犬の黒色腫(メラノーマ)

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犬の黒色腫(メラノーマ)の症状と原因

症状原因

黒色腫(メラノーマ)は皮膚にできる黒色状の病変です。良性(メラノサイト-マ・悪性(マリグナントメラノーマ)で分かれています。「黒色腫」はその名の通り、基本的に腫瘍の色が茶色から緑黒色ですが,中には色素のないものもあります。色素の濃さは必ずしも悪性の強さを表してはいるわけではありません。一般的に黒色腫(メラノーマ)は口腔内・眼球・皮膚・指等にみられます。口腔や指に生じるものは悪性がほとんどです。

皮膚の黒色腫は、犬の皮膚腫瘍の中では比較的少なく、黒い犬、老犬に多い傾向があります。頭部、四肢、胸部、腹部、背部に境界明瞭なドーム型黒色の結節ができるものは多くは、良性の黒色腫です。メスよりもオスの発症が多く、平均発生年齢は9~11歳です。皮膚の色素沈着度が悪性黒色腫はリンパ行性および血行性に早期に転移し、黒色腫と診断された時点ですでにリンパ節や肺に微小転移に存在することが多いです。

通常は切除することで治癒しますが、口腔内や爪床(爪のつけね)に発生するものは、非常に悪性で、発見したときにはリンパ節転移がすでに起こっていて手遅れのこともある怖い病気です。

犬のメラノーマの原因には加齢・紫外線・放射線・化学的癌物質・刺激物質・ホルモン・ウィルス・遺伝性・免疫不全等挙げられています。

犬の黒色腫(メラノーマ)の治療方法・対策

治療方法

一般的な治療法としては、扁平上皮がんの場合と同じように、周囲組織を含めて切除します。がん細胞を確実に破滅させるために、悪性黒色腫の切除後に、術部とがんが広がっている部位に放射線療法を行うこともあります。

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※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。