犬の病気・猫の病気大辞典

2009年4月アーカイブ

癌 : マッサージ

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

犬の体にも人間と同じように、体中を網目のように走っている「経路」と経路状に存在する「経穴」(ツボ)があります。経路は代表的なものだけでも14本もあり、それぞれに気が巡っています。中国の医学ではこの巡りが悪くなると病気にかかったり、体の機能が低下したりすると考えられており、マッサージや鍼や灸を行って刺激する事により、病気の予防はもちろん、治療にも効果が得られます。(ただし、発熱時、空腹時、妊娠中は避けて、リラックスしている時に行いましょう)少しずつ慣らしながら行っていきましょう。

こちらでは、愛犬の健康の為に行えるマッサージの種類と、各症状に効果があるツボをご紹介致します。

代表的な犬のマッサージの種類(4種類)

<ストローク>
指同士にそれぞれ間隔を作り、クシのようにして体の表面をマッサージします。最初はゆっくり優しくとかし、犬が慣れてきたら少しずつ力を加えて早くとかします。愛犬に向けて「これからマッサージを行う」という合図になるマッサージです。

<指圧>
親指、または人差し指の腹部分を使って行います。大型犬、また筋肉質な犬種の場合は親指で、小型犬には人差し指で、足の裏等の細かい箇所は綿棒等で行うと良いでしょう。いきなり愛犬に指圧を行わずに、まず、自分で自分に目当てのツボの指圧を行い、位置の正確さ、力の強さなどの検討をつけるようにします。まず、目当てのツボの位置に指の腹部分をあて、ゆっくりと少しずつ力を加えていきます。愛犬がまんざらでもない顔をしたところで、それ以上力を加えるのを止め、3秒間押さえ続けて下さい。その後、押した時と同様に、ゆっくりと少しずつ力を抜いていきます。これを4、5回繰り返しましょう。愛犬に行う際、愛犬が気持ちよさそうな顔をすれば一番ですが、まんざらでもない顔をしていれば、まず問題ありません。身体構造上、丈夫な部分には通常通り行い、か弱い部分には通常よりも弱く行う、と言ったように力の加減をして愛犬をマッサージしてあげて下さい。

<揉み>
親指と人差し指と中指の三本で、特定の部位を挟むイメージで揉んでいきます。(愛犬の大きさ、マッサージする部位によっては親指と人差し指の日本で大丈夫です)主に筋肉が多く付いている部分(首、背中等)をほぐしてあげたいときに使います。

<円マッサージ>
人差し指か中指、またはその両方で、向かって反時計周りにマッサージします。マッサージを特定の範囲に集中して行いたい時に用います。

各症状に効果があるツボ

『心臓のトラブル』

<膻中>
胸部の正中線上にあり、喉からみぞおちまで続く胸骨の、およそ下から四分の一あたりにあります。(人間の男性の場合は両乳頭間の中央)ここに円マッサージを優しく行いましょう。気の流れを整えてくれる働きがあります。

<心喩>
心臓病に特に効果のあるツボで、背中を正面に見て、おおよそ縦位置は肩甲骨の真ん中。横位置は肩甲骨と背骨の間です。(つまり背骨を軸に左右対称に2箇所あります)ここを親指と人差し指で挟むように揉んでマッサージを行います。

『泌尿器のトラブル』

<腎喩>
腎機能の働きを整え、残尿感やその他排尿のトラブルに効果があります。お尻の上に左右2箇所、骨盤の一番高い位置があります。この位置と背骨との中間位置指を置き、そこからおおよそ背骨2個分上に移動した場所です。(ここも背骨を軸に左右対称、2箇所あります)左右から挟むように指圧を行います。

<三陰交>
後ろ足の内側、膝とくるぶしを線で結び、おおよそその線の下からおおよそ五分の二辺りです。優しく指圧しましょう。泌尿器系全般に効果があり、他に婦人病やホルモンバランスを整える働きがあります。

『皮膚のトラブル』

<血海>
膝の皿の内側上部にあります。ここを外側に向けて指圧します。皮膚病に効果がある他、ホルモンバランスを整える働きがあります。

マッサージをする前には、爪切りを済ませ、自分で一度試して位置を把握してから行うのがオススメです。

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Tタッチ

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Tタッチとは動物に優しく触れ、非習慣的なタッチを行っていく事によりその部分の細胞機能を目覚めさせ、普段使われていない脳への神経回路を活性化させて、リラックスを促したり、心身のバランスを整える事ができます。また、愛犬とのコミュニケーションとなる他、身体の異変にも早期に気付く事ができます。

タッチの強さの度合いは1~6までです。1度はまぶたをそっと触る程度、3度はまぶたをごく僅かに押す程度、6度は3度の強さの倍の強さです。通常のTタッチは2~4の強さでタッチしていきます。

Tタッチを行う前には、まず深呼吸をして飼い主がリラックスしましょう。そして優しい声で話しかけながら、側面から近づいて始めます。(この時、タッチを行っていない手も、愛犬の体に触れているようにします)嫌がる様子を見せたら、力を弱めたり、タッチ箇所を他の場所へ移しましょう。

全部で12種類のTタッチの方法と効果

①ノアのマーチ
Tタッチの最初と最後に行うものです。まず、手の平をリラックスさせ、柔軟にします。手の平全体で犬の体のラインに沿うように、数回、ゆっくりと体全体を撫でます。 ノアのマーチはTタッチの始めと終わりの合図になる他、始めに行うTタッチは特定部位の細胞を目覚めさせる効果を、最後に行うTタッチは再統合をさせる効果があります。

②アバロニのTタッチ
手の平をリラックスさせ、平らにします。犬の体に置いて、左回りにぐるっと「1周と4分の1」、円を描くようにタッチします。(イメージとしては、手の平を時計の短針に置き換えて、文字盤の6時の位置から一周して、更に4時くらいまで円を描く) 怪我や病気を患っている犬や、神経質で臆病な犬に安心感をもたらし、恐怖を取り除いてリラックスさせる事ができます。特に肩の緊張と痛みを軽減させる事に最適です。

③クラウデッドレパードのTタッチ
手の平を少しだけ丸めて、指を軽く閉じ、指先(先端から腹部分にかけて)を使って行います。まず手を頭の中心に置いて、左回りにぐるっと「1周と4分の 1」円を描くようにタッチします。1回円を描いたら、そのまま体をすべる様に背骨に沿って移動させて次の円を描き、これを背中まで描き終わったら、直線状に行います。他に、臆病な犬には四肢それぞれに付け根からつま先までこのTタッチを行うと良いでしょう。臆病、緊張しやすい等、神経質な犬に効果があります。他にもしつけを行う際や競技会、ショー等に出る際に自信を持たせる為に行うのもお勧めです。

④ラクーンのTタッチ
指先を90度の角度まで曲げて、人差し指から小指までの指の先端部分のみ使って行います。(親指は特に曲げずに体に添えるようにしますが、触れさせる事が難しい僅かなスペースに行う場合は触れていなくても構いません)行う箇所は背中と四肢の全体。可能な限り弱い力で、それぞれ左回りにぐるっと小さな円を「1周と4分の1」描くようにタッチし、1回円を描き終えたら、そのまま体をすべる様に移動させて次の円を描いていきます。股関節形成不全の痛みの緩和や、尾や足を失ってしまった犬の精神面に効果があります。1つの円を1秒かけて描くようにしましょう。

⑤タイガーのTタッチ
虎の爪のように、指を同間隔に広げて曲げます。指先で左回りにぐるっと「1周と4分の1」円を描くように優しくタッチします。(親指は描けなくて構いません)これを首と体に行います。湿疹が出来ていたり、かゆみを感じている箇所があれば、力を弱めてゆっくり描きましょう。炎症や傷がある箇所は清潔な布をかけ、その上から行うと良いでしょう。かゆみを和らげたい場合や、愛犬を落ち着かせる際に役立つタッチです。

⑥ラマのTタッチ
指の背(第2関節から付け根の部分)や手の甲を使って行います。脇腹を弱い力で、左回りにぐるっと小さな円を「1周と4分の1」描くようにタッチしていきます。触られる事を嫌う怖がりで神経質な犬に効果があります。

⑦パイソンTタッチ
手の平を平らにして、体に置き、優しくゆっくりと上に向かって少しだけ持ち上げます。そのまま数秒間動きを止めて、その後、持ち上げたときよりも2倍のスピードで元の位置に戻します。行う場所は体や四肢の全体です。体の場合は距離は均等にして行い、四肢の場合は足を握るようにして行います。臆病な犬、不安な犬に自信を持たせる事ができるタッチです。

⑧ジグザグのTタッチ
指を開き、指を軽く曲げて、肩から助骨を通って腿までを左右にジグザグ動かしながらタッチして行きます。落ち着かせたい場合は始めは速く動かし、徐々にゆっくりとした動きに変えて行い、逆に元気にさせたい場合は常に早いタッチで行いましょう。 上述したように、なかなか落ち着かない犬や、控えめな犬に行うと良いでしょう。

⑨タランチュラのTタッチ
使用するのは親指、人差し指、中指の3本ですので薬指と小指は楽にたたんで下さい。まず両手の親指と人差し指で三角形を作ります。その後、両手の人差し指を1.5cm程離して隙間を作ります。中指は人差し指の外側に楽に置く程度で構いません。この両手の形がタランチュラのTタッチと呼ばれる所以です。まず、尾の部分にこの形にした両手を置き、タランチュラが一歩、前足を踏み出すように両手の人差し指のみ前に2.5cm程前に出します。次は両手の中指を前に出します。この時両手の親指も皮膚を持ち上げるようにして付いて来るようにします。この1連の動作が終わったとき、両手の形は最初の形になるようにしましょう。これを何度も繰り返し、背中を通って、頭、鼻まで進ませます。(最初から最後までスムーズに流れるように動かさなければいけないので、まずは何もないところで練習すると良いでしょう)もし怖がる場合は、頭から尾へ向かって行いましょう。このTタッチは循環を高める効果、体に触れられる事に慣れる効果があります。

⑩耳のTタッチ
耳のTタッチは大きく分けて2種類存在し、1つは親指で耳全体の表面に小さな円を描くように優しく行うものです。もう1つは愛犬の状態に合わせて行い方が変わるもので、最もオーソドックスな形は片手で愛犬の頭を押さえ、もう片方の指で耳を軽く挟んで撫でていくものです。挟み方は、まず親指が上に来るようにコブシを作り、親指を上げて"Good"のジェスチャーにした後、親指と人差し指の間に愛犬の耳を入れて、親指をそのまま倒し、「親指の全体」と「人差し指の側面」で挟むようにします。親指で耳の付け根から先端に向かって、直線的に撫でていきますが、全体に満遍なく行うようにする為、親指の位置をずらし、平行方向に何回か繰り返し必要があります。愛犬が垂れ耳の犬種であれば耳を地面と並行になるように優しく持ち上げてください。リラックスさせたい場合は撫でる速さを遅くして、より優しく撫でてあげましょう。活発、おてんばな犬をリラックスさせる効果がある他、循環機能を安定させる効果もあります。

⑪口のTタッチ
タッチを行わない方の手で愛犬の顔を安定させたら、まずは口元に触る事に慣れさせる為、最初はマズル部分にノアのマーチのTタッチを行います。口元に触られる事に慣れてきたら、そのまま指を唇と歯茎の間に滑らせ、歯茎に沿うようにクラウデッドレパードのTタッチを行います。頻繁に吠えてしまう犬や、神経質な犬に効果が期待できます。ただし、このTタッチは行っている最中に、噛み付かない事が確実な犬にのみ行いましょう。

⑫しっぽのTタッチ
片手で体を安定させ、もう一方の手で尻尾を優しく持ちます。そしてそのまま丁寧かつ慎重に尻尾をひっぱります。愛犬が落ち着いてきたら尻尾の付け根に近い所を持ち上げ、両方向に円を描くように動かします。この時は体を抑えていた手は、おしりに当てて安定させてあげましょう。臆病、またはそれによって周囲に攻撃してしまう犬に効果があり、また、立ち上がれない手術後の犬や、股関節形成不全の犬などの改善を促します。

毎日のTタッチ実行表を作り、それぞれのTタッチを行った結果を記して、やり方を工夫、改善し、愛犬に一番適したやり形でTタッチが行えるようにすると良いでしょう。

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アロマテラピー

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アロマテラピー自体には病気を治療させる事はできませんが、病気の予防等の健康維持目的や、他の治療法によるストレスや不安の軽減を目的として、単体、または併用して使用されています。犬は臭いと事象を関連付けて覚える為、犬が嬉しい時、楽しい時、リラックスしている時にアロマテラピーを行い続けていく事によって、その後、嬉しい時、楽しい時、リラックスしていない時でもその臭いを嗅ぐと、嬉しい、楽しい、落ち着く、という気持ちになり、様々な効果が見られるのです。このカテゴリーでは、目的別に効果的なエッセンシャルオイルをご紹介します。

安らぎをもたらす、落ち着かせる
ラベンダー
カモミール
サンダルウッド
プチグレン


元気にしてあげる、心身の疲労回復
ローズマリー
ペパーミント
レモングラス
ゼラニウム


気持ちを前向きに、気弱な犬に
オレンジ
グレープフルーツ
ローズ
ベルガモット


臭いが気になる犬に、殺菌効果
ティートリー
ペパーミント
ラベンダー
ローズマリー

アロマテラピーを行う際は、ペットはもちろん、飼い主もパッチテストを行ってから使用しましょう。飼い主のパッチテストのやり方は、エッセンシャルオイルを植物油で1%以下に薄めて、手首等に少量塗布し、様子を見ます。(可能であれば24時間)犬へのパッチテストは、同じ要領で行いますが、薄める度合いは0.1~0.25%です。皮膚の柔らかいところに少量塗ります。飼い主も犬も、もし炎症やかゆみ等の異常が見られたら直ちに大量の水で洗い流します。

また、以下の行動が見られた場合は直ちに換気をし、使用を止めてください。
  <クンクンと辛そうな声で鳴く>
  <よだれが多くなる>
  <体を壁や床に擦り付ける>
  <くしゃみをする>
  <うろうろと歩き回る>

上記のエッセンシャルオイルはもちろん、その他にもショウブやクスノキ、ラベンダーストエカス等、人間には問題なくても犬に使用すると様々な問題を起こす恐れのあるエッセンシャルオイルもあります。アロマテラピーを始める際には、獣医師や専門家に相談すると良いでしょう。

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癌特集 : ハーブ

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ハーブ療法は、西洋医学の薬物療法に使われる医薬品とは違い、症状の苦痛をゆっくり取り除きながら、病気の原因その物を取り除き自然治癒力も高める、人間が幾年月をかけて受け継いできた治療法です。このカテゴリーでは犬に多い病気別に、効果のあるハーブをご紹介します。

心臓病
イチョウ
ガーリック
ホーソン
カイエンヌ


肝障害
リコリス
バードック
ダンデライオン
マリアアザミ
ボリジ
フラックス


てんかん
バレリアン
スカルキャップ
パッションフラワー
イチョウ
ゴツコーラ
ホップ


皮膚炎
レッドクローバー
ボリジ
バードック
ネトル
カレンデュラ
フラックス


膀胱炎
カウチグラス
マシュマロウ
スリッパリーエルム
リコリス
エキナシア
クランベリー


関節炎
クロフサスグリ
ユッカ
アルファルファ
ナツシロギク
ショウガ
ボリジ


下痢
スリッパリーエルム
オオバコ
カモミール
ラズベリーリーフ
マシュマロウ
ネトル


外耳炎
マレインオイル
ガーリックオイル
セントジョンズワートオイル


痴呆
イチョウ
ペパーミント
セントジョンズワート
ゴツコーラ

ハーブは、生のハーブやドライハーブ、フリーズドライやチンキ等、そのハーブごとに様々な形で扱われています。入手法としてはハーブを取り扱っているショップや、ネットショップから比較的容易に入手できます。また、家庭菜園等で育てる事が可能なハーブも多く存在します。

ハーブは単体でも複数でも使用できますが、特定のハーブにアレルギーを持っている犬もいますので、アレルギー反応テストを行ってから与えるようにしましょう。テストの方法ですが、チンキであれば、そのまま。それ以外であれば、水と混ぜてやわらかくしてから少量皮膚に塗る。皮膚がかゆみが見られたり、赤くなったりした場合はアレルギーの可能性がありますので、そのハーブの使用を控えましょう。

人間には問題なくても犬に使用すると様々な問題を起こす恐れのあるハーブもあります。ハーブを始める際には、獣医師や専門家に相談すると良いでしょう。

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癌 : バッチフラワー

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現在、世界中で作られているフラワーエッセンス。その元祖と言われているのがバッチフラワー療法です。これはイギリスの医学者エドワードバッチ博士が、「病気とは負の感情が原因となって起こるもの」として、その改善には野生の植物から作られたレメディが効果的である事を発見し、その後の人生を費やして完成させた、38種類のレメディによる治療法です。

ここでは症状別のお勧めレメディをご紹介します。

恐怖や不安により、臆病になったり、緊張したり、悩んだりしている
<アスペン>

症状:原因不明な恐怖により、臆病になり、吠える
効果:抽象的な不安、悩みが解消される
<ロックローズ>

症状:他の動物や物質に対して動揺している
効果:様々な対象に冷静に対処できるようになる

<ミムラス>

症状:特定の原因に対する恐怖や緊張等
効果:心の負担から開放されて、精神が安定する
<レッドチェストナット>

症状:大切な存在への心配、留守番時の不安
効果:落ち着いて大切な存在を見れるようになる
<チェリープラム>

症状:イラついて暴れたり、自傷行為を行う
効果:冷静、落ち着きを取り戻す


様々な物事に無関心、虚脱感による消極的な行動
<オリーブ>

症状:疲れている様子が見て取れる
効果:物事に興味を持たせる
<マスタード>

症状:鬱状態になっている様子が見て取れる
効果:鬱状態を解消し、前向きにさせる
<ハニーサックル>

症状:以前の環境を引きずり、何事にも無関心
効果:過去に囚われず、今を見つめるようになる
<クレマチス>

症状:ぼーっとしている事が多い、気力がない
効果:現在の環境に目を向けられるようになる
<チェストナットバッド>

症状:飽きっぽく、同じ失敗を繰り返す
効果:自分に興味のない事でも向き合える
<ホワイトチェストナット>

症状:不安や悩みにより、落ち着きがなくなる
効果:精神が安定し、周囲に頭を使えるようになる
<ワイルドローズ>

症状:何をしても反応が著しい、無気力状態
効果:積極的に前向きにさせる事ができる


自信がなくなっている、落ち込んでいる
<セラトー>

症状:自信が持てず、自発的な行動を起こせない
効果:自分の判断で動けるようになる
<ホーンビーム>

症状:何事にも意欲を持てない
効果:意欲を持てるようになる
<ワイルドオート>

症状:楽しみを感じられない、現状に不満
効果:精神が安定し、現実を見つめるようになる
<ゲンチアナ>

症状:特定の原因による酷い落ち込み、疑り深い
効果:物事を疑わずに判断できるようになる
<ゴース>

症状:絶望、幻滅に打ちひしがれている
効果:希望を持てるようになる
<スクレランサス>

症状:優柔不断で、気まぐれな気分屋
効果:自信を持って判断、行動できるようになる


寂しがり屋で、我侭な行動を起こす
<ヘザー>

症状:孤独を嫌い、吠えたりして関心を得る
効果:落ち着いて周囲の事も考えるようになる
<インパチエンス>

症状:神経質で勝手に行動する為、孤独になる
効果:他からの干渉を受け入れるようになる
<ウォーターバイオレット>

症状:寂しがりだが、打ち解けられず、干渉を嫌う
効果:周囲に対して自然に対応するようになる


周囲の影響を受ける
<アグリモニー>

症状:不安を感じていても、無理して明るく振舞う
効果:無理はせずに周囲を受け入れるようになる
<セントーリー>

症状:主張が苦手で、ストレスを抱く
効果:自分の意見を持てるようになる
<ウォールナット>

症状:環境の変化等により、逃避したがっている
効果:現状を受け入れるようになる
<ホリー>

症状:周囲に吠えたり噛み付いたりする
効果:周囲に落ち着いて対処できるようになる


自身の問題により、周囲に迷惑をかける
<バイン>

症状:支配欲が強く、攻撃的になる
効果:支配しなくても、自分を保てるようになる
<バーベイン>

症状:見栄っ張りで興奮しやすい
効果:自分自身を理解し、行動できるようになる
<チコリー>

症状:独占欲が強く、縄張り意識が強い
効果:相手を思いやる気遣いが可能になる
<ロックウォーター>

症状:自分に厳しく、仕事や習慣を無理して行う
効果:無理せずに振舞えるようになる
<ビーチ>

症状:我侭で、自分が嫌な事には従わない
効果:寛容になり、周囲を許容できるようになる


精神的に追い詰められてしまう
<エルム>

症状:責任感による自信喪失(母犬や職業犬)
効果:自信がつき、プレッシャーに負けなくなる
<ラーチ>

症状:自信を持てず、やる前からあきらめてしまう
効果:精神が安定し、物事に取り組めるようになる
<パイン>

症状:いつも自分を責めて、罪悪感を抱えてしまう
効果:状況を的確に捉え、判断できるようになる
<ウィロー>

症状:すねたり落ち込んだり、被害者意識が強い
効果:事態を正しく把握し、前向きになる
<スィートチェストナット>

症状:精神的苦痛により、絶望に駆られる
効果:希望を持ち、行動できるようになる
<スターオブベツレヘム>

症状:過去のトラウマにより、傷つきやすい
効果:悲しみが軽減し、今に目を向けるようになる
<オーク>

症状:疲労していても無理をしてしまう
効果:心身に負担をかけないように行動する
<クラブアップル>

症状:常に体を舐めたり、排泄を嫌う等の潔癖症
効果:過度な気遣いをしないようになる

バッチフラワー療法は薬物療法とは違い、感情のバランスを安定させ、維持させる事で、状態の改善を図ったり、他の病気の治療法の後押しさせたりする事を目的として用いられています。その為、副作用はなく、他の治療法と組み合わせても問題ありません。

これら38種類のレメディを用いるバッチフラワー療法を起点として、現在では全世界でフラワーエッセンス療法が認知され、一般に用いられるようになりました。後ほど解説する、Tタッチ・マッサージの際に使うのも大変有効です。

バッチフラワーを行う際に最も重要な事は、『その時の愛犬の状態に最も相応しいレメディを与える事』です。その為には、日頃から愛犬の状態を把握しておく必要があります。状態が変われば、それに伴ってレメディも変えていきましょう。人間よりも動物の方がより早く効果が現れるとされていますが、動物においても、やはり効果の現れには個体差があります。一般的に効果が現れるのは3~10日とされています。

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手作り食に関する知識

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現在、愛犬のご飯に、手作り食や生食を与える飼い主が大変増えてきました。手作り食は市販フードに比べて栄養面、安全面ではるかに優れているからです。しかし、手作り食を与えるにしても、市販フードと具体的にどう違うのか、どのように与えれば良いのか、様々な疑問や不安があるかと思います。このページでは、そんな犬の手作り食に関する情報を順番にご紹介していきます。

手作り食の特徴

『安全な素材を選ぶ事ができる』
市販フードの場合、それぞれに材料表記がされていますが、新鮮な物を使っているか 、どの部分を使っているか、やはり消費者が知る事ができない部分があります。

『添加物や保存料等を与えないようにできる』
基本的に、手作り食の場合は、1日で食べきってしまいます。そのため、合成添加物等 を使う必要がありません。

『酵素を与える事ができる』
栄養を消化、分解、吸収させる酵素を、市販フードより格段に多く与える事ができます。また、愛犬が生食を受け入れられるのであれば、生食を与える事で、より酵素を多く 摂取させる事が出来ます。

『愛犬の状態に合わせた食事を作る事ができる』
年齢、体重、アレルギー、妊娠時、病気の際の食事療法等、現在の愛犬の状態に相応しい食事を与えられます。

与える量に関してはその犬ごとの代謝エネルギーによるところが多いため、便の状態や、体重の増減を毎日チェックして調節すると良いでしょう。一つの目安としては、便がやわらか過ぎるなら与えすぎです。逆に硬過ぎれば与えなさ過ぎです。そして手作り食を与えるならば、栄養補助としてサプリメントも用意しましょう。これは、犬に必要な営養素のビタミンやミネラルが食物からは摂取しづらい為です。天然素材の物がベストです。特に、酵素(消化酵素)は常に与えてあげたい必須品です。

食事の内容

食事の内容ですが、メイン食材とサブ食材を用意します。メイン食材は肉と魚です。肉は鶏肉や牛肉、豚肉等。魚は白身を与えるのが良いでしょう。脂の強い物や骨の多いものは選ばないほうが無難です。可能であれば天然のものを与えましょう。

サブ食材は野菜、果物、穀類タンパク質製品です。野菜は緑黄色野菜や淡色野菜、根菜類等、旬のものを取り入れるとよいでしょう。果実は酵素を多く含みますが、糖分が高いので与えすぎは禁物です。また、冬の寒い時期や消化の悪い果実は与えないようにしましょう。犬の場合、果物を一切食べない子もいます。その場合は与えなくても大丈夫です。穀類は、白米、玄米、大麦、小麦等で、タンパク質製品は豆腐やおから等です。

食事のバランスは、体質や運動量等によって個人差がありますが、目安は以下の通りです。

幼年期~壮年期 ... 肉・魚:野菜:穀類 = 7:2:1
中年期~老年期 ... 肉・魚:野菜:穀類 = 5:3:2

※もし既に市販フードを与えていて、途中から手作り食に切り替えたい場合は、いきなり切り替えるのではなく、今まで与えていた市販フードに手作り食を少し入れ、その分市販フードを減らします。それから1~2週間程かけて、手作り食の割合を増やし、切り替えます。

犬は人間と違い、毎日同じ物を与えても精神的な負担を感じたりはしませんが、愛犬は"家族の一員"なのですから、やはり出来るだけメニューは多く用意しておくと良いでしょう。新鮮で栄養があって安全な手作り食。皆さんも今から始めてみてはいかがでしょうか?

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癌 : ペットフードに関する知識

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現在、犬に対する食事には、大きく分けて「市販フード」と「手作り食」の2つの形があり、それぞれに加熱処理を行った物と、非加熱処理(生)の物とがあります。もちろん市販フードは手作り食に比べて、栄養面や安全面、栄養吸収率、自由度等においてはるかに劣ります。それでも事情により、手作り食を与える事が叶わない場合には、せめて大切な愛犬の為に、より詳しい知識を身に付け、出来うる限り望ましい食事を与えるようにしましょう。

ペットフードの種類

ペットフードには、「ドライ」、「セミモイスト」、「缶詰」の3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

『ドライフード』
 水分含有量が全体の6~10%と、かなり少なく、保存に向き、手軽に与える事が出来ます。しかし、熱処理を行っている為、栄養を分解・吸収する働きを持つ酵素が失われているので、たとえ完全栄養食や総合栄養食をうたっているペットフードでも、その栄養を摂取出来ないまま体外に排出されてしまいます。その為、糞便量を増加させます。

『セミモイストフード』
水分含有量は全体の15~30%。飼い主の受けを良くする為に着色料が使われているケースも多く、他にも多量の添加物使い、消費期限を長くさせています。この添加物の中には貧血等の諸症状を起こす恐れのある物もあるので注意が必要です。

『缶詰フード』
水分含有量は全体のおよそ75%と、ペットフードの中で最も高く、しっかり密封されています。ドライフードに比べると、こちらの方が好む犬が多いようです。しかし、それでも手作り食と比べると摂取させる営養素の自由度は低いです。

ペットフードを選ぶ時の注意

①必要量の表記の仕方をチェックする
1日の必要量がグラム数だけで表記されている物よりも、代謝可能エネルギー量でも表記されている方がより望ましいです。

②ラベル表記が不鮮明な表記の物は避ける
例えば「肉類」、「副産物」等のようなあいまいな表記ではなく、「鶏肉」と言ったような鮮明な表記をしているものを選ぶようにする。)

③原材料の表記をチェックする
主要原材料の項目の最初から3つ目以内に動物性タンパク質が表記されている物を選ぶ。表記されている場合も鮮明な表記がされている方がより望ましい商品です。

④賞味・消費期限が短い物を選ぶ
賞味・消費期限が長いと、強い保存料が使用されてしまっている可能性があります。安全なものを新鮮なうちに与えるようにしましょう。

⑤植物性由来輸出物質や、ビタミンC等の安全性の高い物を添加物に使っている物を選ぶ
逆に気をつけたい添加物は「セレン化合物」、「BHT」、「BHA」、「エトキシキン」、「亜硝酸ナトリウム」、「食用赤色の3号、104~106号」「食用青色の4~5号」、「プロピレングリコール」等です。

市販フードを与える際には、これらのポイントに気をつけながら最も良いと思われるペットフードを選び、且つ低温低湿な場所に保存し、一度封を開けた物は、可能な限り早めに使い切るようにしましょう。

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癌 : 食事による病気対策

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胃腸が食べ物の消化、吸収、排泄を行う機関だと言う事は誰もが知っている事でしょう。人間も犬も、生きる為に必要な栄養素を、この機関から摂取しているのですから、胃腸が正常に働くからこそ、健康を維持出来ると言っても過言ではありません。では、胃腸が免疫機能の役割も担っていた事は、ご存知でしたでしょうか?胃腸には体内に入って来た有害な物に対して、嘔吐や下痢等の手段によって早急に体外へ排出させる働きや、腸内に存在する良い細菌により、体内に存在する有害物質が広がるのを抑える働きを持っています。もし万が一、この働きが低下してしまったり、機能しなくなってしまうと、それこそ免疫疾患を原因とする様々な病気を発症させる恐れがあります。

では、その胃腸の健康、ひいては体の健康のために、どのように食事に気をつければいいのでしょうか?そのカギは『プロバイオティクス』と『消化酵素』にあります。

●プロバイオティクス
体内の有害物質の働きを抑制させる細菌(善玉菌)のことをプロバイオティクスと言います。このプロバイオティクスが正常に働いていると、腸内の細菌バランスが整えられ、免疫機能を高める事により、様々な疾患のリスクを引き下げる事が可能です。主なプロバイオティクスの摂取方法はヨーグルトや、サプリメントです。 逆に、プロバイオティクス等の細菌や微生物の働きを弱めてしまうものは、化学添加物と化学薬品です。その為、与える食事はオーガニックの物が理想です。

●消化酵素
まばたきや呼吸を始めとする体のすべての働きに消費される酵素。消化酵素のはその名の通り、食べ物を消化する際に消費される酵素です。つまり、酵素不足に陥ると、食べ物の栄養が十分に吸収されないまま体外に排出してしまう事になります。では、一体何が酵素不足に繋がっているのでしょうか?

現在、多くの酵素不足を招いている原因はペットフード(ドライフードや缶詰)です。すべての酵素は熱に弱く、ペットフードは加熱処理の際にその多くが失われてしまいます。また、ペットフード以外であっても、熱処理を行った食事に関しては同じく酵素不足を招いていると言えます。たとえ「総合栄養食」、「完全栄養食」とうたわれているペットフードでも、熱処理により酵素が失われているならば、その豊富な栄養は完全に吸収される前に排出してしまい、まったくその意味を成しません。

このような酵素不足の食事は、犬が栄養を十分に摂取できない慢性酵素不足を引き起こし、胃腸の働きを低下させ、その低下した胃腸の機能を回復させる為に、他の内臓を始めとする体の細胞や機関を動かす際に必要不可欠である貴重な代謝酵素を消費してしまい、あらゆる危険を呼び込む事になります。体の健康を維持する為にも、消化酵素が十分に含まれた食事を心掛けましょう。

主な酵素の摂取方法は、熱を通さない生肉、生魚、野菜、果物や、発酵食品(納豆、ヨーグルト等)に豊富に含まれています。しかし何らかの事情により、どうしてもペットフードしか与えられないと言う場合は、酵素を補給する健康食品やサプリメントと一緒に与えると良いでしょう。他にも食物繊維やオリゴ糖を摂取し、プロバイオティクスの効果を引き上げたり、動物性タンパク質を摂取し、消化器官の働きを促しましょう。

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末期癌の対応法

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●判断を下す飼い主の苦痛は計れません。愛犬にとって一番良い方法を選びましょう●

愛犬が末期ガンにかかり、治療できる見込みがない場合、身体的苦痛を取り除いて、安らかな最期を迎えさせてあげる為の対応を取ります。犬は死を理解できない為、人間と違って精神的な不安を取り除く必要はありません。体の痛みを軽減させる事に努めましょう。痛みを和らげる主な対処としては放射線治療と鎮痛剤の投与があります。

ガンの痛みは神経が腫瘍による 圧迫を受けて起こります。中でも骨肉腫のような骨に転移するガンの痛みは他のガンと比べて大きな苦痛を伴います。

飼い主さんの選択

治療が不可能な末期ガンになってしまった場合、飼い主の皆さんは次の選択肢の内、いずれかを選ぶ事になります。

  • 心の整理をつけた時点で愛犬を安楽死させてあげる
  • 身体的苦痛を取り除く副作用のない薬のみを使用し、薬の効果がなくなったら安楽死させてあげる。
  • 治る見込みがなくても時間と費用をかけて、最後まで抗ガン治療を行う。

そして、痛みに苦しむ愛犬を介護する飼い主の精神的苦痛も計り知れません。飼い主は愛犬の苦痛を可能な限り取り除き、気持ちの整理をつけ、家族が納得できる方法を選び、愛犬との残された時間を幸せに過ごせるようにしましょう。

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犬の鼻腔腫瘍

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●多くの治療法を用いて治療を行う腫瘍。 それでも変形した顔が元に戻る事は大変難しいです●

犬の鼻腔腫瘍の症状と原因

鼻の長い長頭腫がかかりやすい 鼻腔腫瘍は鼻腔や、副鼻腔に腫瘍が発症します。種類は腺ガン、扁平上皮ガン繊維肉腫などがあり、症状は膿性の鼻汁、鼻血、いびき、くしゃみによる呼吸困難。他には眼球突出等の顔面変形が見られます。鼻の内側に出来る主要な為、早期発見が難しく、顔が変形してから来院するケースがほとんどです。タバコの副流煙が原因とも言われていますが、正確な原因は不明です。

犬の鼻腔腫瘍の治療の方法

主にCT検査により腫瘍の診断をします。外科的切除が難しい部位に腫瘍が発生するので外科手術では腫瘍の一部分を掻き出すのが精一杯です。その為、放射線治療が鼻腔腫瘍の治療法のメインとなります。抗がん剤治療と併用するケースもあります。

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犬の脾臓腫瘍

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●様々なケースがある脾臓腫瘍。転移する恐れがある為、検査は念入りに行います●

犬の脾臓腫瘍の症状と原因

脾臓に発症する腫瘍は、良性、悪性のもの、原発性のもの、転移性のものがあり、腫瘍の内の3分の2は血管肉腫であるとされています。お腹が膨れる、腹部にしこりができる。食欲は変わらないなどの症状があり、最悪の場合、脾臓が肥大して破裂し、出血を起こして死亡する恐れもあります。原因は未だ不明です。

犬の脾臓腫瘍の治療の方法

転移しやすい症状の為、ルーチン検査、X腺検査、超音波検査、バイオプシー等の検査で転移があるかないかをしらべ、外科的処置が可能であれば腫瘍を切除します。外科的処置以外には抗がん剤療法が行われます。

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犬の膵臓腫瘍

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●外科的処置により、別の病気を発症しかねません。獣医と方針をよく検討しましょう●

犬の膵臓腫瘍の症状と原因

膵臓に出来る腫瘍の多くは、インシュリンを分泌するインシュノリーマという腫瘍です。腹部にしこりが確認できるものの、むしろ急激に元気がなくなったり、ふらついたり、歩行異常等の低血糖による症状で発症に気付くケースがほとんどです。他にも嘔吐、食欲不振、腹部のしこり、黄疸、痙攣といった症状が見られます。発症の原因はまだ解明されていません。

犬の膵臓腫瘍の治療の方法

ルーチン検査、X線検査、超音波検査等で診断し、低血糖の原因を探します。外科的手術が可能であれば膵臓内の腫瘍を切除します。しかし手術により糖尿病を併発する恐れがある為事前に獣医師とよく話し合いましょう。他の対処として支持療法、抗がん剤投与といった治療法があります。

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直腸癌

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●愛犬の排便の確認はガンの症状以外の事に関しても重要です。毎日行いましょう●

直腸癌の症状と原因

直腸の中にポリープ等が出来る事によって、便の通過が悪くなり、増殖性が強い腺ガンを発症するのが代表的なケースです。この腺腫様ポリープによるガンは、リンパ節や肝臓や肺に転移する恐れがあります。症状は下血、血便、困難な排便、便の扁平化等である為、比較的早期発見がしやすい腫瘍です。症状が悪化していくと下痢や結腸症を起こし、徐々に痩せていきます。発症の原因は食事にあります。低線維食をとることにより、胆汁や脂肪が蓄積し、結腸炎等を起こし、直腸の腫瘍に繋がるとされています。

直腸癌の治療の方法

直腸検査やレントゲン検査、超音波検査、内視鏡検査等を行い診断し、早期であれば外科的切除を行います。早期に切除出来れば完治の可能性が高い病気です。他に、化学療法や放射線療法を行うケースもあります。

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卵巣腫瘍

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●外科的切除により治療が可能です。脱毛の症状に注意し早期発見しましょう●

卵巣腫瘍の症状と原因

卵巣腫瘍には数多く腫瘍の種類が存在します。大きく分類すると、皮質性腫瘍、類組織性腫瘍、卵生腫瘍の3種類になります。中でも皮質性腫瘍の1つ、顆粒膜細胞腫が卵巣腫瘍のおよそ半分を占めています。症状は性周期が不規則になったり、脱毛が見られたりします。症状が悪化すると、腹部が膨張し、嘔吐や腹水も見られます。他の部位に転移する恐れもある為、早期発見を心がけましょう。発症原因は不明です。

卵巣腫瘍の治療の方法

触診で腹部の大きなしこりを確認する事ができます。外科的療法により、卵巣、子宮の摘出を行います。術後の転移はあまり見られず、転移がなければ治癒します。

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膀胱腫瘍

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●早期発見が可能な腫瘍です。メスの愛犬の飼い主は注意してあげましょう●

膀胱腫瘍の症状と原因

尿路系の腫瘍の中で最も多く見られる腫瘍で、オスよりもメスに多く見られ、また、若年よりも老齢に多発します。膀胱腫瘍の代表的な症状は血尿です。早期発見が出来るため、早期治療が可能です。正確な原因は未だ判明していませんが、食べ物(食生活)等の様々な要因によって発症すると考えられています。

膀胱腫瘍の治療の方法

まず、血液検査で腎臓をチェックし、続いてX線検査や細胞検査、超音波検査等を行って膀胱腫瘍の診断をします。切除が可能なケースであれば、外科的処置を行いますが、切除が不可能なケースもあります。抗がん剤や消炎剤が効果をあげる可能性もありますので、これらの処方についても獣医師と話し合って決めましょう。

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肝臓腫瘍

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●腫瘍の広がり次第で手術が可能か、不可能かがわかれる腫瘍です●

肝臓腫瘍の症状と原因

肝臓はいくつもの葉に分かれています。肝臓腫瘍はその内の1つだけに発生するケース、複数に発生するケース、すべてに発生するケースと3種類に分かれます。腹部がふくらみ、食欲がなくなるのが主な症状です。犬の肝臓ガンの原因の多くは他の臓器で出来た腫瘍が肝臓に転移して発症します。ちなみに、肝臓腫瘍が他の臓器へ転移する事はあまりありません。

肝臓腫瘍の治療の方法

血液検査、X線検査、超音波検査等を行い診断し、転移している葉が1葉のみであれば、外科的療法による切除が可能です。しかし、肝臓に広く転移してしまっている場合や、腫瘍のある場所が複雑な場合は手術自体を行うか行わないかを、よく獣医師と話し合って決めます。

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消化管腫瘍

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●その名の通り、消化器に関わる症状が見られる腫瘍です●

消化管腫瘍の症状と原因

消化管には様々な種類の腫瘍が発症し、代表的なものだけでも、リンパ腫、リンパ肉腫、脱ガン等があげられます。これら消化管腫瘍の主な症状は、嘔吐、下痢、食欲喪失です。画像検査により診断を行います。 リンパ腫が原因で発症することもありますが、詳しい原因は未だわかっていません。

消化管腫瘍の治療の方法

外科的処置により、消化管の腫瘍部位と、その周辺のリンパ節を切除します。化学療法も併用して行われる事もあります。

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胃癌

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●咳や呼吸に異常がみられたり、喉にしこりが見られたら直ちに検査を受けましょう●

胃癌の症状と原因

犬の胃癌は早期に発見されるケースはまず存在しません。ほとんどが発見された段階で進行してしまっています。嘔吐や吐血、急激な体重減少が特徴的な症状です。軟便により便が黒くねばねばします。造影検査、内視鏡検査、X線検査などにより、胃に腫瘍があるかどうか、あるならば、それが良性であるか悪性であるかを調べます。

胃癌の治療の方法

治療する事は大変難しく、外科的切除が行える状態であれば、腫瘍を切除し、切除が不可能であれば、バイパス手術を行い食べた物が腸に流れるようにします。

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甲状腺腫瘍

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● 咳や呼吸に異常がみられたり、喉にしこりが見られたら直ちに検査を受けましょう●

甲状腺腫瘍の症状と原因

甲状腺とは頚部にある甲状腺ホルモンを作っている組織です。およそ中年期に発症し、腫瘍ほとんどが悪性の腫瘍です。頚部が腫大により、咳が見られたり、呼吸や嚥下機能に問題が起こったりします。さらに悪化すると周囲の血管まで広がり、手術不可能になってしまいます。また、周囲へ広がり、肺へ転移する事もあります。

甲状腺腫瘍の治療の方法

小さいものであれば手術で切除する事ができます。 腫瘍が大きくなってしまうと放射線治療や抗がん剤を使って対処します。日常から頚部をよくチェックする事が一番の予防法です。わずかでもしこりを感じたならすぐに獣医師の診察を受けましょう。

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犬の腺腫

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●老犬は様々なガンを発症しやすい為、中年期を迎えたら定期的な検診が必要です●

犬の腺腫の症状と原因

皮膚の中や目の周囲にできる腺腫は、油脂を分泌する皮脂腺から発症するため、皮脂腺腫と言われています。皮脂腺は、皮膚の毛根部分にあって、体表の油を出す所です。そこの出口がつまってしまって、中で化膿を起こしたり、しこりになってしまうというものです。肛門のまわり、まぶた、耳、指等に滑らかな腫瘍が見られます。いわゆる両性の腫瘍に分類されます。小さく、腫瘤が多発するケースがあります。物質的に練り歯磨き状が分泌されていることが多いです。皮膚の腫瘤いがいでしたら、症状は大丈夫です。ただし傷ついたりして二次的な炎症・感染を誘発してしまいます。老犬の犬に発症しやすい皮膚の腫瘍です。犬の皮膚の腫瘍のうちの約5~35%を占めております。

犬の腺腫の治療の方法

腫瘍の転移はまれですが、局所再発は多いため、広範な外科的切除が有効な治療です。治療は手術によって切除します。再発は特にありませんが、多発することが多いので、別に新しい腫瘍ができることはあります。去勢手術をしていないオスでは、他の腺種である肛門周囲腺腫かが、肛門周囲の腺組織から発症します。皮脂腺腫は被毛を持たないで、分葉状に増殖しますが、2cm未満です。良性の腺腫のように見える腫瘍が、悪性の腺ガンであったケースもあります。この時には、肺等の臓器に広がる可能性もあります。

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犬の血管外膜細胞腫

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●腫瘍の取り残しを防ぐ為、外科的処置による大規模な切除が必要な腫瘍です●

犬の血管外膜細胞腫の症状と原因

米国の調査(1966~70)では、脂肪腫に次いで多くみられ、腫瘍性病変の約10%を占めている。「血管周皮腫」、「血管周囲細胞腫」ともいう。毛細血管や小静脈の外側を螺旋状に取り巻く血管周囲細胞から発生すると考えられている。外科的切除のほかに、補助的な療法として放射線療法やドキソルビシンによる化学療法も試みられている。

犬の血管外膜細胞腫の治療の方法

一般的には手術により切除しますが、取り残しが多く、再発するとさらに悪性化する場合が多く、部分的に生検して病理診断を行い治療法を決定しますが、広範な切除または断脚が必要であると考えられます。

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犬の皮膚乳頭腫

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●切除するケースと切除しないケースがありますが、どちらも早期発見心掛けましょう●

犬の皮膚乳頭腫の症状と原因

皮膚の黒色腫は犬の皮膚腫瘍の中では比較的少なく、黒い犬や年齢を重ねた犬に多いです。頭部・四肢・胸部・腹部・背部に境界明瞭で、ドーム型、黒色の結節ができるものは多くは良性の黒色腫になります。切除しましたら、大体の場合は治癒します。ただ口腔内や爪床(爪のつけね)に発生するものは非常に悪性で、発見したときにはリンパ節転移がすでに起こっていれば危険です。犬のウイルス性乳頭腫は通常3カ月以内に消滅し免疫ができるため、処置は必要でない場合があります。退縮した大きな腫痛は悪臭をするケースがあります。病変が大きければ、凍結手術・電気メスによって治療する。

犬の皮膚乳頭腫の治療の方法

乳頭腫は目障りなこともありますが、切除する必要がある乳頭腫は出血や感染が起こっている場合や、それ以外に問題がある場合のみです。乳頭腫は治療をしなくても、自然に退縮します。皮膚や粘膜を作る扁平上皮の良性増殖したもので、通常はカリフラワー状に盛り上がった病変となります。幼犬にみられる多発型は、パピローマウイルスによるもので、頭部、眼瞼、肢端、口腔に発生します。老犬にみられる単発型になりますと、生殖器に発生し・肢端・頭部・眼瞼・非ウイルス性である。切除すれば治癒してきます。

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犬の精上皮腫

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●去勢により予防の可能性が高くなります。愛犬の事をよく考えて決めましょう●

犬の精上皮腫の症状と原因

精上皮腫は精巣腫瘍の種類の1つで、精巣の中の精子を作る精母細胞に腫瘍ができることにより、陰嚢部や足の付け根、乳腺やお腹周りが腫れたり、胴体部に脱毛や皮膚炎が見られることもあります。他にも食欲不振、元気がなくなるといった症状があり、ときには痛みを伴うこともあります。精巣腫瘍の中にはリンパ節や周囲臓器に転移するケースもあります。ある程度大きくなってからでないと症状が現れません。10歳前後の犬に多く発生し、転移する確立は10%以下です。原因は判明しておりませんが、本来、陰嚢にあるはずの精巣が、腹部や足の付け根に留まってしまっている「停留精巣」の犬に多く見られるガンです。

犬の精上皮腫の治療の方法

精巣を摘出する去勢手術を行う事が、精上皮腫は勿論、他の精巣腫瘍の治療法です。また、あらかじめ去勢手術をしていれば、予防する事が出来ます。

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犬の基底細胞腫

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●早期発見がしやすい腫瘍です。悪性の場合もある為、よく愛犬の体を確認しましょう ●

犬の基底細胞腫の症状と原因

皮膚の表面の基底部にある細胞にできるガンです。主に頭頚部に硬いしこりとして発症します。ほとんどのケースが良性の腫瘍で、他の場所へ転移する事はあまり見られませんが、そのままにしておくと、その場所で深く広がっていきます。また、まれに悪性の基底細胞腫であるケースもあります。

犬の基底細胞腫の治療の方法

外科的療法により、腫瘍全体をその周辺の正常な組織と共に切除します。切除する事が難しい場合にはバイオプシーを行います。

早期発見の方法

体の表面に発症するガンですので、早期発見が可能です。体中の皮膚や乳腺などの皮膚をチェックして、わずかでも異常なところがあれば、直ちに獣医師の診察を受けましょう。

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犬の肥満細胞腫

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●切除により、外見が変わってしまう恐れがあります。獣医とよく話し合いましょう ●

犬の肥満細胞腫の症状と原因

肥満細胞は、皮膚の血管や筋肉の周辺辺り・内臓の周辺を始めで・体のあらゆる組織にあります細胞です。虫刺に刺された・花粉等・外部から動物の体に侵入する「異物」を感知した時に、ヒスタミンなどを放出します。患部に炎症を起こして免疫機能を強めて、異物を退治し、鼻水により外に押し出して、動物の体を守る重要な働きをしています。肥満細胞が腫瘍になったのが肥満細胞腫で、高齢期の犬に発症しやすい病気です。脾臓や腸管などに大きな腫瘍ができれば、ヒスタミンがたくさん放出されてしまい胃潰瘍になったり出血によって貧血状態に陥る時があります。

発症しやすい犬の種類はボクサーやブルドッグがかかりやすく、四肢・会陰部・頭部・首などに発生します。また、80%以上に胃や十二指腸の潰瘍が発見されるのが特徴です。診断は比較的簡単で、多くは針による吸引バイオプシーにて判定できます。大きく腫瘍の部分を手術で切除する治療が一般的です。

犬の肥満細胞腫の治療の方法

肥満細胞腫は外科的に切除して、病理検査を行います。がん性の肥満細胞腫には、これ以外に化学療法や免疫療法を行います。肥満細胞腫と考えられる症状が発症した状態なら血液検査・組織検査・およびレントゲン検査などによって細かく詳しく診断する。腫瘍自体が小さく分化型してあり皮膚の特定の部分のみでしたら外科手術により腫瘍を切除します。

ただし四肢や頭部に腫瘍を発見したなら、切除するのが厳しくできないのです。腫瘍の境界が不透明なら外科手術のみでなく、化学療法や切除した腫瘍周辺の組織への放射線治療を併用するのが必要です。 体のあらゆる箇所に同時多発的に発症や転移を起こしていたなら、外科手術や放射線治療も効果がでにくいので、抗がん剤およびステロイド剤などを投与する化学療法がメインとなってしまいます。

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犬の血管腫

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●急速に全身へ広がる為、広範囲の切除が必要となります。●

犬の血管腫の症状と原因

血管腫とは、細い血管が無数に絡み合ってできた腫瘍状の塊で、ちょうどスポンジのような構造で血液を多く含む。血管腫になる原因は不明だが、先天的な要素が強いとされる。発症部位により異なりますが、咳・呼吸困難や食欲不振等様々な症状があらわれます。また血管の内皮細胞より発生する悪性腫瘍で悪性血管内皮腫とも言われます。肉腫として発生しないで、血管腫の悪性化としても発生しています。犬の血管肉腫の好発部位は脾臓・心臓等や皮下組織と言われてます。

血管が存在する全身の組織で骨や中枢神経・口腔・膀胱・鼻腔・等にもいろんな場所で発症します。犬が血管肉腫する発生平均年齢は9~10歳で犬の種類はシェパード起きやすいです。犬の性別差ではオスの方が比率的に多いです。短い毛の犬で皮膚組織がない種類で腹側腹部や陰嚢の皮膚に高頻度に発生しやすい。ダルメシアンやビーグルなどは本肉腫の皮膚発生リスクが高いとも考えられます。

犬の血管腫の治療の方法

犬の血管肉腫の転移は急速で血行を介して肺・肝臓・心臓・大網膜・筋肉・脳などへ起こります。外科的手術によって腫瘍の切除をおこないます。広範囲な切除の場合には化学療法がすすめられることもあります。

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犬の黒色腫(メラノーマ)

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●口腔内のチェックは歯磨きの時に、皮膚のチェックはブラッシングの際に行いましょう。●

犬の黒色腫(メラノーマ)の症状と原因

黒色腫(メラノーマ)は良性(メラノサイト-マ)・悪性(マリグナントメラノーマ)で分かれています。「黒色腫」はその名の通りで、腫瘍の色は茶色から緑黒色を呈しているが、鮮明で色素のないものもあります。色素の濃さは必ずしも悪性の強さを表してはいません。黒色腫(メラノーマ)は口腔内・眼球・皮膚・指等にみられます。口腔や指に生じるものは悪性がほとんどで、皮膚や眼球には黒色細胞腫の発生が多い。皮膚の黒色腫は、犬の皮膚腫瘍の中では比較的少なく、黒い犬、老犬に多い。頭部、四肢、胸部、腹部、背部に境界明瞭なドーム型黒色の結節ができるものは多くは、良性の黒色腫である。

皮膚の悪性黒色腫の発症しやすい平均発生年齢は9~11歳で,3歳齡でも起きたケースもあります。性別では、メスよりオスが多いです。皮膚の色素沈着度が悪性黒色腫はリンパ行性および血行性に早期に転移し、黒色腫と診断された時点ですでにリンパ節や肺に微小転移に存在します。切除でふつうは治癒する。しかし口腔内や爪床(爪のつけね)に発生するものは、非常に悪性で、発見したときにはリンパ節転移がすでに起こっていて手遅れのことも。

犬の黒色腫(メラノーマ)の治療の方法

一般的な治療法としては、扁平上皮がんの場合と同じように、周囲組織を含めて切除します。がん細胞を確実に破滅させるために、悪性黒色腫の切除後に、術部とがんが広がっている部位に放射線療法を行うこともあります。

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犬の皮膚組織球種

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●自然に消失してしまうケースもありますが、外科手術で取り除くのが最善策でしょう。。●

犬の皮膚組織球種の症状と原因

犬の皮膚組織球腫は、主に1~2才の若い犬に見られる変わった腫瘍。皮膚組織球腫は、犬の特有で皮膚の腫瘍になります。他の動物たちでは認められません。一般的に腫瘍は老齢の動物の病気と考えます。ただ長生きした老齢の犬よりも、若い犬に多く発症します。症例の50%は年齢1~2才未満のワンちゃんに発生しています。また純血種犬の方が雑種犬よりも発生率が高いです。耳翼が最も好発する部位だが、四肢、首、頭などにも出現する。通常、単発性です。大多数は、1~2cmで、単発性です。この腫瘍の場合、自然に消失してしまうことがある。

犬の皮膚組織球種の治療の方法

組織球腫のなかには外用コルチコステロイド剤で縮小し、消滅するものもあります。しかし、組織球腫よりも厄介な肥満細胞腫との鑑別診断を厳密に行うために、ほとんどの場合には外科的切除を必要とします。 成長が速くて悪性疾患と考えるかもしれませんが良性の腫瘍です。この腫瘍の周りにリンパ球が、集まり自然に消えます。しかしあまりにも1~2cmより大きく、部位によっては切除します。症例のなかで切除した部位から再び起きたりや別の部位に新たに腫瘍が発生する事もおきます。多発性も、まれに報告されていますが治療しなくても約8~12週間で消失します。

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乳腺腫瘍

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●避妊手術により予防出来る可能性が上がります。よく考えて決めましょう。●

乳腺腫瘍の症状と原因

乳腺腫瘍とは、雌の乳房またはその付近の皮下に様々な大きさの「しこり」が発生する病気で、犬での発生は珍しくありません。 発症メカニズムには不明な点も多いのですが、若齢で避妊手術を受けて卵巣を摘出すると発生率が低いのに対し、発情を繰り返した未避妊の高齢犬ほど発生率が高くなることから、卵巣ホルモンとの関係が密接な疾病と言えます。腫瘍の腫大化や複数の乳房への転移によって気づくのが通例で、初期には疼痛の様相はほとんど認められません。ただし、腫瘍が自潰して化膿すると悪臭を放ち、また他臓器(特に肺が多い)への転移は死を招くことにもなります。

犬では体中のリンパ節が腫れる良性/悪性の割合はほぼ半々で、形態的には腫瘍の増大速度、周辺リンパ節への転移の有無、筋に固着か可動性か、硬さ、限局性か否かなどの相違があり、最終的には病理組織検査によって判別がなされます。治療は良性/悪性を問わず外科的療法が主で、他に放射線療法やホルモン療法なども試みられていますが、常に再発や転移の危険が伴うことを忘れてはなりません。予防には早期の避妊手術が最も有効です。もし、子をとる予定がないのなら、他の婦人科系疾病の予防も兼ねて、若いうちに避妊処置しておくのもよいでしょう。

乳腺腫瘍の治療の方法

腫瘍が発生してしまった場合には手術による切除がすすめられます。もちろん、麻酔前検査として血液を検査し、さらに転移の有無をみるためX線検査も行われます。そして切除した腫瘍は必ず病理検査で悪性であるか良性であるかを診断し、その後の処置を決めます。

早期発見方法

早期発見は簡単です。5歳以上の犬を飼っている場合には、つきに1回でよいですから、お腹をなでるついでに乳腺をやさしくつまむようにして、しこりの有無を確認してください。なお、1歳前後で避妊手術(卵巣の切除)を受ける事により、乳腺腫瘍になる確率は大幅に減ります。とくに子どもを産ませるつもりがない時は、乳ガンのことを考えなければ、早期の避妊手術が最大の予防法ということになります。ただし、2歳半以後に避妊手術を受けても、乳腺腫瘍の予防効果はないといわれています。

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犬の扁平上皮癌

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●肺に転移してしまうと、危険性が急激に増します。早期発見を心掛けましょう。●

犬の扁平上皮癌の症状と原因

扁平上皮癌とは、粘膜や皮膚を作り出す扁平上皮細胞が悪性腫瘍化したもので、主に犬の鼻や唇、耳や爪の付け根等の色素沈着のある部位に発症します。扇平なもの、皮膚のただれに見えるもの、潰瘍に見えるもの、見た目は、しこりがあるものや、傷に見えるもの等様々です。扁平上皮癌は進行と共に、周囲に広がっていき、最悪、リンパ節や肺に転移する恐れもあります。

犬では体中のリンパ節が腫れる太陽光線から受ける障害や、慢性の炎症が主な原因の要素となります。四肢や口腔内、肛門等にも発症することがある為、歩き方がおかしくなったり、食欲がなくなったりする事があります。発症しやすい年齢は8~10歳です。ブルテリア、ビーグル、ダルメシアン等の犬種では腹部を始めとする色素沈着のない部位にも発症するそうです。

犬の扁平上皮癌の治療の方法

扁平上皮癌は広がりやすい為、外科的治療により、癌の周りの正常な部分も含めて切除します。その後、放射線による化学療法を行う事が多いようです。

早期発見方法

体の表面に発症するガンですので、早期発見が可能です。顔や腹部や四肢、肛門などの皮膚をチェックして、わずかでも異常なところがあれば、直ちに獣医師の診察を受けましょう。

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犬のリンパ腫

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

●歩行に異常が見られた場合には、直ちに獣医師による診察を受けましょう。●

犬のリンパ腫の症状と原因

リンパ腫とは人間の場合で、悪性リンパ腫やリンパ肉腫のこと。犬、猫ともに最もよく見られる造血系腫瘍です。化学療法は大部分の動物でこの進行を抑えて犬の生活を向上させるのに有効です。状況は、生体内のリンパ組織がガンになってしまう状態と言います。骨髄中でリンパ球がガン化してしまうと、腫瘍性リンパ球が増殖するため、他の血液細胞の増殖を抑制し「リンパ球性白血病」の状態になります。リンパ腫は骨髄ではなく、リンパ組織がガン化するので、リンパ組織のある所なら何処でも発生します。

犬では体中のリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」が一番多くみられます。そのほか胸の中のリンパ節が腫れて、胸の中に水が溜まる「縦隔型(胸腺型)リンパ腫」や腸管のリンパ組織がガン化する「消化器型リンパ腫」などもあります。「リンパ腫」と「リンパ球性白血病」は似ているようで異なる病気です。簡単に言えばリンパ腫のほうが治療反応もよく、白血病より予後(病気の経過)が良い傾向にあります。しかし、リンパ腫にも病気の進行程度(臨床病期)があり、臨床病期が進行したものほど合併症等が多く、治療が困難になります。また、タイプによっても予後が異なります。「消化器型リンパ腫」は「多中心型リンパ腫」に比べ予後が悪い場合が多いです。

犬のリンパ腫の治療の方法

患部のリンパ節を手術で切除します。体の小さな犬では、化学療法によって寛解が延長され、ときにはそのまま娃持されることもありますが、大型犬にはほとんど効果はありません。

がん細胞のなかでも、とくにリンパ腫およびリンパ肉腫には、炭水化物で異常増殖する細胞があるというデータがあります。よって、炭水化物を豊富に含む食事を避け、かわりに高脂肪の食事を勧める場合もあります。この種の食事は味もよく、高エネルギーです。高脂肪の食事を長期固犬に与えることによって、脂肪を自身のエネルギーに利用できなくなったがん細胞は、死滅する可能性があります。

早期発見方法

たまにあごの下、わきの下、またのつけ根、ひざの後ろのリンパ節を触ってください。熱もなく、感染症でもないのに2箇所以上のリンパ節が腫れてきたらガンの可能性があるのですぐに獣医師の診断を受けてください。

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犬の骨肉腫

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●歩行に以上が見られた場合には、直ちに獣医師による診察を受けましょう。●

犬の骨肉腫の症状と原因

骨腫(骨にできる腫瘍)のひとつで、完治の難しい悪性腫瘍(ガン)のことです。7、8歳ぐらいの大型犬が特になりやすく、発症した場合、肺に転移して悪性腫瘍が増え、急速に悪化していきます。症状としては、跛行(足を引きずる)がみられ、患部を触ると激しく痛がります。原因は、はっきりと分かっていないが、過去に骨折したことがある犬や、体重が重い大型犬がよく発症するため、骨に対する負担が原因ではないかといわれている。骨を支える筋肉を適度な運動で発達させることや肥満にならない為の栄養管理が大切。

発症しやすい犬の種類は、大型犬が非常に多くて、中・小型犬の8倍ほどの発症率になってしまいます。大型犬は中・小型犬に比べて体重が重くて足の部分の負担が大きい。そそれにより捻挫や関節や靭帯を痛めたりすることも少なくない。若い年齢の犬でも、発生も認められて特に原発性の肋骨骨肉腫になりますと成犬に発生しやすいです。約75%は四肢に発生し、残りがその他の骨格(下顎、上顎、脊椎、頭蓋骨、肋骨、鼻腔、骨盤等)に認められます。骨肉腫の病因はまだ不明とされています。初期段階で放置すれば、すぐに肺に転移し、1年もたたないうちに生命の危険があります。

犬の骨肉腫の治療の方法

もっともよく行われる治療法は、再発と転移を防ぐ為に腫瘍ができた骨の上位にある関節部からの外科的手術による切断です。治療法としては、再発と転移を防ぐ為に患部の切断や骨を移植する外科手術や抗がん剤の投与などが行われる。

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犬のガンの手術

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●早期発見・早期治療が可能ならば、外科治療のみで完治するガンもあります。●

ガンに対する最も一般的な対策は、手術によって、ガン巣(ガン細胞の塊)を体から取り除く外科療法です。主に「拡大根治手術」、「縮小手術」、「内視鏡手術」、「腹腔鏡手術」、「体腔鏡手術」、「「機能温存週術」等があります。

ガンが手術によって治る見込みの高い場合、外科療法は最良の治療法とされています。治療法血管やリンパにできるガンの場合には対応しきれないケースもありますが、特に小さい腫瘍が時間の経過と共に大きくなってしまうケースや、転移する可能性が少ない腫瘍の場合、小さい状態の腫瘍であれば、高い成功率が期待できます。その為、腫瘍が拡大していく物である事が判明したならば、1日でも早く手術する事が重要となります。

特に『犬の三大ガン』と呼ばれる。『乳がん・リンパ腫・肥満細胞腫』の内の2つ、『乳ガン』と『肥満細胞腫』においては基本的に外科手術が行われます。乳ガンの場合、腫瘍が3cm未満の小さな状態であれば、再発や転移する恐れはほとんどなく、高い確率で治ると見られています。また肥満細胞腫の場合も1ヶ月過ぎると手術をしても手遅れとなってしまう為、やはり、早期発見し、腫瘍が小さい状態の時に外科手術を行う事が、最善の対応策なのです。

しかし、周囲組織にまでガンが広がっている場合、すべてを切除しきれない恐れがあります。その為、外科手術においては、広く、深く、周辺の健康な細胞までも一緒に切除しなければならないのです。切除する部位やその範囲によっては、体の機能に影響を与えたり、外見が大きく変わってしまう事もありますので、十分に説明を受け、よく考えて判断しましょう。

また、ガンの手術にあたっては全身麻酔を行う為、麻酔のリスクについても担当の獣医と話し合う必要があります。ガンが全部除去できない部位にあったり、転移してる可能性がある場合には、抗ガン剤治療や放射線療法を行って、残っているガン細胞を破壊します。ちなみに、近年では麻酔技術が進歩した為、老犬でも手術が可能な場合があります。老犬だからと諦めずに、ガンの手術経験が豊富な獣医がいる病院を探し、診てもらいましょう。

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抗ガン剤のメリット&デメリット

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●人間と同じ抗ガン剤を使用し、人間よりも副作用が少ない事はあまり知られていません。 ●

抗ガン剤と聞くと、おそらく多くの方が強い副作用を想像されると思います。確かに抗ガン剤の副作用は恐ろしいものですが、実は使用されている抗ガン剤は同じでも、犬は人間よりも副作用の負担が少なく、半分以下と言われていて、感染症や慢性の疾患がない犬の多くは投与している間でも比較的問題なく生活できるとされています。

ここでは抗ガン剤の使用によるメリットとデメリットについて説明します。まずメリットですが、補助療法である抗ガン剤は、異常増殖したガン細胞を破壊・縮小させる事が出来ます。その為、症状の改善や延命効果が期待でき、白血病等のいくつかのガンは抗ガン剤を投与する事により大きな効果が得られていますし、完治させられるケースもあります。抗ガン剤を単独で使えば毒性も弱く、数種類組み合わせれば高い効果が得られます。

続いてデメリットです。抗ガン剤はガン細胞だけではなく、正常な細胞を壊してしまう恐れがあります。特に悪影響を受けやすい部位は造血細胞と消化器官の細胞です。これによって、嘔吐や下痢、食欲不振、脱毛等の副作用が起こり、白血球が減少し、免疫力の低下によって、感染症にかかりやすくなる恐れや、出血しやすくなります。その為、副作用を緩和する方法として、制吐剤、下痢止め、免疫賦活剤、粘膜保護剤等も投与しなければなりません。 抗ガン剤を単独で使えば効果は少なく、数種類組み合わせれば副作用の恐れが強まります。

また、抗ガン剤の投与を受けている間は、尿や便に対してビニール袋等を付け、直接触れないように処理しましょう。適正な薬剤を、副作用が出ない量で与えればメリットを十分に得られ、デメリットの恐れを極端に減らす事ができます。獣医師から十分な説明を受け、話し合い、愛犬に処方する抗ガン剤の種類、用量を決めて下さい。

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抗ガン剤の種類

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●副作用が起こらない量を与え、効果のみを得る事が大切です。 ●

現在、ガンに処方される薬は100種類以上存在し、犬のガンに関しても人間と同じ抗がん剤を利用しています。

抗ガン剤の種類は大きく、以下の5種類に分けられています。

『アルキル化剤』シクロフォスファミド、クロラムブチル、ダカルバジン等があり、DNAの複製を阻害する抗ガン剤です。シクロフォスファミドは犬のガンに対して一般的に処方されるもので、リンパ腫や白血病に得に有効な薬剤です。副作用として出血性膀胱炎を起こす恐れがあります。

『代謝拮抗剤』シタラビン、メトトレキサート等があります。拡散の合成を阻害する抗ガン剤で、リンパ腫の治療に多く利用されています。静脈内注射か経口薬として与えられます。

『抗腫瘍抗生物質』アクチノマイシンD、ドキソルビシン、ブレオマイシン等の、細菌が作る化合物がDNAと結合して複製を阻害する働きを持つ抗ガン剤です。人間のガンに対しては現在最も有効とされている抗がん剤ですが、犬のガンに対してのはまだ多く使われていないようです。効果が出やすい分、副作用も出やすく、長期で使用すると心臓に障害を抱える恐れがあります。

『ピンカアルロイド』ビンクリスチン、ビンブラスチン等があります。植物から作られる化合物で、主に可移植性性器肉腫に大きな効果をあげています。副作用は神経障害を引き起こす事があります。

『副腎臓ホルモン』デキサメタゾン、プレドニゾロン等の抗ガン剤は、肥満細胞腫や造血器の腫瘍に有効です。

抗ガン剤は延命効果や症状の改善を期待できますが、価格が高く、かなりの費用がかかります。それぞれのケースによって、担当の獣医師としっかり話し合いましょう。

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ガンの放射線治療

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●単体のみだけでなく、外科療法と合わせて使用される事も多い治療法です。 ●

犬のガンに対する放射線治療は、獣医や専門医がいる大学病院や治療院に依頼をして行います。ガンに対して使われる放射線とは、主にX線、γ線(ガンマ線)、電子線で、これらの放射線をガン組織が存在する部位に照射する事により、ガン細胞のDNAを破壊し、治療していきます。人と違って、犬に対して行う場合は、間違った部位に照射して、正常な細胞を破壊してしまわないように全身麻酔をかけてから行います。麻酔のリスクと放射線障害に関してはよく担当の獣医と話し合いましょう。

放射線の副作用は、白血球・血小板の現象、貧血、食欲低下、疲れやすくなるといったものです。他に照射した部分に炎症が起きたり、皮膚が萎縮したり、毛色や毛質が変わってしまうケースもあります。通常、放射線治療は4週間ほどかけて行われ、合計で20回ほど受ける事になります。効果が現れるのは遅いもので半年から1年です。ガンの進行状況によっては、もっと早く効果が見られるでしょう。 現在とある大学病院で行われている治療によりますと、犬の放射線治療は鼻腔内と口腔内が最も多く、次に脳、そして頭部から胸部、肛門、四肢とほぼ全身に渡って行われています。

ガンの中でも鼻腔内や口腔内の悪性腫瘍、脳腫瘍肥満細胞腫、リンパ腫と外部手術による完全な切除が難しい症状に適していますが、実際に放射線治療を行う事によって、完治が望めるものなのか、症状の悪化を食い止める為に行うのか、どれほどの効果を望めるかをよく話し合い、十分理解してから行いましょう。

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サプリメント&健康食品

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●現在は画像の花びらたけなど、犬用の商品も販売されています。●

アガリクスやプロポリス、ビタミン等々...。ガンに対して有効なサプリメントや健康食品は数多く存在しております。最近では人間用のみならず、ペット用も販売されるようになった事で、犬のガンに対しても広く使われるようになりました。それぞれ抗ガン作用や抑制作用、抗がん剤治療の副作用の軽減、更には発症予防、再発予防等に効果があるとされています。どの商品も抗がん剤のような副作用を持つ物ではなく、用法用量も記載されている為、単体としてはもちろん、各種治療と併用する場合でも安心して使用することが出来ます。

代表的な抗癌食品

アガリクス...βグルカンによる免疫力向上作用

花びらたけ...βグルカンによる免疫力向上作用

プロポリス...フラボノイドによる抗菌作用や免疫力向上作用

各種ビタミン...抗酸化作用

ミネラル...リンパ球の活性化作用

ガンの発症・再発の予防、症状の改善には、免疫力を高め、発症原因をできるだけ排除し、根本的な体質改善を行う事が大切です。

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アロマテラピー

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●犬のアロマテラピーは現在注目されている治療法です。マッサージと一緒に行うと良いでしょう。 ●

アロマテラピーとは植物から抽出されるエッセンスオイル(精油)に熱を加え、その香りを取り込むことにより、自然治癒力の働きを高める心身の健康を整える自然治癒療法です。アロマテラピーが最も発達しているイギリスではガンのケア、またはガンの緩和ケアといった代替、補助療法としてアロマテラピーが使用されています。例えば、乳ガンの患者の治療にアロマテラピー療法を行ったところ、治療中のストレスや緊張、病気への不安や恐怖の緩和が確認され、更に、ローマン・カモミルというアロマオイルを使ったマッサージも合わせて行うと、うつ状態までも改善する等、大きな効果が認められています。

アロマテラピーによりガンが治るという事は現在の日本では立証されていませんが、ガンの化学療法中や、進行ガンの緩和治療の際に用いられ、精神面に様々な働きかけを行う事は勿論、ガンの発症予防や、再発予防には大きく貢献出来ると考えられています。また、不妊症や喘息、皮膚病や花粉症等の対策にも使用されています。犬に対しても人間と使用するのと同様に、鼻を通して脳へ伝わったり、肺から血管に伝わったり、皮膚を通して血管へ伝わったりと様々な形で、アロマの有効成分が作用し、犬の心身に働きかけます。

もちろん、浸透した有効成分が体中に働きかけるだけではなく、純粋に香りを嗅ぐ事により、視床下部に作用し、内分泌系に働きかけ、代謝機能に影響を与える事で精神的にもリラックス感を与え、緊張やストレス、不安や恐怖心を取り除き、リフレッシュさせる事が出来ます。心に負担や不安があると、ストレスとなって体調を崩し、免疫力が低下し、ガンを発症してしまったり、症状を悪化させてしまったり、ガンが再発してしまったりする恐れがあります。アロマテラピーは犬にとって、心身の調子を整え、心と体の状態をより良い状態にし、ガンに対する予防や緩和の効果がある他、リウマチや膠原病にも効果があるようです。マッサージと併用して施せば効果は更に得られる事でしょう。

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フラワーエッセンス(バッチフラワー療法)

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●他の治療法と組み合わせても何も問題なく、むしろ相乗効果が期待出来ます。 ●

バッチフラワー療法はフラワー・エッセンス療法の一形態で、38種類の花の花びらの上の朝露から作られるホメオパシー・チンクチャー(原チンキ材)から作られる、液体療財(レメディー)を用いるエドワード・バッチ博士が創始した代替医療の一種です。バッチフラワー・レメディーは、一回に数滴のしずくを舌に落として服用します。レメディーは添加物や薬物を全く含んでいませんし、副作用や習慣性や依存性もなく、全く無害ですので安心して使用できます。

エッセンスを飲む事によって精神状態が安定し、それによって自己治癒力が呼び覚まされる事で、ガンに対しても、医師が予想したよりも長く生きたり、ガンの改善がみられるケースや、末期がんの大きな苦痛がかなり軽減されるといった効果が望めます。『病は気から』の言葉通り、心が安らかになる事で、体の病気がに治っていく治療法です。ガン以外にもストレス等の精神的問題が原因となって起こる自律神経の問題や肉体的疾患にも効果が認められています。

単独でも他の治療法や手法と組み合わせても有効で、処方された薬や、サプリメント、健康食品等の影響はまったく受けず、むしろ相乗効果を得られます。また、人間にも動物にもバッチフラワー療法を行っている医師の見解では、人間より動物の方が効果の発現が早く出るようです。

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癌 : ハーブ

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●ハーブを初めとする自然療法は、すべて副作用が少なく痛みもなく 行えます。 ●

ハーブ療法とは、病気の治療や健康の促進に植物を薬に用いる治療法で、治療技術の中でも最も古くから知られている医療です。ハーブ療法は植物から有機成分だけを抽出する医薬品とは違い、全草を自然なまま使うのが特徴です。その為、医薬品に勝るとも劣らない性質を持っているにもかかわらず、安価で、かつ副作用が見られません。薬と比べると、治癒までにやや時間がかかるかもしれませんが、効き目は同じですし、害も苦痛もこうむることなく回復する事ができます。

ここでは癌(腫瘍)に対して有効なハーブをご紹介します。まず、全般的な癌(腫瘍)の対策として、レッドクローバーやブルーバイオレットの葉のい浸出液を1日2回、長期にわたって内服すると腫瘍が小さくなったり消失する事が知られています。乳房の腫瘍の場合、甲状腺機能が低下しているのが原因であれば、生の甲状腺エキスかアトミジンを使いましょう。ひまし油の湿布も大変有効な手段です。

エジアックについて

癌等の免疫系の病気に対して効果のある療法のレシピをエジアックと呼びます。本来は人間の癌対策として作られたものではありますが、ペットにも代用が可能です。材料と作り方は以下の通りです。

<材料>
スリッパリーエルム(アカニレの樹皮)
シープソレル(ヒメスイバ)
バードックルート(ゴボウの根)
トルコルバーブルート(トルコ大黄根)

<作り方>
まず、ナトリウムを含んでいないきれいな水19リットルをステンレス製のポットに入れ、沸騰させます。そこへエジアックの材料を犬と猫の病気大辞典カップ入れてかき混ぜ、10分間煮立てます。10分経ったら火を止めて、ポットの内側についたハーブをかきおとして蓋を閉め、12時間かけてじっくりと浸出させます。浸出後、さらに20分間強火にかけ、2度こして、厚いうちに色の濃いビンにいれて冷蔵保存します。

<用法・用量>
中型犬の場合、ナトリウムを含んでいないきれいな水を大さじ1杯ステンレス製のポットで温め、エアジックを大さじ1杯加えた物となります。これを用量の目安として、1日1回空腹時に飲ませましょう。

材料はインターネットで『ハーブ』というキーワードの後に 任意のハーブ名をキーワードで入力、検索すれば購入できるお店が見つかりますよ。

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漢方

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●東洋医学の代名詞とも言える漢方。西洋医学と合わせてガン対策をしましょう。 ●

漢方療法は伝統的診断法によって、個人個人の体質、病気、症状に合わせて、いくつもの生薬(天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく用いた物)を組み合わせて処方する完全オーダーメイドの治療法で、人類が数千年の年月をかけて築きあげてきた物です。ガンの様々な状況・状態に対しても漢方薬にはそれぞれ適切な物があり、様々な効果を挙げています。中でも手術後の体力増強と再発防止、放射線治療や抗がん剤の副作用防止に対しての効果は特に優れており、西洋医学による治療でも、ガンの治療に漢方を併用するケースは大変多くなっています。

ガン治療に漢方薬を用いる最大のメリットは西洋抗がん剤と違い、副作用がまず存在しない事です。生薬の働きで病状の悪化を食い止め、犬の生命力を高める事で体に負担をかけず、症状の改善を図る事が可能です。また、アガリスクや花びらたけなどのキノコ製剤と併用する事によって免疫力を高める力を引き上げ、ガンの抑制をする働きが確認されています。もちろん人間だけではなく、犬に対しても漢方療法は効果が認められています。とある動物病院では漢方薬を犬のガン治療に用いたところ、およそ4割の犬にガンの消失や発育抑制がみられ、生命力の向上、及び延命においては全体の6割の犬にその成果が得られています。また再発防止にはなんと約7割のガンに効果があるとの事です。

病院で改善が見られた様々なガンの症例

・形質細胞性骨髄腫
・肥満細胞腫
・すい臓癌から転移した肝臓ガン
・悪性リンパ腫
・末期肝臓癌
・肝臓癌
・多中心型リンパ腫
・乳腺癌

他にも漢方薬は白血病などの免疫系の病気や、皮膚病、腹膜炎難治性皮膚炎、心臓弁膜症や循環器疾患にも効果が報告されています。

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鍼灸

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●犬のガンに対しての鍼灸治療は効果があるという見方が多いようです。 ●

鍼灸治療とは鍼や灸を用いて、身体の表面にある各症状の治療点に刺激を与える事により、自然治癒力や免疫力を向上させて、身体を健康な状態に戻し、病気を改善させる東洋医学です。ツボは全身に存在し、これらを結んだ線を経路と言います。ガンに対して鍼灸治療は大変有効な手段で、現在、とある鍼灸治療院では、人間患者の約7割がガンを患っていると言う程です。最大のメリットは、抗がん剤治療とは違い、副作用の心配もなく、生命力を高めると共に治療が出来る事です。

鍼灸は他にも運動器疾患 や神経性疾患に効果が見られています。犬に対しても、様々な病気に関する鍼灸治療の効果は認められていますが、ガンの治療に関しましては、効果を肯定する意見と、反対する意見が存在します。

肯定派の意見

『犬も人間同様にツボがあり、ツボに刺激を与える事で、
体内にモルヒネと呼ばれるエンドルフィンが分泌され、
鎮痛作用が得られる他、生命力や免疫力が促進され、腫瘍の改善効果が得られる。』

という人間に対する鍼灸治療と同じ意見。
参考HP:http://www.pet-village.net/acupuncture.html
    :http://inu-gan.com/179/203/002333.php
    :http://www.tszk.biz/blog_wanwan/2007/08/post_37.html

反対派の意見

主に書籍で『刺激して悪性化させる恐れがあるから。』と主張しています。
参考書籍:犬と猫のための自然療法

いずれにしても、薬に頼らない療法としては、鍼灸治療は大きな選択の1つです。可能性を感じる場合には、納得いくまでよく調べるといいでしょう。

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ホメオパシー

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●海外ではガンに限らず、様々な病気に用いられています。●

ホメオパシー療法(同種療法)とは、各症状を起こす物質を極めて希釈した物(これをレメディと呼びます)を少量与える事によって、動物が本来持っている自然治癒力を刺激し、高める事により、免疫力を活性化させ病状の改善を図る治療法です。この「似たものが似たものを癒す」という原理は私達が受けてきたインフルエンザの予防接種と同じものです。予防接種にはインフルエンザウィルスを毒性がない状態にまで希釈させた物がレメディとして含まれており、それを取り入れることによって、結果的に抗体という免疫物質を体内に作り、インフルエンザにかからない状態になるのです。

レメディの種類は2000種類以上と言われていて、原料となる物質は、植物、鉱物、動物等がありますが、特に初期に開発された物には伝統的な薬草が多く用いられています。現在、日本ではあまり知られてはいないホメオパシー療法ですが、イギリス、ドイツ、フランスにおいては健康保険の適用が認められており、ドイツ、インドでは大学の医学部のカリキュラムに組まれている程で、国家の認定を受けていないものが処方する事は違法とされています。ホメオパシー療養は自然治癒力を刺激するだけなので、薬剤療法(対処療養)とは違い、身体に優しく、副作用がない事が大きな特徴です。

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犬のガンの自然療法

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自然療法とは、化学物質等に頼らずに、すべての動物が生まれながらに持っている自然治癒力を向上させて、免疫力や抵抗力を引き上げ、病気の原因を見つけ出し、生活習慣の改善と共に病気の予防・改善を図っていく療法の総称です。ホメオパシーや漢方、鍼灸等といった、主に東洋医学の治療法の事を指し、複数の自然療法を組み合わせて行ったり、西洋医学と組み合わせて行われます。西洋医学の副作用や対処療法への限界と不信感から最近では直らない部分の解決を自然療法に求める事が大変多くなっています。

ガン(腫瘍)に対して行われている自然療法は、予防、再発防止、進行の抑制、延命、改善を目的として行われています。現在では人間だけではなく、犬にも対応した自然療法が大変多く、全国の動物病院でも、自然療法のみ専門的に行うところや、また西洋医学と併用する形で行っている所が増えています。

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ガンの対策(ガンの治療法)

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● 最近では、集学的療法と緩和療法(自然療法)を 組み合わせたガン治療を行っているようです●

ガンに対する治療法の種類は大変多く、ガンの種類や発生部位、進行度合いによって、適切な物を選択します。ガンを取り除く代表的な治療法は「外科療法」、「放射線療法」、「化学療法(抗ガン剤)」ですが、他にも痛みや苦しみを取り除く「緩和療法(自然療法)」があります。
現在、病院でガンの治療を行う場合は外科療法、放射線療法、化学療法を組み合わせた「集学的治療」が最も多く行われています。

病院で行われる主な治療法の紹介

・外科療法
外科療法とは手術により、ガン巣を切除する治療法です。早期ガンであれば、手術により完治する事もあります。ただし、既に転移している進行ガンに対しては、あまり効果的ではありません。また、必ず全身麻酔を行いますので、犬にかかる負担もあらかじめ獣医師に確認しましょう。。

・放射線治療
放射腺治療とは、ガンが存在する部分にコンピュータにより放射線を集中して照射する事でガン細胞を死滅させ、ガンの進行を食い止める治療法です。進行したガンに対しては効果があり尼腺。脱毛や嘔吐、食欲不振といった副作用があります。

・化学療法
化学療法とは別名「抗ガン剤療法」とも呼ばれ、全身のガンや白血病に対して使用します。抗ガン剤を静脈注射や経口投与で処方する事により、ガン細胞にダメージを与えます。ただし、ガン細胞以外の正常な細胞も同時にダメージを与えるため、貧血、食欲低下、下痢、脱毛、白血球減少、血小板減少、腎機能の障害といった様々な副作用が出てきますので、副作用が出ないギリギリのラインでの治療が求められます。基本的に多数の種類の抗ガン剤を組み合わせる「多剤併用療法」を行います。

他にも、「重粒子線治療」、「陽子線治療」、「小線源療法」等、ガンの種類ごとに様々な治療法があります。自分の愛犬の症状に対して、どんな治療の選択肢があるのかを確認し、最も相応しい治療法を獣医師と検討しましょう。

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犬のガンの検査法

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●家庭でもできる簡易的な身体検査があります。毎日のブラッシングの合間などにチェックしましょう。●

ガンの検査には様々な方法があります。このページでは病院で行われる検査方法と家庭でも気づくことのできるガンの症状についてご紹介したいと思います。
通常は身体検査のような診察に始まり、体表にしこりを確認したらバイオプシー検査、体内であればCBCやMRI等を用いて、ガンの有無、また、その種類を調べます。病院で行われる主なガンの検査方法は以下の通りです。

病院で行われるガンの検査方法

・身体検査(触診、聴診、視診)
体の表面にできた『しこり』の場合、獣医師が直接見て、触って、『しこり』の色や大きさ、広がり具合等を診ます。肺ガンの場合は聴診で見つかる事もあります。

・バイオプシー検査
体の表面の『しこり』に注射針を刺し、中身の細胞を採取し検査する方法です。細胞の形や並び方から、それが腫瘍であるのか、また、どのような種類の腫瘍なのかを判断します。

・CBC(血液検査)
犬から血液を採取し、血液の中の赤血球、好中球、白血球、血小板等の増減を検査する完全血球算定を行います。

・病理的検査
骨髄等に注射針を刺し、中身の細胞を採取し、それが腫瘍性かどうかを検査します。

・尿検査
尿を採取し、膀胱内腫瘍の恐れがある異型上皮細胞の存在の有無を確認します。

・MRI検査(磁気共鳴画像診断)
愛犬に全身麻酔をかけ、体を構成している分子の信号を検査します。ペースメーカーやステントといった金属が体内にある場合受ける事はできませんが、検査自体には痛みや放射線被爆の恐れがありません。ただし、検査に時間がかかってしまいます。

・CT検査(コンピューター断層撮影法)
360度の方向からX線による撮影を行い、輪切り写真に(ヘリカルCTでは立体的に)して確認する事ができます。体内の腫瘍組織や、転移の有無を見つけます。

・PET検査(ポジトロンCT)
ポジトロンという電子を放出する薬剤を注入し、体内での広がり具合を特殊カメラで映像化する診断法です。

 病気の兆候が見えてからガンの検査を行うのではなく、あらかじめ定期的なガンの検査を続け、早期発見できるように心掛けましょう。特に体内のガンは判断しづらいので、半年に一度はガンの定期検査を行うのが望ましいでしょう。また、検査の前には、「何のための検査なのか」、「麻酔は使うのか」、「犬にかかる負担はどの程度なのか」、「費用はいくらなのか」を、あらかじめ聞いておきましょう。もちろん検査後も獣医師に聞かなければならない事があります。検査結果は獣医師より伝えられると思いますが、他に「今後検査を受ける必要があるか」、「今後どう対応していくか」等をしっかり確認しましょう。

家庭でも気づける症状と身体検査方法

ガンの恐れがある症状
・体にしこりがある
・しこりが大きくなっている
・変な咳がある
・急な体重の減少
・尿や便に異常がある
・動きがおかしい(麻痺など)
・頻繁に下痢や嘔吐をする
・元気がなく、疲れやすい

身体検査方法
・体の表面にあるすべてのリンパ節を触診する
・犬を寝かせて乳腺のしこりがないか触診する
・臼歯や口の奥、喉の方まで口腔内を視診する
・甲状腺や肛門周囲部のしこりを調べる

ガンの回復のカギは『早期発見・早期治療』です。飼い主が常に注意深く愛犬の健康管理を行う事でもし愛犬をガンから救う事ができるのです。

犬の腫瘍(がん) 特集
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犬のガンの予防法

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

●ガンは愛犬はもちろん、飼い主にも大きな問題。常に予防を心掛け、発症しないように努めましょう。

犬のガンも人間と同じように、生活習慣を改善し、飼い主が愛犬の健康に対してしっかり意識する事で発病を予防する事ができます。

犬のガンを予防する8のポイント

・太りすぎや痩せAすぎに気をつける
・十分な運動をさせる
・ストレスを抱える状況に置かない
・栄養バランスが整った手作りの食事を与える
・油分、塩分を控える
・オスなら去勢、雌なら避妊手術を行う
・タバコの煙や排気ガス等の汚染された空気を避ける
・ノミ、ダニの駆除用いる有毒な化学物質を長期間使用しない

以上は方法論についてお伝えしました。根本的な体質改善を行い、自然治癒力を高め、自然療法により免疫力、抵抗力を引き上げて発生原因を排除する事がガンの最大の予防なのです。あと、付け加えるとしたら、日頃のちょっとした体調や気持ちの変化に敏感である事が大切です。体調が悪そうな時、しこりを見つけた時は病院に行き、検査に納得いかなければ、積極的にセカンドオピニオンを行いましょう。

病院に行っても、検査もしないで、「様子を見ましょう」「今後大きくなるようだったら、検査しましょう」「脂肪腫だと思いますよ」「ただのイボでしょう」なんていう言葉は信じないで、しっかりと検査してもらいましょう!!!

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犬のガンの原因

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

●原因は未だに不明ですが、現在では、生活習慣の乱れが原因とされています。●

ガンの原因については未だ完全には解明されてはいませんが、現段階では、遺伝子の突然変異によってガンは発生するとされています。その主な要因は、遺伝子を傷つけ、免疫力を低下させて、ガン抑制遺伝子の働きを弱めてしまう生活習慣にあります。

ガンを発生させる主な要因

・食事の偏り
ドッグフードはたとえ総合栄養食の物でも、加熱処理等で酵素(栄養を吸収させる要素)が消失してしまっている為、十分に栄養を摂取できないまま排出してしまっています。ドライフードは勿論ですが、ウェットであっても十分な酵素が残っている事はまずありません。やはり手作りが一番ですが、それが難しいならば、せめて、酵素を補う食品とドッグフードを合わせて与えなければなりません。

・ストレス
一人で留守番する事が多くなった現代のペット、飼い主との時間も犬にとっては十分なものではなく、不安や寂しさ恐怖を感じています。また繊細な犬には暑さや寒さ、騒音や臭い等も大変なストレスです。特に都会で暮らすペットのストレスはより一層心の負担を抱えています。

・運動不足
 室内飼いが多くなったことにより、限られたスペースで生活せざるを得なくなった犬は必然的に運動不足になります。摂取したエネルギーを消費できず、血行不良や自律神経の不調、肥満等の様々な悪い要因をもたらし、免疫力を低下させてしまいます。犬にとって適切な散歩や遊びの時間が用意されていないのも一つの要因です。

他にも遺伝的な要因で発症するケースや、遺伝子群の変異によって遺伝子産物が活性化して、細胞が異常な増殖を起こし、腫瘍細胞が生成されるという、要因もありますが、全体で言えばごく少数です。

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犬の癌の予防法

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

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ノミアレルギーは、ノミの唾液に含まれている成分に対して、犬が過敏に反応する(アレルギー)ために起こる病気。アレルギーの犬の場合、1匹のノミに咬まれただけでもひどい症状を呈することがある。咬まれた箇所を犬が自分で咬んだり、なめたり、引っかいたりすることによって、広い範囲の皮膚に損傷が生じることがある。ノミは針状の口器を動物の皮膚に突き刺し吸血して、この時に血液の凝固を防ぐように唾液を注入します。この唾液が身体の防御反応のアレルゲンとなって過敏症個体に作用して起こるアレルギー反応が「ノミアレルギー」になってしまいます。

発症部位では皮膚に腫れ、紅い斑が見られ、さらに掻き傷からの二次感染により脱毛と湿性の炎症を見る事が多い。重症例では尾根部から大腿部にかけ広範囲に脱毛し、表皮が腫れ、ヒダ状になる。治療しても、ノミの卵は環境中に産み落とされてから長くて1年間ぐらい期間を置いてから孵化するケースもあります。ノミの生活環境の大半は、犬から離れたところで起来ます。犬が生活している環境がノミで汚染される可能性もある。ノミに咬まれるのが、まれであってもアレルギー反応を誘発させる可能性もあります。

ノミによって誘発するアレルギーでの一番問題となるのは、冬は寒くて夏は暑い地方の夏から秋にかけての季節が発症しやすいです。温暖な気候の土地や、ノミが発生している家で暖房を使っている場合には、ノミが住みやすいのでノミアレルギーは季節を関係なくて1年中起こる可能性がある。犬の動作や症状は、異常に毛が抜けてしまい、ひどく引っかいたり咬んだりする。ただれが一番多く見られるのは、耳の後ろ・背中から腰にかけての部分・肛門・陰部の周り・尾の付け根、腹部が多いです。

治療としてはノミを駆除し、再寄生を予防します。犬とともに周囲の環境も整えます。皮膚に垂らすタイプなどが代表的です。また、ノミはイヌ条虫という寄生虫を運ぶ役目も行うので、ノミの駆除は大切です。ノミの駆除は動物の身体に寄生している成長してるノミだけでなくて、犬小屋等にはノミ殺虫剤などで徹底的に駆除し、家庭内での移動スペース部分も考えなければいけないです。例えば、犬の敷物・カーペット・布団・タタミを駆除します。予防・改善には、発症原因をできるだけ排除する事、根本的な体質改善と免疫力を高めるように第一に考えてください。シャンプーや外用薬の使用など、皮膚のコンディションを良くするためのケアも必要です。

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