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犬のよだれがひどい

犬の病気 症状別一覧
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» 犬の気胸

犬のの症状と原因 事故や怪我による外傷や、咳などの衝撃によって肺や気管が破れてしまったり、肺炎や気管支炎などの呼吸器の病気によって発症する病気です。 胸の胸腔という場所に穴が空くと、そこから空気が入り込んでしまいます。そのため、肺が十分に広がらず、呼吸することが困難になります。 また、症状が重いとよだれが出たりチアノーゼにかかったり、吐血や喀血が見られることもあります。また、胸部に痛みがあるので、胸に触られる事を嫌がったり、運動することを拒んだりします。 犬のの治療方法・対策 症状が軽度のものであれば、安静にさせて処方薬を飲ませていれば、やがて完治することがあります。しかし、それだけでは治らない場合、針などを使って、胸腔の中の空気を除去しなければなりません。それでも呼吸困難が解消されない場合は、定期的に空気を抜いたり、酸素吸入が必要になる場合もあります。これらの対応は、気胸の原因の除去と平行して治療していきます。呼吸器の病気が原因になった場合には、その病気への治療も合わせて行い、外傷が原因となっている場合には、胸部切開などの外科手術等を施した上で行います。

» 犬の黒色腫(メラノーマ)

犬のの症状と原因 黒色腫(メラノーマ)は皮膚にできる黒色状の病変です。良性(メラノサイト-マ・悪性(マリグナントメラノーマ)で分かれています。「黒色腫」はその名の通り、基本的に腫瘍の色が茶色から緑黒色ですが,中には色素のないものもあります。色素の濃さは必ずしも悪性の強さを表してはいるわけではありません。一般的に黒色腫(メラノーマ)は口腔内・眼球・皮膚・指等にみられます。口腔や指に生じるものは悪性がほとんどです。 皮膚の黒色腫は、犬の皮膚腫瘍の中では比較的少なく、黒い犬、老犬に多い傾向があります。頭部、四肢、胸部、腹部、背部に境界明瞭なドーム型黒色の結節ができるものは多くは、良性の黒色腫です。メスよりもオスの発症が多く、平均発生年齢は9~11歳です。皮膚の色素沈着度が悪性黒色腫はリンパ行性および血行性に早期に転移し、黒色腫と診断された時点ですでにリンパ節や肺に微小転移に存在することが多いです。 通常は切除することで治癒しますが、口腔内や爪床(爪のつけね)に発生するものは、非常に悪性で、発見したときにはリンパ節転移がすでに起こっていて手遅れのこともある怖い病気です。 犬のメラノーマの原因には加齢・紫外線・放射線・化学的癌物質・刺激物質・ホルモン・ウィルス・遺伝性・免疫不全等挙げられています。 犬のの治療方法・対策 一般的な治療法としては、扁平上皮がんの場合と同じように、周囲組織を含めて切除します。がん細胞を確実に破滅させるために、悪性黒色腫の切除後に、術部とがんが広がっている部位に放射線療法を行うこともあります。

» 犬の狂犬病

犬のの症状と原因 狂犬病は、哺乳類や鳥類などすべての恒温動物に感受性がありますが、特に犬を始め、キツネ、オオカミ等犬の仲間が感染しやすい、ウイルス性の病気です。この病気の恐ろしさは、症状の悲惨なこともさることながら、いったん発病すると、現在の医学でも治療方法はまったくなく、その死亡率が100%というところにあります。 症状は眼をつり上げて鋭い目に変化・牙をむき・見るからに狂暴な風貌と風体で檻(おり)の中をうろつき、棒でも金網でも、目の前にあるものなら何にでも噛みついてしまいます。WHO(世界保健機関)が狂犬病予防キャンペーンと海外旅行での感染防止の為にのために制作し、世界各地で上映しているフィルムに狂犬病にかかった犬の悲しい姿があります。その犬はやがて体がマヒし、ヨダレを大量に流しながらうずくまり、ついには死んでしまいます。 20世紀末の現在、狂犬病の発生していない地域は、日本では最近ほぼゼロに近いです。中国・インド・東南アジアをはじめとするアジア地域、アフリカ、南北アメリカやヨーロッパなど、地球上のほとんどの国々では毎年、家畜や野性動物、さらには人間に感染する症例がいくつもあります。 狂犬病ウイルスの主な感染事例は野性動物で、アメリカでは、スカンク・コウモリ・アライグマなどを中心に広がって、牛、犬、ネコ、人にまで及んでいます。ヨーロッパでは感染したキツネやオオカミから伝染するケースが、アフリカやアジア、ことに東南アジアやインド亜大陸周辺では犬の症例がきわだって高いです。人を含め、哺乳動物すべてがかかる死の伝染病が狂犬病なのです。 犬のの治療方法・対策 狂犬病が疑われた場合には、関係当局へ連絡の後、獣医師により安楽死が行われ、脳の検査で狂犬病であるかどうかの確定診断が行われます。人間への感染の危険性から治療の選択はありません。 予防方法は、幼犬時に狂犬病の動物に犬がかまれると、唾液に含まれるウイルスが傷口から体内に侵入し、脳や脊髄、眼球、神経などを蝕みます。そして1,2週間の潜伏期ののち、それこそ狂ったように、人でも犬でも物でも何にでもかみつく狂躁期に入ります。 そうなれば、誰でも狂犬病とわかりますが、厄介なのは、それ以前の潜伏期にも唾液にウイルスが混じっており、かみつかれれば感染してしまうことです。感染地帯では、犬にかまれれば、まずこの病気を疑わななくてはなりません。 疑いが晴れるのは、かんだ犬を隔離して10日たっても発症しないことが実証されたとき。それまで、人間にも予防ワクチンを毎日打ち続けて体内に免疫ができるのを待つだけです。毒ヘビのような血清はありません。

» 犬の胃拡張・胃捻転

犬のの症状と原因 膨らんだ胃がよじれて捻転を起こす、中年の大型犬(特に胸の深いコリーやセッターなど)に多く見られる病気です。急激に胃が膨らむため腹部が膨満し、吐き気、元気が無くなる虚脱等の症状が見られ、処置が遅れると、ショック状態に陥る可能性もあります。 原因は不明ですが、犬の胃の運動性の問題、食餌の種類や回数、運動などが発生と関係あるといわれています。この状態が続くと、各臓器や大血管が胃による圧迫を受けてうっ血し、血液循環が悪くなり、心臓にも影響を与え、死を招く危険があるので、動物病院での緊急の対処が必要です。 犬のの治療方法・対策 胃が膨らんで血液循環が悪くなるため、ショックと胃壁の壊死が起こることにより、 この病気は生命を脅かすものとなります。したがってまずショックに対する輸液と 薬物治療が行われ、次に口から胃に向かってチューブを入れて胃の中の空気を出します。チューブが入れられない場合には、外から胃に針を刺して空気を抜くこともあります。そして膨張がなくなった胃について詳細にレントゲン診断を行い、拡張だけなのか捻転をともなうのかを確認し、再発防止のために胃を固定する手術を行います。 犬のの胃拡張・胃捻転の関連情報 ★胃拡張・胃捻転とならないためには食事の回数を1回にしないこと。(最低でも2回に分ける)また、食後の急激な運動も避けることをおすすめします。 ★胃拡張・胃捻転を注意したい犬種 コリー シェパード ボルゾイ グレート・デーン ボクサー ジャーマン・シェパード セント・バーナード ドーベルマン など大型犬

» 犬の気管虚脱

犬のの症状と原因 気管虚脱は、肺への空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれて呼吸が出来なくなる犬しかかからない、犬特有の病気です。一般的には中高齢の小型犬や短頭犬に発症しやすいです。 気管虚脱は遺伝や老化・肥満より起こります。気管の弾性膜が弾力を失い、平たく潰れてしまう為、咳を繰り返し呼吸困難になってしまいます。気管を作っている軟骨組織が正常に作動せずに、周囲の筋肉が保つための力を失って維持できず、空気の流れの通路を妨げられるようになってしまいます。 夏場や暑い季節に発症しやすいです。急にハーハーとかゼーゼーという苦しそうな呼吸をするようになり、時には激しい咳をするときもあります。ひどくなると、ヨダレをたらし、舌や歯肉の色が紫色になるチアノーゼという症状に陥る事もあります。放置すれば、犬は呼吸ができなくなるので、死に至ることもあります。喉の周辺に脂肪がつかないように飼い主さんがしっかり食事や運動をして注意してあげましょう。 犬のの治療方法・対策 虚脱の起きた気管を正常な状態に戻すためには、気管拡張剤や抗炎症剤などの、内科的治療によって処置を施します。症状が軽いときは比較的簡単に治る場合もありますが、再発を繰り返すこともありますので注意が必要になります。暑い時期でしたら更に呼吸が辛くなりますので、家の中で涼しい場所を用意したり、エアコンなどで空気調整してあげてください。症状が重く、呼吸困難がひどいときは、酸素吸入や外科手術などを行ないます。
犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。