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犬の元気がない

犬の病気 症状別一覧
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» 犬の肝臓癌

犬のの症状と原因 肝臓癌は、その名の通り、肝臓そのものに腫瘍ができてしまう病気です。この腫瘍自体にも肝臓癌の他に、ヘパトーマ、肝リンパ腫、肝血管肉腫など、様々な種類があります。初期症状がほとんど確認できないため、症状がかなり進行してから発見されるケースが大半を占めます。肝臓癌は、主に肝臓から腫瘍が発生する原発性肝臓癌と、他の部位にできた悪性腫瘍が肝臓に転移する転移性肝臓癌に分けられます。 原発性肝臓癌は老犬に多く見られます。原因としては、遺伝、食生活、生活環境、加齢など、多くの考えがありますが、現在も詳しい原因はわかっていません。転移性肝臓癌は、多くの場合、胃や膵臓を始めとする、隣り合う臓器から転移します。初期症状は元気がなくなる程度ですが、症状が進んでいくと、お腹が大きくなる、食欲不振、嘔吐といった症状が見られます。 犬のの治療方法・対策 主な検査方法は、X線検査、超音波検査、バイオプシーです。基本的にどちらの肝臓癌に対しても、食事療法、内科両方が行なわれます。外科手術に関しては、原発性肝臓癌の場合、早期であれば手術によって完治する可能性もあります。それ以外のケースと転移性肝臓癌に関しては予後は難しいものになります。

» 犬の先天性の奇形

犬のの症状と原因 生まれつき心臓の中にと穴があいていたり、太い血管が胎生期にあった血管の名残でつながっていたりし、動脈血と静脈血が混ざってしまっているなどの状態を先天性のと言います。大動脈が心臓から出て行く部分が狭くなっていたりするものがあります。 体重が増えない・チアノーゼにより口唇などが紫色になる・呼吸障害・体の成長がしないなどの支障をきたします。手術をして正常な心臓のしくみに近づけたとしても、健康な人の心臓とは、まったく同じにはなりません。 それは手術をすることによって、心臓自体を傷つけているからです。元気になってからも、手術した心臓がずっと正常に働いてくれれば問題ないのですが、突然異常をきたす可能性は十分考えられます。少しでも息切れや様子がおかしかったら早期に動物病院で診察を受けましょう。その後心臓の状態や生活環境に、気を配り飼い主さんが優しくケアしてあげましょう。 犬のの治療方法・対策 心臓の異常が見つかった場合は外科的手術をおこないますが、困難なケースが多く慎重な選択が必要になってきます。運動の制限・食事療法の管理も、一定程度の効果もありますが、根本的な治療には外科手術が行われるようになります。

» 犬の腎不全

犬のの症状と原因 腎臓は、血液中の老廃物を濾し取る役割をしています(血液濾過機能)。腎不全はこの腎臓が何らかの原因でこの機能をしなくなった状態で、急性と慢性に区分されます。犬の慢性腎不全は、主に高齢期以降の犬にみられ、徐々に腎臓の働きが悪くなっていきます。 慢性腎不全は、進行性の病気のため治癒は期待できない事が多いですが、これらの治療を組み合わせることにより、できるだけ症状の進行を遅らさせることは可能です。急性腎不全の症状は、嘔吐、下痢、脱水症状など。慢性では、食欲不振、多飲多尿、嘔吐、下痢などの症状が現れます。 犬のの治療方法・対策 現在、腎不全の治療は、病気のステージによって食事療法、老廃物吸着薬の内服、点滴療法、その他の治療法などを組み合わせて行なう対症療法が主流となっています。 ※犬の急性腎不全の場合 おもな治療は尿の量をふやすこと、余分な窒素化合物を体内からとりのぞくこと、またたんぱく質以外の栄養を与えることです。急性腎不全の場合、原因を取り除いてやる事によって腎臓の機能回復を図ります。この場合の腎臓の障害は徐々に回復する可能性もあります。内科的治療で、点滴により不足している水分を補ったりします。 短期間のうちに急激に腎臓の機能が低下し、体内に濾過しきれない老廃物が溜まる事により全身的な症状が出ます。原因として考えられるのは、感染症・中毒により腎臓自体に障害が起こし、事故などによる膀胱・尿道の障害などでも誘発し引き起こされる可能性あります。 ※犬の慢性腎不全の場合 輸液や薬などで尿の量を増やします。また、食事療法が中心になりますが、十分な水も必要とします。液体はときどき経静脈的に、または場合によっては経皮的(皮下)に投与します。 慢性腎不になりますと徐々に腎臓の機能が低下します。腎臓の3/4が破壊されてしまって機能しなくなった時に起きます。急性腎不全が慢性腎不全の原因になる事も考えられます。 破壊してしまった腎臓の細胞組織は回復はありません。その為に残った腎臓部分に影響がない為に、不足するために起こる障害を機械的に助けてやる方法が取られます。人間では人工透析になるのでしょうが、今現在では犬用の人口透析は開発されてません。 どこの動物病院でも行えるわけではありませんが輸液や薬などで尿の量を増やします。食事の治療をして十分な水も与えて下さい。液体は期間をおいて経静脈的に、皮下に投与します。

» 犬のコロナウイルス性腸炎

犬のの症状と原因 コロナウィルスが発見された当初は病原性が弱いと言われていましたが、突然その病原性が強くなり世界中に蔓延しました。感染すると、突然、元気がなくなって、食欲不振、下痢、嘔吐、脱水などの症状から始まります。激しい下痢と嘔吐の胃腸炎を起こします。 特に、下痢便は、オレンジ色を帯びた粥状をしています。イヌコロナウィルスによって起きる腸炎です。非常に感染力が強いのが特徴です。また、パルボウイルスと同様、死亡率が高い病気です。感染した犬の嘔吐物・糞便に口や鼻が触れることによって感染します。 感染経路は、便による感染です。伝染力がとても強くて、集団飼育している場合には短期間で蔓延してます。伝染力が強く、集団飼育している場合には短期間で蔓延してしまいます。感染した犬が回復しても、数週間はウィルスを便の中に貯めて排出し続けますパルボウィルス感染症とは違い、白血球減少はみられません。多くの場合に、発熱はみられません。幼犬の場合では、急速に元気を失い脱水して急死してしまうケースもあります。 犬のの治療方法・対策 脱水対策として電解質液による支持療法を必要とします。通常はそれだけで十分です。ワクチン接種がとても有効になります。伝染力がとても強いので蔓延防止には十分の注意が必要です。また他のウィルスとの混合感染や細菌の二次感染・腸内の寄生虫による病気・ストレスなどにさらされると悪化の一歩を進んでしまいます。犬の生活環境をきれいに清潔にして、健康管理も正しくしましょう。

» 犬の水頭症

犬のの症状と原因 頭蓋骨の内部には脳質と呼ばれる空間があり、脳脊髄と呼ばれるクリアな水のような液体が満たされています。様々な要因で脳脊髄液が増えて溜まると脳室が大きくなって圧迫され、多くの神経症状が起きます。 水頭症には (1)脳室内に脳脊髄液が異常に貯留し、その結果脳室の拡張を生じ、脳組織が圧迫されて種々の障害を生じる内水頭症と、(2)くも膜下腔に脳脊髄液が貯留して同様な障害を生じる外水頭症の2種類があります。 チワワ・ヨークシャテリア・トイプードル・などの小型犬、あるいはボストンテリア、ペキニーズなどの短頭種に多発する傾向があります。 先天性水頭症の主な症状は、嗜眠・活動性の低下・発作・痴呆・行動異常などの意識障害・不全麻痺・斜視・眼球振とう・筋硬直などの運動障害・視力障害・姿勢反応異常などの知覚障害などです。出生直後あるいはしばらくして、泉門の拡大や骨縫合線の離開を伴った頭蓋の拡張は早期に指摘できますが、神経症状は一般的に最初から伴わず、後になって発現するため、すぐにはわかりません。 後天性水頭症では症状は進行性の場合が多いと考えらますが、特徴的な原因はありません。 犬のの治療方法・対策 診断は特徴的な症状、レントゲン検査、CTスキャンで行われます。脳炎があるかどうかは脳脊髄液の検査で調べ、症状のないものは治療は必要ありません。症状のあるものでは、薬物療法で脳脊髄液を少なくしたり、手術によって脳脊髄液を他に流す処置を行うこともできます。
犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。