腎臓病 : 薬物療法

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

●薬の効果だけではなく、副作用も必ず確認しましょう●

現在、腎臓病には特効薬がありません。その為、動物病院で処方される薬は補助療法を目的としたものになります。しかし、特効薬がないとはいえ、腎臓病の種類によっては薬物療法により、大きな改善を得られるものもあります。腎臓病に処方される代表的な薬はステロイド剤と利尿剤がメインとなります。

  • ステロイド剤
     ステロイドというのは副腎皮質から分泌されるホルモンの事を指します。腎臓の炎症性疾患やリポイド・ネフローゼ(ネフローゼ症候群の一種)に効果があります。使用して一週間を過ぎた頃から徐々に排尿の量が正常になる、むくみが無くなる、タンパク尿の改善等が見られ、犬が元気を取り戻しますが、この時点で勝手に薬の投与を中止してしまうと、すぐに再発してしまう可能性が高いので絶対にやめましょう。無症状になっても、医者の指示があるまでは数週間ステロイド剤の投与を続けます。その後、薬を与える量を減らして、半年以上投与します。

    ステロイド剤の使用上の注意としては、上述した通り、いくらステロイドの副作用が気になるとしても、決して素人判断で投与を止めてはいけません。また、糖尿病性のネフローゼ症候群の犬にはかえって症状を悪化させてしまう恐れがある為、使用してはいけません。

    副作用としては、糖尿病や胃潰瘍を発症させる恐れがあります。ステロイド剤の処方を受ける場合は、必ず獣医師とよく相談して投与を行いましょう。


  • 利尿剤(利尿降圧剤)
    利尿剤は排尿の量を増やすだけではなく、それに伴い、ナトリウムの排出を促すので血圧を下げる効果も持っているため、利尿降圧剤とも呼ばれています。また、他にむくみの治療にも使用されます。いくらナトリウムを排出する働きがあるとはいっても、塩分の摂取の制限を怠ってはいけません。担当医の指示に従って食事制限を行って下さい。

    副作用としては、その利尿剤の種類にもよりますが、代表的なものとしては低カリウム血症を起こす恐れがあります。これはナトリウムと共にカリウムもまた排尿の際に排出されてしまう為です。症状としては、口の渇き、だるさ、排尿の量・回数の減少、嘔吐等です。副作用を防止する為にはカリウムの豊富な野菜や果物を取るようにするとよいでしょう。

    他に、一部の利尿剤においては長期間の服用により、糖尿病を誘発する恐れもあります。親や他の兄弟に糖尿病の犬がいる場合は特に注意しましょう。

犬の腎臓病特集
特集目次
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犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。