犬の天疱瘡

カテゴリ |  皮膚の病気(皮膚病)

アナフィラキシーダニ・ノミ皮膚糸状菌症(リングワーム)食物アレルギーニキビダニ症(毛包虫症,デモデックス症)天疱瘡脂漏症アトピー・アレルギー膿皮症 (皮膚の細菌感染)脱毛症ノミアレルギー

犬の天疱瘡の症状と原因

症状原因

もともと人の皮膚病として古くから知られていた病気ですが、 1975年に犬でも同様の疾患が確認されました。現在は落葉性、紅斑性、尋常性、増殖性の4つの変種に分類されています。一般に口や鼻の周囲、肛門や生殖器の周囲、腋や大腿の内側などの皮膚と粘膜の境界部位などによく発症します。

症状は、まず口腔内にはじまることが9割で、その後口や鼻の周囲、肛門や生殖器の周囲、腋や大腿の内側などの皮膚と粘膜の境界部位などに大型の水疱が形成され、破裂後、びらんや潰瘍をおこします。細菌の二次感染も懸念され、尋常性天疱瘡は、致死的で大変危険な病気です。

犬の天疱瘡の治療方法・対策

治療方法

治療法としては、抗生物質療法で細菌感染の治療を行います。また、ステロイド、免疫抑制剤による治療を長期間行います。犬ではこの他、全身性エリテマトーデス、円板状エリテマトーデス、類天疱瘡などの自己免疫疾患がまれにみられますが、治療はほとんど同じと考えられております。

<関連コラム> - このページを見た方は、次のページも読んでいます -
脳幹活性療法         

​ ​ ​

犬の病気辞典目次(病名別)

犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。