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犬のその他の病気

各病気の原因や症状として現れる病気。中でも特に気をつけてあげたいのが、万病の元となる肥満です。「好きなものをおなかいっぱい食べさせてあげたい」、「おやつをおねだりされるとつい応えてしまう」…我が子が可愛いあまりに行いがちなこと故に、ある意味もっとも深刻と言えるでしょう。

しかし本サイトでご紹介しているとおり、病気の原因には肥満が挙がるもの多いので、我が子を思うのであれば、時には心を鬼にしなければいけません。「自分の好きなものだけを好きなときに好きなだけ食べれない辛さ」と「いつ倒れるかわからない命に関わる大病を抱える体、一生治療を受け続けなければいけない体になる辛さ」、どちらが当人にとって辛いか、誰でもわかることですよね。そうならないようにする事こそ、我が子へ向ける本当の愛情の形だと私は思います。


偏食を防ぐのも運動する習慣をつけるのも、みんな幼い頃からのしつけが重要になります。原因が不明な髄膜炎や脊髄空洞症のような病気とは違い、このように飼い主次第で避けてあげられる、いち早く異常に気付いてあげられる病気は決して少なくありません。実際に偏食になってしまったり、運動を嫌がるようになってしまった場合には、獣医さんやトレーナーの方に対策を求めると良いでしょう。現在解明されていない病気も、正しい生活習慣を送らせてあげることで予防できる可能性だってあるのですから、是非気をつけてあげたいですね。



犬の病気 症状別一覧
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» 犬の犬の年齢表

(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 小型犬 (歳) 1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96 大型犬 (歳) 1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89

» 犬の中毒

犬のの症状と原因 中毒の症状は、嘔吐や下痢、痙攣、口から泡を吹く、昏睡状態などです。原因としては殺虫剤や除草剤を撒いた場所を通る事で中毒になる他、タバコや洗剤、石鹸で中毒になる恐れがあります。また、薬の誤った投与によっても中毒症状が起こります。 食事の中で最も多く中毒を起こす原因になるのは「タマネギ」です。人間が食べられても動物には毒になる食品は、チョコレート、ニンニクなどを始めとしてたくさんあります。あらかじめ購入時にペットショップや、検診時やワクチン接種時にお医者さんで訪ねるか、書籍やホームページで調べましょう。 犬のの治療方法・対策 まず、中毒を起こす対象物が対象の顔や体に接触してしまった場合はホースやシャワーなどの水(ぬるま湯でも大丈夫)で十分に洗います。物質が人間にも刺激の強いものである場合にはゴム手袋やマスク、エプロンなどで肌に触れるのを避けてください。 口の中に入ってしまった場合には水をたくさん飲ませましょう。一見可愛そうな事のように見えますが、食塩を一定量愛犬の舌に乗せて飲み込ませて嘔吐を促す方法も有効です。これらの応急処置を行った後、直ちに獣医師の診察・治療を受けてください。

» 犬の髄膜炎(髄膜脳炎)

犬のの症状と原因 髄膜炎とは、脳や脊髄を覆う髄膜という部分が炎症を起こす重病で、主に細菌性髄膜炎と、無菌性髄膜炎の2種類があります。髄膜炎のうちの多くは、細菌が歯や耳の病気から血液を介して侵入し、発症に至る細菌性髄膜炎で、重い後遺症が残ることがあります。無菌性髄膜炎の原因は現在不明ですが、こちらは比較的軽症で、治る可能性があります。症状は、発熱、痙攣、突発的な痛み、歩行異常などがあります。 犬のの治療方法・対策 脳脊髄駅検査、X泉検査、ルーチン検査などを行い、コルチコステロイドや抗生物質、を用いる内科療法を中心に治療していきます。

» 犬の脊髄空洞症

犬のの症状と原因 脊髄空洞症とは脳や脊髄を覆っている脳脊髄液に障害が起こり、脊髄内に貯留した髄液が脊髄を圧迫し、空洞を形成してしまう病気です。犬に発症した場合、その症状はふらつく程度の軽い症状が多いものの、全身の神経に問題を起こす病気である為、重度の場合は顔や両足の麻痺、疼痛を起こす恐れがあります。原因は人間の場合も犬の場合も共に不明です。その為、治療法も未だ確実なものはありません。 犬のの治療方法・対策 MRI検査などで診断する事ができます。現在、治療法として、手術を行う外科療法と、鎮痛剤やステロイドによる内科療法などが行なわれていますが、未だ症例が極めて乏しく前述した通り、確固たる治療法は確立されていません。まだまだ未解明な病気と言えます。

» 犬の熱中症(熱射病)

犬のの症状と原因 犬は熱中症になりやすい動物です。人間には汗をかく場所はたくさんありますが、犬の皮膚には汗腺がないために体温を冷やすことはできません。唯一汗をかく場所は足の裏です。そこで犬は熱くなり体温が上昇した時に、口で呼吸し、空気の入れ替えを行なって体温を下げようとします。しかしこれでは効率が悪く、熱中症の危険があります。太りすぎの犬・ブルドックやチンなどの短頭犬や心臓病のある犬は呼吸問題を持っています。そのために熱い日は、他の犬よりも熱中病・呼吸困難になりやすいので注意が必要です。 熱中症の症状は呼吸が速くなる、よだれを垂らす、左右にフラフラ歩き動かなく意識がもうろうとした状態などです。高危険レベルになりますと、大量によだれをを出し、舌が垂れさがります。人間と同様に舌や唇がチアノーゼを示して青紫色になります。犬が落ち着いた状態になっても、後から脳障害など受けることもあるので病院に必ず連れて行きましょう。 犬のの治療方法・対策 人間が暑いと感じれば犬達も同じだと思って下さい。飼い主さんやワンちゃんもしっかり暑さ対策はしましょう。夏場の炎天下での運動・散歩は避けるようにして、涼しい朝や夕方にするようにします。最近では市販のクールマットを敷いてあげてたり、外に一緒に出るときや室内でいるときも水を用意したら予防につながります。水をかけてからあおぐと体温が下がります。また水で濡らしたタオルをかけるのも効果的になります。タオルには熱が吸収するのでひんぱんにタオルを替えましょう。

» 犬の血便

犬のの症状と原因 何かの原因で下痢が始まり、3日目ぐらいになると、下痢便に血が点々と混じることがあります。これは、下痢が続いたことで腸内が荒れて出血したので、下痢の原因とは別の場合があります。 1.お腹が冷えてしまった…室内で生活している犬で、特に夏などひんやりとしたフローリングやお風呂のタイルにベタッとお腹をつけて寝るのが好きな子がいます。でも、1時間も2時間もそのまま寝ているとお腹をすっかり冷やしてしまい、下痢してしまいます。 2.寄生虫がいる…寄生虫には何種類かあって、血便を起こしやすい虫もいる。子犬だと、血便で血液を失い、寄生虫に体の栄養をとられて衰弱し、命に関わる場合もあります。 3.ネギ中毒…症状がひどかったり、手遅れになると命に関わるので注意が必要です。ネギそのものは食べさせなくても、エキスを含んだ煮汁や他の物でも同じ事なので注意しましょう。血尿、おう吐も伴う場合があります。 4.伝染病に感染した…伝染病ウイルスを運んでくるのは犬だけではなく、家族全員が可能性があるので、きちんと予防注射を受ける事が大切です。 犬のの治療方法・対策 犬の排便後の処理の時、ウンチの色・大きさ・固さ・におい・などをチェックして、健康状態を見守ってください。日常の様子を見ればわずかの異常を飼い主さんが察知できます。犬の血便による重い病気やケガなどに対して、素早く対処するができるようになります。

» 犬の下痢

犬のの症状と原因 1.寄生虫がいる…寄生虫の種類はいくつかあり、駆虫薬も違う場合があります。必ず検便をして、寄生虫の種類を特定してから駆虫薬を処方してもらいましょう。子犬では、寄生虫に栄養をとられて成長が悪くなる事もあります。 2.食べ物にあたった…いか、たこ、えびは、食べるとひどい下痢をおこすことがあります。 3、フードの量が多い…子犬の場合は、体が小さいのでフードを多くあげてしまいがちです。下痢まではしなくても、軟便が続いていたら、少し減らしてみましょう。 4.強いストレスを受けた…一番好きな家族が、何日か家を留守にしたり、自分がどこかへ預けられたり、所で工事をしていて日中大きな音が何時間も聞こえたり、等の原因も考えられます。この場合は、元の環境に戻れば犬の精神状態が落ち着いて、ほとんど治るが、あまりにひどい下痢だったり、環境が戻っても長引いてる時は、治療が必要な場合もあります。 5.体質…元気も食欲もあるのに、しょっちゅう下痢をして痩せている。こういう場合、消化機能の弱い体質かも知れません。“いつも元気だから病気じゃないだろう”と思わずに、体質改善などの方法をとることが必要です。 犬のの治療方法・対策 急性の下痢では、それぞれの症状に基づいて治療をします。獣医師は、食事の成分や薬剤など可能性のある特異的原因を取り除く治療を行います。下痢を起こしている犬に、飲み水を与えても問題はありませんが、下痢をしたあとの2~3時間は食事を控えるべきです。荒れた腸粘膜を保護するお薬や、腸の動きを整えるお薬などを必要に応じて投与することもあります。

» 犬の肥満

犬のの症状と原因 肥満とは、体脂肪が基準より過剰についた状態のことをいいます。通常適性体重の15%を超えると、治療(減量)の必要があるとされています。肥満の原因に・過食(食べ過ぎ)・高カロリー・高脂肪な食事を与えすぎ・運動不足・病気(ホルモン異常や脳腫瘍など)・去勢や避妊手術による運動量の低下・ホルモン分泌の変化・遺伝的要因(肥満になりやすい犬種)などがあげられます。 散歩している犬を見ると、お腹の部分がせり出していたり、垂れ下がって地面にふれそうになっている犬がときどきいます。また、あまりにもでっぷり肥っているので、よく見ないと犬種がわからない犬もたまに見かけます。そこまで極端でなくても、少しコロコロしすぎではないかなと思われる犬はかなり多いようですね。実際に、日本では全体の約30~40%の犬が肥満していると言えます。 肥満は、いろいろな病気の引き金になります。犬の場合では、心臓・呼吸器系・骨や関節の病気にかかりやすいです。心臓は全身に血液を送り、酸素や栄養素を組織に運んでくれる機能を働きます。体が肥満化すれば余分に働かなければなりませんから、疲労しやすい体質になります。それ以外にも酸素の摂取量も多くなり、呼吸の回数が増え呼吸器系の病気に発症しやすくなります。また肥満していて身体が重ければ、骨や関節に負担がかかります。 人間同様に犬も大人になると、成犬病の1つである糖尿病にもかかりやすくなります。他に、皮膚病・感染症・便秘・消化器系の病気も起こりやすくなります。また、肥満していると、何事においても耐久力が低下し、特に暑い時期には抵抗力も弱くなります。家庭で判断する時には、両手で犬・猫の肋骨を上から触ろうとしても肋骨が分からない・腹部が垂れ下がってたり横に張り出している・腰部が脂肪で盛り上がっているなどが上げられます。 犬のの治療方法・対策 肥満を防ぐには飼い主さんがきちんと体重管理を行なって、定期的な体重測定が必要になります。少なくとも1カ月に1度は、犬の体重を測定しましょう。肉眼で見ているだけでは、太ったことに気づかないことがあります。肥満の程度が少ないほど、減量は容易なのですから早めに気づいてあげることが大切です。標準体重よりオーバーしていれば、食事の量を調節して体重を元に戻すようにする必要があります。 通常のペットフードでなく、肥満用の低カロリー・低脂肪で繊維質が多く含まれた食事を与えてあげて下さい。また食事を与える時には、決められた時間・場所、量を守り、間食を絶対に行わないようにしてください。
犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。