸の分泌が過剰になる事により起こるようです。(まれに対象に合わない抗生物質によりなることも) 主な症状としては嘔吐が見られます。また症状が悪化するとご飯やお水も口にできなくなります。 犬のの治療方法・対策 ストレスなどによる単発で発症している場合は 吐き気止めのお薬や、点滴等で潰瘍を治すための治療を行います。 他の病気に起因している場合には、その病気の治療・処置と平行して行います。

» 犬の肝炎

犬のの症状と原因 肝臓の細胞が傷つくことで 発症するのが肝炎です。遺伝性による発症が多い慢性肝炎の場合は症状が見えづらく、元気がなくなったり、食欲がなくなる程度ですが、進行すると黄疸や腹水などが見られ、肝硬変になる事もあります。 急性肝炎は嘔吐、下痢、黄疸など。症状が進行すると痙攣を起こします。こちらは化学物質や薬剤の投与や、ウイルス・細菌・寄生虫の感染など、肝臓に負担をかけたことが原因となります。 犬のの治療方法・対策 症状の進行を抑えることに努めます。 肝臓に負担をかけないよう、安静療法をとり、食事療法も合わせて行います。 病院から食事が出されるのであればそれを与え、手作り食でも問題ないようであれば、獣医師の指示どおりに作って与えてあげましょう。 原因が判明している場合にはそれらを除外します。感染によって発症する肝炎には、予防接種などで防げるものもあります。

» 犬の食道狭窄

犬のの症状と原因 刺激物を与えたり、 嘔吐したり、異物を飲み込んだりと、食道の内側の粘膜に何らかの刺激があった場合、食道が細くなる病気です。腫瘍や食道炎など、他の病気に起因する事もあります。 最初のうちは問題なく食事を取る事ができますが、次第に嚥下機能が弱っていきます。食べ物を飲み込みきれずに吐き出してしまうため、食欲不振になり、それに伴って体重の減少が見られます。 犬のの治療方法・対策 外科的に 食道を拡張する治療を行う方法と、処方薬によって治療を行う方法があります。また、他の病気が起因している場合は、その病気の治療を行います。 ただし、たとえ一度直っても食道狭窄症は再び発症する事もあるので、快復後も十分注意をしなければいけません。

» 犬の食道炎

犬のの症状と原因 最初のうちは、 発症していても症状がないケースがありますが、進行と共に、食欲不振、食事の嚥下が困難になる、嚥下しようとしても吐き出してしまう、痩せてくる、口から血液の混じった体液を吐き出すといった症状が見られます。 主に食事や嘔吐の際に食道が傷ついた事により起こりますが、そのほかの病気と共に発症しているケースもあります。 症状が確認されたら直ちに検査を行ってください。重度のものになると食道狭窄を招く可能性があります。 犬のの治療方法・対策 通常はお薬などで 炎症を抑えつつ、食事を流動食にしたり、食事を一旦控えて様子を見る他、点滴を行うなど、患部を傷つけないようにして回復を待ちます。 食道狭窄の場合は外科手術を行うことがあります。他の病気を起因としている場合には、その病気の治療を同時に行います。

» 犬の喉の腫瘍(甲状腺腫瘍)

犬のの症状と原因 病気の進行と共に喉の部分が肥大します。 犬の場合、喉部の腫瘍は大半が悪性のものです。 呼吸や食事の際に不具合が起きる症状が見られます。また、この病気が最も発症しやすい犬種はビーグルです。ビーグルを飼われている方は、ぜひ血液検査の際には忘れずにチェックをしてあげてください。 犬のの治療方法・対策 外科手術による摘出が 主な対処方法になります。術後、または手術が行えない場合は処方薬によって治療していきます。 甲状腺のみならず、腫瘍は発見が早ければ早いほど治療も簡単ですし、愛犬への負担を軽くできますが、お腹や背中、四肢と違って、喉を触る機会のない飼い主さまは大変多いと思います。日頃のマッサージやコミュニケーションの中で、視覚による体表の異常確認と共に、喉の腫瘍のチェックも行いましょう。

» 犬の急性腹膜炎

犬のの症状と原因 細菌の感染や外傷 による消化器の疾患(急性虫垂炎、急性胆嚢炎、給水卵巣炎、急性膵炎)により発症します。腸管や消化管のトラブルが原因になる事もあります。 症状としては、腹部に突発的な激痛が起こります。悪寒や嘔吐や発熱も急性腹膜炎の症状です。症状が進行してしまうと、意識を失い、ショック状態を起こす恐れがあります。 犬のの治療方法・対策 主に利尿剤の投与により 毒素を排出させます。また、症状が出ている箇所に応じた治療も合わせて行います。最悪の場合命に関わる病気ですので、獣医師の指示に従って治療していきましょう。 腹膜灌流で延命できる事がありますが、早期発見・早期治療が重要なので、定期的に診断を受けさせたり、何かいつもと違う行動・症状があった場合にすぐ気づけるよう、毎日チェックしてあげましょう。

» 犬の尿毒症

犬のの症状と原因 腎臓病などを 起因とする著しい腎臓の機能低下や、尿路が閉塞してしまう事により、血液中の毒素(老廃物)が尿に排泄されなくなる病気です。 消化器系に見られる症状は、下痢、嘔吐、食欲不振など。神経系に見られる症状としては、痙攣・昏睡状態等があります。循環器系に影響が出た場合には、心不全を招く恐れもある病気です。 犬のの治療方法・対策 主に利尿剤の投与により 主に利尿剤の投与により毒素を排出させます。また、症状が出ている箇所に応じた治療も合わせて行います。最悪の場合命に関わる病気ですので、獣医師の指示に従って治療していきましょう。 腹膜灌流で延命できる事がありますが、早期発見・早期治療が重要なので、定期的に診断を受けさせたり、何かいつもと違う行動・症状があった場合にすぐ気づけるよう、毎日チェックしてあげましょう。

» 犬の中毒

犬のの症状と原因 中毒の症状は、嘔吐や下痢、痙攣、口から泡を吹く、昏睡状態などです。原因としては殺虫剤や除草剤を撒いた場所を通る事で中毒になる他、タバコや洗剤、石鹸で中毒になる恐れがあります。また、薬の誤った投与によっても中毒症状が起こります。 食事の中で最も多く中毒を起こす原因になるのは「タマネギ」です。人間が食べられても動物には毒になる食品は、チョコレート、ニンニクなどを始めとしてたくさんあります。あらかじめ購入時にペットショップや、検診時やワクチン接種時にお医者さんで訪ねるか、書籍やホームページで調べましょう。 犬のの治療方法・対策 まず、中毒を起こす対象物が対象の顔や体に接触してしまった場合はホースやシャワーなどの水(ぬるま湯でも大丈夫)で十分に洗います。物質が人間にも刺激の強いものである場合にはゴム手袋やマスク、エプロンなどで肌に触れるのを避けてください。 口の中に入ってしまった場合には水をたくさん飲ませましょう。一見可愛そうな事のように見えますが、食塩を一定量愛犬の舌に乗せて飲み込ませて嘔吐を促す方法も有効です。これらの応急処置を行った後、直ちに獣医師の診察・治療を受けてください。

» 犬のダニ・ノミ

犬のの症状と原因 ノミやダニは肉眼ではなかなか見つけにくい小さな外部寄生虫です。ノミもダニも共に土のある場所に生息し、観葉植物や鉢植えなどにも生息しています。繁殖率が高く、あっという間に増えます。ノミは大変すばしっこいのですがダニは動きが鈍いので、比較的容易に見つかります。寄生されるととにかく痒くなります。またノミやダニによっては命を脅かす病原体を運んでくるものもいるので、早期の駆除が必要です。また、人間にも害を及ぼすものもあります。 犬のの治療方法・対策 寄生虫を駆除するためには飲み薬やシャンプーなどの即効性のある駆除薬を使います。まずは即効性のある薬で成虫を駆除し、駆除し終わったあとは、さなぎや卵までも完全に駆除するために、首輪タイプやスプレーなどがいいでしょう。病院でも市販薬でも手に入りますが、まずは病院で診断を仰ぐ方が、病気などの感染についても相談でき安心できると思います。

» 犬の耳疥癬

犬のの症状と原因 疥癬と言うのは肉眼では確認できないほど小さな「ヒゼンダニ」というダニによって起こる皮膚病です。ヒゼンダニは伝染性がとても強く、ダニが付いる首輪やブラシなどからも簡単感染します。犬や猫を多頭飼いしている家庭では一匹がかかってしまうとあっという間に全体に広がる危険があります。 耳疥癬は、そのヒゼンダニの仲間のミミヒゼンダニというダニが原因で起こります。ヒゼンダニが全身に寄生するのに対し、ミミヒゼンダニは耳の中だけに寄生します。ミミヒゼンダニが寄生すると耳の中に黒っぽい悪臭がする耳垢がたまります。耳垢を綿棒などで取って黒い紙の上に置いてみると、白っぽいダニが、動き回っているのがわかるはずです。激しい痒みが特徴です。 ヒゼンダニとミミヒゼンダニは仲間ではありますが、全く別のダニですので、ヒゼンダニが耳の中に入って耳疥癬になるという事はありません。ミミヒゼンダニは重症化すると、前庭障害などの症状を起こす場合があります。また、犬自身も相当な痒みで強いストレスを感じていますので、早々に駆除してあげて下さい。ちなみにミミセンダニは人へは感染しません。 犬のの治療方法・対策 耳垢をきれいに取り、殺虫剤を使ってダニを駆除します。しかし、ここで駆除できるのは成虫のみ、卵は駆除できません。卵が孵化するのを待ってから、再び殺虫剤を使用します。1週間に2~3回駆除するとよいでしょう。場合によっては、殺虫剤の摂取や抗生物質などの投与を行なう場合もあります。また、耳の中から落ちたミミヒゼンダニがどこかにくっついていてまた耳の中に戻ってしまう事もありますので、全身のシャンプー・身の回りの清掃も徹底します。

» 犬の前庭炎

犬のの症状と原因 中老年の犬によくみられる病気で、頭をかしげ、まっすぐに歩けなくなったりします。原因は耳の奥にある内耳神経の一部をなす前提神経がなんらかの作用で異常がおこることです。 犬のの治療方法・対策 症状があらわれたら、抗生物質やビタミン剤を投与します。

» 犬の外耳道の異物

犬のの症状と原因 犬は違和感から頭をよく振るようになります。また、患部周辺が腫れることもあります。原因は体を洗ったときにシャンプーや水が大量に耳の中に入った場合などで発症します。 犬のの治療方法・対策 耳の内部を脱脂綿や綿棒などで清掃します。症状が治まらない場合は病院で診てもらいましょう。

» 犬の乾性角膜炎

犬のの症状と原因 一般に流涙、羞明(まぶしがり)眼瞼痙攣などが認められることが多いです。また、結膜炎の併発や角膜混濁(透明度の消失)ある角膜の血管新生などが生じます。原因は細菌やウィルスの感染や物理的外傷、その他代謝障害などによって起こります。ドライアイは、涙腺の物理的損傷や、中耳の感染による晩の神経の傷害によっても発症します。 犬のの治療方法・対策 ほとんどの場合は原因が分かりません。その場合は対処療法として角膜と結膜を保護する意味で人工涙液などを点眼していきます。また、こまめに洗眼していくと効果的です。

» 犬の角膜裂傷

犬のの症状と原因 角膜の表面に傷がついた状態で、角膜炎によく似た症状をあらわします。 犬のの治療方法・対策 小さな傷の場合は角膜炎と同様の点眼薬による治療をおこないます。角膜を保護するために上下のまぶた(眼瞼)や第三眼瞼をそれぞれ縫い合わせて、眼帯の代わりにすることもあります。裂傷が大きかったり角膜に深い穴があいているような場合、角膜の縫合が必要になることもあります。

» 犬のホーナー症候群

犬のの症状と原因 目に異常があらわれ、瞳孔が小さくなったり、通常は隠れている瞬膜が外に露出する、目がくぼみ、まぶたがたれるなどの症状がみられます。原因は目の周りをはしる迷走神経の異常によるものです。 犬のの治療方法・対策 原因となっている病気を治療すれば治癒します。

» 犬の眼瞼外反症

犬のの症状と原因 眼瞼内反症とは逆に、まつ毛と眼瞼が外側に反転して結膜表面の赤い色をした粘膜の一部が露出した状態を眼瞼外反症といいます。おもに、顔面の皮膚がルーズな犬種に多く、例えばセント・バーナード、ブルドッグ、などに多発する先天的疾患と考えられています。 犬のの治療方法・対策 軽度の眼瞼外反は、とくに高齢犬では一般的です。この症状の犬は、毎日眼を調べ、ぬるい食塩水で湿らせた脱脂綿か市販の限洗浄液で、露出した結膜艮洗浄します。さらに重度の場合は、眼瞼をつり上げるなどの手術が必要となります。

» 犬の前房出血

犬のの症状と原因 角膜と虹彩の間の前眼房でおこる出血です。原因は外傷・慢性網膜剥離・ブドウ膜のしん形成(特にリンパ腫、血管肉腫、原発性ブドウ膜黒色腫)・ブドウ膜炎(特に猫:ネコ伝染性腹膜炎、犬:リケッチア性疾患にきいん)・凝固障害・全身性高血圧・寄せいちゅうの迷入・先天性眼異常などです。一般的には痛みはさほどなく、見た目での判断になりますが、ブドウ膜炎を併発している場合は激しい痛みがあります。 犬のの治療方法・対策 全身性の病気が原因であればその治療をおこないます。また前眼房の出血そのものは、量が少なければそのままにしておいても自然に体内に吸収されてしまいます。再出血がなければ、数日後にはもとの状態に戻ります。しかし、出血の吸収が遅れている場合は、ブドウ膜炎などのより重い目の病気を併発している事が疑われます。

» 犬のエナメル質の形成不全

犬のの症状と原因 歯の表面のエナメル質(ほうろう質)の発達が不十分なため、歯が折れやすくなります。メス犬によくみられます。 犬のの治療方法・対策 知覚過敏を起こしている場合には、エナメル質が薄かったり欠けている部分を外部から他の物質(象牙質補填剤)で覆う事によって知覚過敏をなくす事ができます。

» 犬の口唇炎

犬のの症状と原因 痛いので、足でしきりに唇をひっかきます。患部は脱毛することが多く、痛いだけでなく痒みを伴うこともあります。口唇炎は、唇に炎症が起きる病気です。原因は、物理的原因が多く、唇にケガをしてそこから細菌感染して発症します。アレルギーなどで唇に炎症を起こし、そこから細菌が入って腫れることもあります。 犬のの治療方法・対策 乾燥した唇のかさぶたをやわらかくするために、水溶性のクリームを使用することがあります。また、抗生物質と抗炎症剤の入った軟膏を局所につけたりします。基礎原因を取り除き、再発を防ぐようにします。

» 犬のファロー四徴症

犬のの症状と原因 主な症状は、運動時の呼吸困難や、チアノーゼ、疲れやすいなどです。先天性が原因と考えられます。 犬のの治療方法・対策 有効な治療が無いのが現状ですが、症状を緩和させる対処療法がおもな治療になります。

» 犬の皮膚糸状菌症(リングワーム)

犬のの症状と原因 犬小胞子菌などのカビが毛や爪、皮膚に感染したもの。かさかさしたフケが出たり、円く毛が抜けたり、膿疱や水疱が広がるなどの症状が出ます。人(特に10歳以下の子供)に感染することもあります。 犬のの治療方法・対策 抗真菌剤の内服と外用を行います。可能であれば、病変部の毛を刈って、抗真菌作用のあるシャンプーで洗います。また、再発予防のために、周囲の環境の掃除、消毒を行うのが理想的です。また、人畜共通感染症のため、飼い主にうつる場合もあるので注意が必要です。

» 犬の食物アレルギー

犬のの症状と原因 犬の食物アレルギーを引き起こす食物には、ドッグフードの主な原料として使われるものが中心です。大抵の場合、1、2種類の食物に対してアレルギー反応を起こし、それらの食物に含まれるタンパク質や炭水化物が、原因といわれています。ドッグフードの種類かかわらず、同じ材料が使われていれば、アレルギーは出る可能性が高くなります。ある食物がアレルゲンになりやすいかどうかは、その食物に含まれるタンパク質・糖タンパク質などの構造や分子の大きさに関係があるということも研究などで報告されています。免疫グロブリン(抗体)の中には、消化器官の粘膜に多く存在するものがあってその働きが弱まると、消化管の透過性が高くなり、栄養成分が大きな分子のまま、吸収されてしまいます。 そうなると、体の免疫系にとっては、異種の物質として認識される傾向が高くなって、アレルギー反応が出やすくなるともいわれます。犬の食物アレルギーの原因となる主なものには次のような食物が挙げられます。 ●卵・魚・肉類: 牛肉、鶏肉、豚肉、魚、卵 ●穀類: 大豆、小麦、大麦、ライ麦、オーツ麦、トウモロコシ ●その他: 乳製品 また、症状がアレルギーと似たもので食物不耐性があります。アレルギーとの大きな違いは、アレルギーよりも急性であることが多く、体の免疫系の過剰な反応ではないことです。例えば、ドッグフードを変えた途端に、体調がおかしくなった場合は、原因が食物アレルギーである可能性は低いと考えらます。 食物不耐性で代表的なものは、ラクトース不耐性です。これは、犬の多くが牛乳などに含まれているラクトース(乳糖)を分解する酵素であるラクターゼを十分に持っていないので、嘔吐や下痢などを起こすものです。食物アレルギーの治療法はまず、アレルゲンが何であるかを見つけることから始まります。食品添加物もアレルゲンであるという意見もありますが、これについては賛否両論です。 犬のの治療方法・対策 食物が原因となっている場合は、アレルギー用の処方食を与えます。ホコリやダニが原因である場合は、生活している場所を頻繁に掃除するようにします。また、かゆみを抑え、なめたり引っかいたりすることによって、皮膚傷害が蔓延することを防ぐために、抗ヒスタミン鋼とコルチコステロイド剤がよく使われます。頻繁にシャンプーすることで、痴皮や角化層と同時に皮膚表面のアレルゲンを取り除くようにします。

» 犬のニキビダニ症(毛包虫症,デモデックス症)

犬のの症状と原因 ニキビダニの寄生によって起こります。通常、ニキビダニは犬の毛包内(毛穴)に常在していますが、このダニが異常繁殖して毛包虫症となります。つまり、健康な犬でもニキビダニの寄生はみられるのです。ですが、通常は寄生されていても特に症状がないのに、何かをきかっけに発症してしまうのです。発症すると、局部的、あるいは全身の脱毛や、皮膚が厚ぼったくなって黒ずむなどの症状が見られるますが、かゆみはあまり伴わないません。発症の原因は未だはっきりと解明されていません。 バイ菌による二次感染が起こるとニキビ状のできものができ、患部がジクジクしてきます。治療には、駆虫用の薬剤を患部に塗布する方法や薬浴、抗生物質の投与などがありますが、完治までには長時間かかる事が多いです。毛包虫の感染経路は、まだわかっていない面が多く、多頭飼育の場合でも、かかる犬とかからない犬がいます(統計的にはテリア犬種や短毛犬種に発症が多い傾向があるようです)。 犬のには局所型と全身型があると言われています。 ●局所型(別名:落屑型) 進行は慢性的でスピードは遅いです。初期は限局性の紅斑や脱毛斑と皮膚がボロボロしきます。初期に痒みは起こりません。 ●全身型(別名:膿疱型) 始めは局所型と同じ経緯を辿りますが、病状の進行は速く、3~4日すると急速に症状の範囲が広がります。患部は膿様や湿疹様になり皮膚がただれます。二次的な細菌感染が起こりやすく、悪化すると全身膿皮症となり、更には気管支肺炎や敗血症で死にいたることもあります。 犬のの治療方法・対策 治療は脱毛の根本原因となるニキビダニを排除あるいは増殖を抑えることにあります。毛刈りと殺ダニ剤の薬浴で治療をおこない、脂漏症や膿皮症があれば同時に治療します。また、成犬や老犬の場合、基礎にある疾患を発見し治療することが重要です。また、細菌の二次感染を抑えるため、抗生物質を投与することもあります。 2次的に細菌感染を起こし、症状を複雑化させてしまうケースが多いので、症状が治まったからといって、勝手に投薬や治療をやめてしまわず、根気よくしっかり最後まで駆除してしまいましょう。一般的に症状の軽い犬でも最終的な治療完了までは1ヶ月を要するといわれています。

» 犬の天疱瘡

犬のの症状と原因 もともと人の皮膚病として古くから知られていた病気ですが、 1975年に犬でも同様の疾患が確認されました。現在は落葉性、紅斑性、尋常性、増殖性の4つの変種に分類されています。一般に口や鼻の周囲、肛門や生殖器の周囲、腋や大腿の内側などの皮膚と粘膜の境界部位などによく発症します。 症状は、まず口腔内にはじまることが9割で、その後口や鼻の周囲、肛門や生殖器の周囲、腋や大腿の内側などの皮膚と粘膜の境界部位などに大型の水疱が形成され、破裂後、びらんや潰瘍をおこします。細菌の二次感染も懸念され、尋常性天疱瘡は、致死的で大変危険な病気です。 犬のの治療方法・対策 治療法としては、抗生物質療法で細菌感染の治療を行います。また、ステロイド、免疫抑制剤による治療を長期間行います。犬ではこの他、全身性エリテマトーデス、円板状エリテマトーデス、類天疱瘡などの自己免疫疾患がまれにみられますが、治療はほとんど同じと考えられております。

» 犬の膣の病気

犬のの症状と原因 膣の内部はしばしば炎症を起こしています。膣炎は、マイコプラズマ、ウィルス感染、または膣に尿が潜まる異常によって引き起こされます。膣に炎症が起きると犬はよく陰部をなめるようになります。 犬のの治療方法・対策 膣炎は殺菌、消毒液などで膣の洗浄をおこなうとともに、抗生物質などを投与します。場合によっては外科的に切除することもあります。

» 犬の脱肛(肛門脱)

犬のの症状と原因 直腸の内層(粘膜)だけが脱腸した場合は、腫脹したドーナツ型の赤いリング状の組織が肛門から出てきます。飼い主さんの中には時々、この組織を出血と勘違いする方もいるようです。完全な直腸脱では、小さなソーセージ彗の赤い組織の→端が肛門から伸びています。肛門からの直腸の突出は、激しいいきみが原因になります。ほかの原因には、便秘、腸閉塞、膀胱閉塞 、出産などによるいきみがあります。 犬のの治療方法・対策 粘膜だけでなく直腸もはみ出した場合は外科手術が必要です。

» 犬の水腎症

犬のの症状と原因 尿が輸尿管を通りにくくなると腎盂に尿がたまり、腎臓が大きくなることがあります。これを水腎症とよびます。腎臓の配置がおかしいなどの先天性のものと、輸尿管に結石がつまったなどの後天性のものがあります。 犬のの治療方法・対策 外科的手術によって腎臓を摘出します。

» 犬の間質性腎炎

犬のの症状と原因 腎臓に炎症が起き、腎臓の機能が低下する病気です。尿の量が少なくなり色が濃くなります。また、血尿が出ることもあります。食欲不振になり、元気がなくなります。全身にむくみがあることもあります。 犬のの治療方法・対策 腎炎の原因の病気がわかれば、その病気の治療をおこないます。同時に点滴や食餌療法により、体液の量を増やして尿の量を増やし、体内の老廃物を体外に排出するようにします。悪化して、腎不全にならないように細心の注意を払って時間をかけて治療します。

» 犬の腎盂腎炎

犬のの症状と原因 腎盂腎炎には慢性のものと急性のものがあります。無症状であるケースが多く、気づいた時にはすでに腎不全にまで信仰している事もあります。臭いの強い濁った尿が出るのが特徴で、急性の場合は発熱や腹痛・嘔吐・血尿などの症状が見られます。 尿路に鬱滞があったり、細菌に感染した尿が腎盂まで広がった事により発症します。また、尿路の繋がりから膀胱炎と併発する事もあります。 犬のの治療方法・対策 感染されている箇所の治療や、尿路の異常の対処を行ったのち、長期間、抗生物質の投与による治療を行っていきます。 腎不全や膀胱炎など、他に併発している病気があれば合わせて治療します。 多飲多尿の目安 腎盂腎炎のほか、さまざまな病気の症状に挙がる多飲多尿ですが、体重1kgに対して飲む水の量が100ml以上であること・体重1kgに対して尿の量が50ml異常であることが一つの目安になります。ただし、個体差・運動後・気温・乾燥などによって一時的に水を飲む量が増えることはありますので、この目安に加えて、多食しているのに体重が減少していないか、脱毛してないかなど、他の症状と合わせて判断すると良いでしょう。もちろんできる事なら、他の症状が出てくる前の段階で獣医の方の診断を受けて下さい。 犬のの症状と原因 症状はほとんど見られませんが、尿の混濁、血尿などがみられたときは注意です。腎組織から送られてくる尿は腎杯を経由して腎盂に集まり尿管にでる。この部分が病原細菌に感染して炎症を起こすものが腎盂腎炎といわれております。 犬のの治療方法・対策 抗生物質の投与が中心になります。腎不全になっていれば、その治療もおこないます。 -->

» 犬の包皮炎

犬のの症状と原因 ペニスをつつむ包皮が病原性の細菌に感染して炎症をおこしてしまい、包皮の先端から膿が出ることをいいます。 犬のの治療方法・対策 抗生物質の投与と、包皮内を洗浄します。

» 犬の膣の脱出

犬のの症状と原因 一般的に発情期の時、性ホルモンのバランスがとれていないと、膣の一部が体の外に出てしまうことがあります。膣は傷つきやすいので、子どもを生ませるつもりでなければ、手術をして膣をとってしまった方があとの管理が容易です。

» 犬の皮内角化上皮腫

犬のの症状と原因 良性の表皮由来腫瘍で,若い雄犬に多いです。通常は単発性ですが,ノルウェージャンエルクハウンドでは多発することがあります。0.5-4cmの直径の隆起した結節状の病変で皮膚表面には穴があいてしまいます。 犬のの治療方法・対策 他の腫瘍同様、外科的手術によって患部を除去すれば治癒します。

» 犬の血管外膜細胞腫

犬のの症状と原因 米国の調査(1966~70)では、脂肪腫に次いで多くみられ、腫瘍性病変の約10%を占めています。「血管周皮腫」、「血管周囲細胞腫」とも呼ばれます。毛細血管や小静脈の外側を螺旋状に取り巻く血管周囲細胞から発生すると考えられてます。 犬のの治療方法・対策 一般的には手術により切除しますが、取り残しが多く再発するとさらに悪性化する場合が多く、部分的に生検して病理診断を行い治療法を決定しますが、広範な切除または断脚が必要であると考えられます。 また、外科的切除のほかに、補助的な療法として放射線療法やドキソルビシンによる化学療法も試みられています。

» 犬の扁平上皮癌

犬のの症状と原因 皮膚や粘膜をつくる扁平上皮の悪性増殖です。太陽光線による障害、あるいは慢性の炎症などが腫瘍化の引き金になります。老犬に多く、犬の好発部位は肢端、陰嚢、鼻、肢、肛門などの部位で、盛り上がるような増殖性の病変またはびらん性病変が作られます。局所での浸潤性は強いため、広範な切除が必要となります。 犬のの治療方法・対策 扁平上皮がんは周囲組織に広がりやすいため、周囲の正常組織を含めて手術によって切除しなければなりません。また、切除部位への放射線療法を必要とすることもあります。

» 犬の可移植性性器肉腫

犬のの症状と原因 可移植性性器肉腫は、交尾や、性器の臭いを嗅いだりなめたりなどの濃厚な接触により伝播する性器の腫瘍です。品種や性別など関係なく発生しますが、野生犬や放浪犬が沢山いたり、繁殖管理が行われていない犬が多い地域で最もよく発生します。 地域性が強いようです。またメスの方がオスよりも罹患しやすいようです。症状としては、外陰部や陰茎に潰瘍性でカリフラワー様の腫瘤が形成されます。また、生殖器以外にも臭いを嗅いだりなめたりすることから口腔、口唇、鼻腔などにも発生することがあります。細菌の二次感染を起こしていると、深部の粘膜が侵されピンク~赤色の漿液血液性の分泌物を生じたり、外性器から悪臭を帯びたりもします。腫瘍の転移の可能性はまれで、5%以下と言われています。 犬のの治療方法・対策 化学療法剤のビンクリスチン硫酸を週1回、 6週間投与することによって治癒します。このほか、放射線療法も有効です。

» 犬の基底細胞腫

犬のの症状と原因 皮膚の表皮の一番基底部にある細胞の腫瘍。悪性度が低く、他の組織に転移することは殆どありませんが、放っておくとその場所で徐々に深く浸潤していきます。従ってその治療は切除してしまうことが基本です。 犬のの治療方法・対策 腫瘍全体を周囲の正常組織とともに切除します。その結果、腫瘍ががん性の場合でも、それ以上手術を行う必要がありません。腫瘍を完全に切除することが困難な場合には、バイオプシーを行います。

» 犬のバベシア症

犬のの症状と原因 ダニを介して原虫が血液に入って貧血を起こし、ひどい場合は死に至る犬の病気です。残暑と適度な雨量によってダニの発生に好条件となったことから、市街地の一部でも発病するようになりました。治療法が充分には確立されておらず、強い薬の副作用で死ぬケースもあり、獣医師らは飼い主に注意を呼びかけられています。バベシア症は、フタトゲチマダニなどに寄生する原虫が犬の血液中の赤血球内に入って感染します。食欲不振やふらつきなどの貧血症状を起こし、歯茎などが真っ白になるという症状がみられます。 犬のの治療方法・対策 検査で寄生体が確認された場合は、貧血に対する補助治療とあわせてバベシアに対する薬物治療(抗原虫剤とステロイド剤)を行います。薬物は急速に寄生体を死滅させるものではありませんが、数を減らし犬自身の免疫が感染をコントロールできるようにします。また、犬の皮膚に付着しているマダニをつぶさないようピンセットでつまみ取って駆除します。 の関連用語: の悩み・の症状・の治療・犬の・の薬・の予防・の詳細

» 犬のカルシウム代謝の異常

犬のの症状と原因 症状は、犬が神経質になったり、運動失調・ぐったりするなど。また、水をよく飲んだり尿の量が増えたりします。上皮小体に傷がついたり、細菌に感染したり、腫瘍などができるとその働きが低下して、血液中のカルシウムの濃度が低くなり発症します。 犬のの治療方法・対策 上皮小体機能低下によって、血液中のカルシウムの濃度が低くなってしまっているので、カルシウム剤を投与して、場合によってはビタミンDを与えます。

» 犬のハインツ小体性溶血性貧血

犬のの症状と原因 「玉ネギは刺激が強いので与えない方がよい」のは、どうしてなのでしょうか。それは貧血が起きるからです。玉ネギを摂取すると、ヘモグロビンは酸化し、形が変わります。通常、球体であるヘモグロビンはギザギザした刺のある形に変化し(ハインツ小体)、血管内で赤血球等の邪魔をしてしまうのです。赤血球が、ハインツ小体に引っ掛かると溶血し、貧血が起こります。ハインツ小体は「玉ネギ」の他に「風邪薬(アセトアミノフェンを含むもの)」や「ニラ」、「ニンニク」等でも生成されます。 犬のの治療方法・対策 一般的には原因原因となっている病気を治療します。貧血が激しい場合には輸血も行われることがあります。薬物中毒の場合には,別の薬物を投与して治療します。

» 犬の糖尿病性ケトアシドーシス

犬のの症状と原因 糖尿病性ケトアシドーシスとは長い間糖尿病を放置しておくと、血液中のケトンとよばれる物質が著しく増える事があり、この物質は体に有害なので、下痢や嘔吐などの症状があらわれるほか昏睡状態におちいる事もある、危険な病気です。 犬のの治療方法・対策 治療は緊急を要します。まず即効性タイプのインスリンを注射します。また輸液をおこなって体内の電解質(ミネラル)のバランスを調整します。

» 犬のトキソプラズマ症

犬のの症状と原因 トキソプラズマ症の感染源となる虫卵(オーシスト)は、トキソプラズマに感染したネコが、一定期間、フンと一緒に排泄されます。人間を含むその他の動物にも感染する可能性があるので家庭内で十分な注意が必要です。犬の感染の可能性としては、豚などの生肉を食べた、猫の便を食べたなどが考えられます。通常は感染しても症状はでませんが、犬の免疫が異常に低下した場合、トキソプラズマの活性化が起こり病気となってしまいます。下痢などの消化器症状、筋肉の脱力、呼吸困難などが代表的な症状です。病院では感染しているかどうかの抗体検査が可能です。 犬のの治療方法・対策 コクシジウム症と同様に、潜在性の原虫感染症の影響で起こる細菌感染を抑えるために、抗生物質を使用することがあります。

» 犬の犬条虫症

犬のの症状と原因 ノミが中間宿主となって寄生する犬条虫は、よほど重症でないかぎりはっきりした症状を表さないのですが、肛門から犬条虫の片節が出て、床に落ちていたり、犬がかゆがったり、お尻をひきずって歩くといった症状がみられます。 犬のの治療方法・対策 駆虫薬を飲ませる、または注射により投与します。あとは必要に応じての対処療法を行います。

» 犬の鞭中症

犬のの症状と原因 犬鞭虫という長さ5cmぐらいの虫が、腸に寄生する病気です。寄生が少ない場合は、ほとんど症状はみられません。寄生数が多いと軟便や下痢などの消化器症状がみられます。鞭のような形をしたイヌ鞭虫が原因です。外界に排泄された虫卵が口から摂取されて感染します。 犬のの治療方法・対策 鈎虫や回虫と異なり、鞭虫はたくさんの卵を産みません。そのため、虫卵の検出による診断は困難です。駆虫剤による治療は毎月1回行い、最低でも3か月はつづけます。

» 犬のケンネルコフ

犬のの症状と原因 伝染性気管気管支炎と呼ばれるこの病気は、単一の病原体によるものではなく、いくつものウイルス、細菌などが複合して病気を起こしているものです。中でも重要なのがボルデテラと呼ばれる細菌で、それにジステンパーウイルス、アデノ 1型、2型、イヌパラインフルエンザウイルスも関係しています。イヌパラインフルエンザウイルスは非常に弱いウイルスで、アデノ1型は犬伝染性肝炎ウイルスと同様です。しかし、これらのウイルスは飛沫中に含まれて空気中を飛ぶために感染力は強く、犬の呼吸器系に感染します。しかし、致死的な感染になることは少ないとされています。 発作性の咳が特徴ですが、その程度や発熱の有無は様々です。上記のウイルスは気管支のかなり奥の方に感染しますが、細菌感染などが複合して、呼吸器系の広範囲が冒されます。症状発現から通常は1週以内に免疫ができて回復します。しかしその後も、気管の部分を圧迫したりするとせき込むことがよくあります。特徴的な症状の中で、喉になにかがひっかかったような咳をします。ときには鼻汁を出すこともあります。進行すると元気や食欲がなくなり、肺炎になることもあります。 犬のの治療方法・対策 7種混合ワクチンの中に組み込まれているアデノウィルス2型ワクチンおよびパラインフルエンザウィルスワクチンでかなりのものが予防可能です。プラズマと細菌に対しては抗生物質による治療が可能なので、感受性試験によって病原体に対して効力のある抗生物質を見つけて使います。抗生物質は飲ませたり注射するよりも、気管支拡張剤と混合して、ネブライザー(吸入器)でのどに噴霧する療法が有効です。また、移行しないような十分な看護をします。

» 犬のブルセラ症

犬のの症状と原因 一般に、ブルセラ病は 犬舎で飼われている犬に流行します。急性期には鼠径部のリンパ節が腫大しますが、下顎のリンパ節も腫大することがあります。しかし、感染しても多くの犬は臨床症状を示しません。ブルセラ菌は、感染した大の体に2年間程度とどまりますが、そのあいだに犬は免疫を獲得します。ブルセラ菌がもっとも広がりやすい時期は繁殖期間中です。感染した犬から排泄された尿、雄犬では精液、雌犬では膣のおりものから感染します。 犬のの治療方法・対策 効果的な治療法が無いのが現状ですが、対処療法としてテトラサイクリン、ストレプトマイシン、ミノマイシンなどの抗生物質の投与がおこなわれます。その効果は必ずしも満足のいくものではない可能性が高いです。

» 犬の犬伝染性肝炎

犬のの症状と原因 この病気は、 犬アデノウイルスI型=CAV-I(以降このように記します)の感染によっておこる伝染病です。発症してしまった場合重篤な急性肝炎をおこし死に至ることもある恐ろしい病気です。そして感染した犬の尿中には数カ月間にもわたりウイルスが排泄され続けるので大変感染力に富んでいます。 初期には鼻汁、 発咳、流涙とともに元気食欲の喪失、さらに41度にも達する高熱が見られます。症状が進むと黄疸、腹痛、下痢、嘔吐、そして扁桃腺の肥大などがあらわれますが抵抗力の弱い仔犬ではこの時点で急死することもあります。成犬などで回復期に移行したものには、しばしば片目に角膜炎がおこり目が白く濁って見えるようになる(ブルーアイ)を呈することがありますが、自然回復することも多いようです。 犬のの治療方法・対策 ウィルスを殺す有効な治療法はないため、対症療法・補助療法が一般的治療になります。7種混合ワクチンの中に組み込まれているアデノウィルス 2型ワクチンで予防可能です。とくに犬伝染性肝炎に対する免疫は効果的に働くので、このように他のウィルスを使っても良好な免疫ができる。

» 犬のレプトスピラ症

犬のの症状と原因 レプトスピラという細菌が、既に感染している固体からの排泄物等を経由して、その付近の水場や土壌に含まれます。それが愛犬の皮膚や口を解して体内に感染する事によって発症する病気です。 感染すると、肝臓や腎臓に甚大な障害を招く恐れがあります。レプトスピラの細菌には様々な種類がありますが、その大半が感染しても症状が出ない不顕性型で、感染していることに気づかず、また他の動物に移してしまうケースが少なくありません。また、まれにそのまま治ってしまうケースもあります。 その他に、犬型レプトスピラという出血型、黄疸出血性レプトスピラというものがあり、前者の症状は高熱、嘔吐、血便に食欲不振、結膜の充血や脱水症で、最悪の場合は尿毒症を起こして命を落とす事もあります。後者の症状は、黄疸、呼吸困難、鼻血、嘔吐に下痢などで、症状が大変重く、発病してあら一週間もたたないうちに亡くなってしまう事もあります。 犬のの治療方法・対策 まず、最も有効な方法は事前に予防ワクチンを摂取する事です。必ず定期的に行ってあげて下さい。 もしも感染してしまった場合は抗生物質の投与や点滴など、内科療法により治療を行っていきます。このとき、他の病気も発症していたなら、その病気への治療も合わせて行います。 感染対象からの排泄物や、その周囲の水たまりや土壌などを解して他の動物に感染してしまううえに、人獣共通感染症(動物だけではなく人間にも感染する)であるため、発見できたなら直ちに獣医師の指示の元に治療を受けて下さい。 犬のの症状と原因 レプトスピラ症は、 スピロヘータが原因となります。多くの犬は、感染しても臨床症状を示さず、保菌者となってほかの犬にうつしていきます。症状があらわれる場合には、腎臓に炎症を起こすか、肝臓を侵し全身性の疾患になるかのいずれかで、しばしば血尿がみられます。 犬のの治療方法・対策 症状が進まない早いうちに、原因となった傷口部分を組織ごと取り除き消毒します。その後、傷口と全身にペニシリンを投与し、菌の毒素を中和する血清を注射します。土のある場所でケガをしたら、どんなに小さな傷でも、オキシドールで十分な消毒を行います。 -->
犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。