犬の耳血腫

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犬の耳血腫の症状と原因

症状原因

耳介は、軟骨を皮膚が覆う形で構成してされています。耳介には無数の血管が張り巡らされていますが、その血管が切れ軟骨と皮膚の間に血液の成分が溜まって耳介が膨れあがります。これが、耳血腫です。比較的中型の犬に起こりやすいようです。

血管が切れる原因には、様々な耳の病気・耳の周りの炎症、外部寄生虫・異物や腫瘍、ポリープなどが誘発するケースなどがあります。症状は、不快に感じ頭を激しく振る・耳を引っかいたりなどです。軟骨に物理的刺激を与えてしまうことも考えられます。最近では自己免疫が関係しているとも考えられています。この疾患は痛みを伴い、犬は首を傾けたり、振ったりすることを頻繁に繰り返します。

犬の耳血腫の治療方法・対策

治療方法

耳介にたまった血腫の排出するために注射器で抜き取る方法があります。しかし、すぐにたまってしまい一時的な処置に過ぎません。治療は通常、処置後、血液や血清が耳異に再貯留しないように一時的に縫合します。通常は外科手術によって治療しますが、耳の形が少し変化する場合があります。

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犬の病気辞典目次(部位別)

犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。