猫の栄養性の病気に関する情報

猫にとって重要な栄養素と私達人間にとって必要な栄養素は同じようであって違います。体の大きさもありますが、それだけでなく生体が違うので必要なものが若干変わってくるのです。ですから人間の食事と同じものを与えていては過剰であったり、不足であったりとなってくるのです。


猫にとって重要なものは・脂肪酸・繊維質・ビタミン・たんぱく質と言われています。キャットフードはこの栄養素を重視して作られていますが、フードだけでは足りないものがでてきますので、そういったものはサプリ等で補う必要があります。 ミネラルや酵素なども重要な栄養素になりますのでこれらのふんだんに含まれたフードを与えるか、もしくはサプリで補ってあげましょう。 中毒の項目にもでてきますが、食べさせてはいけないものも多分にありますので、注意しながら猫の栄養管理をしていきましょう。



» 猫のビタミンB2・B6欠乏症

猫のの症状と原因 これらのビタミンが不足すると、頭部や耳の周辺に皮膚炎を伴う皮膚病がおこります。ミルクや卵・レバーなどのビタミンBを適度に食べさせることが大事です。 猫のの治療方法・対策 ビタミン総合薬を処方します。

» 猫の上皮小体の異常

猫のの症状と原因 症状の初めは動作や仕草に異常が見られます。病気が進行すると全身に痛みが生じるので抱かれたり触れられたりするのを嫌がります。この症状になると骨が変形する・骨折しやすくなるなどの症状がでます。 食事に十分なカルシウムが不足していると、この病気は発症します。 猫の骨の形成に欠かせない栄養素の中でカルシウムがあります。猫が食事によってカルシウムを十分にとらないで不足するとクル病になり、骨が正常に成長しなくなってしまいます。一方、カルシウム不足によって 首のあたりにある「上皮小体」という器官が異常に活発に働くこともあります。 猫のの治療方法・対策 リンとカルシウムが入った食事を十分与えます。また、症状が改善されるまで時間が掛かる事が多いので、ネコが骨折などしないように飼い主の注意が必要です。飼い主さんが猫の食事を考えて管理してください。栄養のバランスが悪く偏ると猫の健康を損ないます。小さい猫では栄養性の病気になると成長が妨げられて、成人になっても病気を発症しやすいです。特に骨の病気になると一生治らず、障害を背負ってしまうケースもあります。

» 猫の黄色脂肪症(イエローファット)

猫のの症状と原因 栄養価が偏ると発症する病気です。猫の腹部や胸部、腹腔内などにたまった皮下脂肪が酸化して変性して、炎症を起こします。脂肪は本来きれいな白色ですが、黄色脂肪症になると黄色く変色してみえることから イエローファットとも呼ばれます。 腹部に脂肪の硬いしこりが出てきます、このしこりは痛みと熱を伴うためネコは突っ立ったような奇妙な歩き方をします。原因は「不飽和脂肪酸」と言うマグロ・カツオ・アジ・サバなどの青物の魚に含まれる成分の過剰摂取によって引き起こされます。なので、この種の魚を食べ過ぎないようにします。 猫のの治療方法・対策 脂肪の酸化を抑えるビタミンEを飲ませたり食事に混ぜたりします。また患部の炎症を抑える為に抗炎症薬(消炎剤)などを処方します。猫が発熱する、脱水をおこす、食欲をなくすなどの症状をみせている時は それぞれの症状を抑える内科的な対症療法を行います。 魚類の食べ過ぎ、偏食が引き起こす病気である。治療法として食生活の改善が大事になってきます。また、脂肪の酸化を防ぐためにビタミンEを投与し、少しでも症状改善へと進めて行きます。始めに、生魚・焼き魚・干物などの魚類を食べさせないように飼い主さんが管理してください。 市販で売られてる良質なキャットフードは、ドライや缶詰タイプでも、脂肪の酸化防止用にビタミンEを添加しているため、それほど問題はありません。可能であれば、魚類以外の栄養素をたくさん含むキャットフードを採用したほうがいいかもしれないです。

» 猫のクル病

猫のの症状と原因 食事中のカルシウム・リン・ビタミンDの不足や不均衡、または代謝障害によって骨が軟化してしまうもので、発育中の猫に発生して骨の石灰化が起こらない症状をクル病と呼びます。また骨形式が完了した成体の骨に脱灰が起こり骨の軟化がみられるのを骨軟化症と呼びます。 慢性の消化器障害や寄成虫症・さらに日光浴不足も要因となってきます。症状は、関節の疼痛と腫脹がみられます。それにより猫は、運動を嫌がって動きたらなくなり歩行がおかしかったりします。起立姿勢が変形して、肋骨と肋軟骨の接合部が腫大してしまいます。 猫のの治療方法・対策 運動制限と食事の改善を最優先にしてください。消化器障害や寄生虫病があれば、適切に対応します。病的骨折・骨の変形のないクル病であれば、一週間程度で活発さを取り戻し、一か月後には通常の生活が出来るようになります。高齢の骨軟化症では、カルシウムやビタミンDの吸収障害が原因であることが多いので、投与することもあります。しかし薬物は、過剰投与すると新たな骨疾患を生じるので、十分に経過を見て慎重に改善してください。

» 猫のビタミンA過剰症

猫のの症状と原因 欧米に比べて日本のネコは魚などの食事が多いために、あまりこの病気にかかるネコは少ないです。ただ、肉食の食事が多い場合は発症します。症状としましては脊椎の変形などにより体が硬直したり、横になって起き上がれなくなったりします。 猫のの治療方法・対策 体の痛みの元となっている症状を和らげるため、消炎鎮痛薬などを投与します。

» 猫のビタミンA欠乏症

猫のの症状と原因 ビタミンAの不足によって皮膚が乾燥したり、ふけが出やすくなったりします。ネコは人間のように野菜などのベータカロチンをビタミンA に作り変えることが出来ません。ですからネコは動物性の食物から摂取する必要があります。 猫のの治療方法・対策 原因がビタミンA欠乏によるものと疑われた場合はビタミンAを内服や注射によって補給します。また、皮膚の病変については皮膚病の治療を併行します。

» 猫のビタミンB欠乏症

<$mt:Include module="タイトルとカテゴリ"$> 猫のの症状と原因 猫に起こりやすい深刻な病気です。初期症状は軽い食欲低下や吐き気などで、病気が進行すると目の瞳孔が開き、歩き方が不自然だったりといった神経症状を現しはじめます。食事が原因で発症することが多く、とくに加熱処理をしていない生食の貝類や甲殻類といった食物を多量に摂取することによって体内のB1が破壊されていきます。 猫のの治療方法・対策 ビタミンB1を、注射や内服によって補給してあげます。また、貝類・甲殻類・魚類の内臓などは加熱して食べさせるようにします。不足する酵素などの栄養素は食事以外で補いましょう。

» 猫の肥満

猫のの症状と原因 猫や動物は本来、自分に必要なカロリーしかとらずに肥満とは無縁です。しかしカロリーの低い食べ物の時はたくさん食べ、カロリーの高い食べ物の時には少ししか食べません。しかし蓄積化され、ときどきコントロールを失う場合があります。コントロールを失ってしまう一番の理由は、避妊手術によるホルモンのアンバランス化です。雌より雄の去勢の方が肥満になる傾向があります。 どんなネコでも一日の大半をあまり動かずに過ごします。しかし、肥満によってさらに運動能力が低下して動かなくなっていくので悪循環に陥ります。肥満は高カロリーな食事や運動不足などが原因です。また病気により、副腎皮質機能亢進症などで、内分泌系の病気が肥満の原因に進む時もあります。 猫のの治療方法・対策 肥満予防には、エネルギーを押さえる食事管理が最も重要です。体重維持または、減量のための食事管理は、猫の理想体重を設定しましょう。減量は時期や目標を立て急激で無理な設定は避けましょう。高齢の猫では、筋力や内臓の機能などの低下によって、基礎代謝が約20パーセントほど低下するといわれており、必要以上にエネルギーを取ると、体脂肪がたまって太りやすくなります。
猫の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
大型犬
(歳)
1 5 10 20 27 33 39 45 50 55 60 65 70 74 78 82 86 90 93 96 99 102 105

※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。