猫の黄色脂肪症(イエローファット)

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ビタミンB2・B6欠乏症上皮小体の異常黄色脂肪症(イエローファット)クル病ビタミンA過剰症ビタミンA欠乏症ビタミンB欠乏症肥満

猫の黄色脂肪症(イエローファット)の症状と原因

症状原因

栄養価が偏ると発症する病気です。猫の腹部や胸部、腹腔内などにたまった皮下脂肪が酸化して変性して、炎症を起こします。脂肪は本来きれいな白色ですが、黄色脂肪症になると黄色く変色してみえることから イエローファットとも呼ばれます。

腹部に脂肪の硬いしこりが出てきます、このしこりは痛みとを伴うためネコは突っ立ったような奇妙な歩き方をします。原因は「不飽和脂肪酸」と言うマグロ・カツオ・アジ・サバなどの青物の魚に含まれる成分の過剰摂取によって引き起こされます。なので、この種の魚を食べ過ぎないようにします。

猫の黄色脂肪症(イエローファット)の治療方法・対策

治療方法

脂肪の酸化を抑えるビタミンEを飲ませたり食事に混ぜたりします。また患部の炎症を抑える為に抗炎症薬(消炎剤)などを処方します。猫が発熱する、脱水をおこす、食欲をなくすなどの症状をみせている時は それぞれの症状を抑える内科的な対症療法を行います。

魚類の食べ過ぎ、偏食が引き起こす病気である。治療法として食生活の改善が大事になってきます。また、脂肪の酸化を防ぐためにビタミンEを投与し、少しでも症状改善へと進めて行きます。始めに、生魚・焼き魚・干物などの魚類を食べさせないように飼い主さんが管理してください。

市販で売られてる良質なキャットフードは、ドライや缶詰タイプでも、脂肪の酸化防止用にビタミンEを添加しているため、それほど問題はありません。可能であれば、魚類以外の栄養素をたくさん含むキャットフードを採用したほうがいいかもしれないです。

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猫の病気辞典目次(病名別)

猫の年齢表
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大型犬
(歳)
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※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。