猫の寄生虫の病気(寄生虫病)に関する情報

耳の病気には細菌や寄生虫、アレルギーなどによって起こるもの、耳の中に異物が入ったり、耳の神経や血管のトラブルによって起こるものと、多岐に渡る原因があります。また他の耳の病気をきっかけに発症するものもあります。

耳(耳垢)に異臭があったり、痒がる、頭を振るような動作を見かけたら耳の病気を疑いましょう。病気によっては出血したり、耳の一部が腫れたりと耳自体に異常が見られるものがあります。聴力障害や歩行障害も耳の病気が原因になっていることがあります。


耳を脱脂綿や綿棒で掃除した後に抗生物質を投与します。菌や寄生虫が原因であればその駆除を行いますが、外科手術を行う必要があるケースもあるため、日頃からペットとスキンシップをとりながら、チェックしてあげましょう。。寄生虫などが原因の場合は、対象の治療を終えただけで安心してはいけません。ブラシや首輪など、その子の身の回りのものも一緒に対処しないと、せっかく直っても再発する可能性が高いです。特に耳が垂れてる猫種は通気性が悪く不衛生になりがちです。他の猫種異常に気を配ってあげてくださいね



» 猫のフィラリア症(犬糸状虫症)

猫のの症状と原因 フィラリアは犬の病気としては認知度が高いのですが、実際には猫にもおこる感染症です。フィラリアに感染した犬や猫の血液に混じってミクロフィラリアが蚊の体内に潜入し、その蚊が他の犬やネコを刺して感染します。犬の場合は、心臓に寄生しますが、猫の場合はフィラリアの成虫が(20―30m)右心室、肺動脈に寄生し、呼吸障害・肝腎疾患・循環器障害などを発症します。雄と雌のフィラリアが寄生した場合たくさんの子虫を産みます。 進行するまでは、無症状の事が多いですが、進行すると、元気がなくなり、乾いた咳をしたり、喉に何かつまったような動作で呼吸が苦しそうだったり、突然吐いてしまう事もあります。また呼吸器意外にも循環霜害から肝臓に負担がかかったり腎臓が悪くなったりと様々な症状をていしてきます。末期では腹水の貯留や血尿などもみられます。 猫のの治療方法・対策 薬を飲ませる内科治療と直接虫を取り出す外科治療のどちらかが選択されます。猫のフィラリア症は、屋内・屋外でも同じように感染がみられています。 家の中にいるから安全という事は決して言えません。フィラリア症が発生している地域では、フィラリア予防薬で予防をしてあげることが猫を守ってあげる安全な対策法です。現在では、猫のフィラリア予防薬も販売されています。獣医師さんに相談し、予防に努めることが大切です。

» 猫の鉤虫症(こうちゅうしょう)

猫のの症状と原因 長さ1~2cmぐらいの白い虫が、小腸に寄生して発病します。子ネコは特に症状が重くなるので注意が必要です。この虫は、犬の小腸の粘膜にかみつき、血を吸って生きているので、犬はひどい貧血、腸炎および、栄養不良となります。とくに子犬に感染するとショック症状を呈することもあります。血便やひどい下痢を起こし、脱水症状になる。 甲虫に感染したネコの便に卵が含まれているので、この孵化した幼虫がネコの口の中に入ったり皮膚から侵入した場合に感染します。猫の口や皮膚からうつったり、親猫から子猫にうつることもあります。 猫のの治療方法・対策 駆虫薬を投与します。また、腸内で出血を起こしている場合は止血剤を与えます。いつも清潔にして再感染を防ぐ。普通は犬が慢性的な不健康状態に回復しますが、腸炎に対する処置や栄養補給などをおこないます。 急性および急性鉤虫症で症状が重くて、貧血が激しい様子でショック状態にあるものでは、輸血をおこなうなどの救急処置を必要とします。

» 猫の条虫症

猫のの症状と原因 ほとんどの場合、症状らしい症状は現われません。ただ、ネコが排便後に肛門の周りにくっついた便の中で白くて小さな片節を見つけることがあります。ウリザネ条虫・ネコ条虫・マンソン裂頭条虫などがおもな条虫です。寄生虫は、楕円形を一列にたくさんつなげたような形をしていて、場合のよりましては長さが約1mにもなります。寄生する場所は腸の中になります。感染してしまいましたら、下痢をしたり、吐いたりすることがあります。 条虫は頭の部分で増殖して体を伸ばしていき、卵をたくさん含んでいる後の方の体をちぎって便の中に卵を排出を行ないます。検便でこの虫卵を見つけることは難しく、普通は便の表面や肛門の周囲に付着しているのを直接確認することで確定診断がされます。この片節はちょうど米粒のような形・大きさをしています。瓜実条虫の感染はノミが媒介しています。ノミの幼虫が瓜実条虫の卵を食べて、その卵はノミに消化されることなくノミが成虫になるまで生きてしまいます。 成長して成虫になると動物の血を吸うようになりますが、血を吸われている動物は毛づくろいなどをしたときにノミを食べてしまいます。そして食べられたノミはそのまま消化されてしまいますが、その中で生きていた瓜実条虫が新しい宿主としてその動物に感染するのです。したがって、瓜実条虫に感染している動物は必ずどこかにノミがいるはずです。逆にノミに感染している犬・猫はこれから感染する危険性があり、あるいは既に感染しているのかもしれません。 猫のの治療方法・対策 虫の一部の確認と糞便検査、駆虫を施します。飼っている猫すべてに対して数ヶ月間、ノミの駆除を続けます。

» 猫の回虫症

猫のの症状と原因 子ネコの場合は元気がなくなり、下痢や便秘になります。大人のネコの場合はほとんど症状が表れません。回虫に感染したネコの便の中の回虫の卵がなんらかの偶然で口に入った事により感染します。また、感染しているネズミや小鳥などを食べてしまうなどがあげられます。 感染した猫回虫の幼虫は、体の中を移動していきます。胃で始まり(卵からかえる)→胃壁に侵入→肝臓→心臓→肺→気管→食道→胃→小腸(成虫)と移動します。ごく一部は心臓から全身に分布・寄生してしまいます。授乳中の母猫では乳汁の中へ猫回虫が移動する。特に猫回虫では幼虫が全身を移動しながら成長していくので、さまざまな症状が現れます。例としては、嘔吐・下痢・貧血、肝炎、肺炎、痙攣、麻痺など。また、回虫の感染により宿主の抵抗性が低下して、その他の病気を併発したり、病状が重くなることもあります。 猫のの治療方法・対策 駆虫薬によって腸内の回虫を除去します。嘔吐や下痢の症状がある場合はそれぞれの治療も行います。虫卵は高温と乾燥に弱く、また新鮮な便の中の虫卵は動物に感染できるようになるまでに約10日間ほど必要なので、猫の便は速やかに処分し、乾燥と清潔を保つように心がけてください。同時に小動物との接触がありそうならば、それらの駆除を行うことでも予防効果があります。
猫の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
大型犬
(歳)
1 5 10 20 27 33 39 45 50 55 60 65 70 74 78 82 86 90 93 96 99 102 105

※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。