犬の膀胱炎

カテゴリ |  腎臓の病気(腎臓病・泌尿器・生殖器)

尿毒症膣の病気脱肛(肛門脱)水腎症間質性腎炎腎盂腎炎包皮炎膣の脱出尿崩症(多飲多渇・多尿症候群)乳腺炎肛門嚢炎尿道結石腎不全急性腎炎ネフローゼ 症候群前立腺炎子宮蓄膿症前立腺肥大膀胱炎膀胱結石

犬の膀胱炎の症状と原因

症状原因

犬の尿が赤くなっていたり・尿を頻繁にする・陰部を繰り返し舐めるなどの行動が見られたら膀胱炎を疑います。傷んだ膀胱には尿が溜まって痛く辛くなりますので1回の排尿量が少なくなって、何度も排泄の仕草をします。膀胱炎が進行すると腹部の圧痛や排尿時の痛みなどがあらわれます。

膀胱炎は通常の尿の流れと逆の方向に細菌が進入し、膀胱で炎症を起こしたものです。希ですが、腎臓の感染、直接血液からの感染、前立腺の炎症が原因となる事もあります。膀胱結石は、慢性膀胱炎の原因となる。また、雄よりも雌の方が、膀胱炎を起こしやすいといわれています。

猫はウイルスやその他の原因であることも多くありますが犬の膀胱炎は、細菌感染によるものが多いです。膀胱炎の原因は,感染による一次性のものと,尿石や腫瘍などの形態的変状による二次性のものとに分けられます。

一般的な症状は、濁った濃い色の尿、少量頻回排尿、血尿、悪臭尿、排尿時の痛み、血尿は排尿の終わり頃重症、白っぽく濁った尿もあり、残尿感、飲水量増加などです。

犬の膀胱炎の治療方法・対策

治療方法

最低2週間は抗生物質を投与します。尿検査結果が正常になったことを確認してから抗生物質の治療を終了します。抗生物質を使用し細菌感染を抑えると排尿の回数は減少して、血尿症状も改善していきます。慢性経過をたどっている膀胱炎では難治性となることがあり治療に時間がかかるものもあります。抗生物質の治療を終えたあとすぐに膀胱炎を再発する犬は、膀胱に結晶か結石のある可能性があります。その場合、原因の結晶や石を手術で取り除く場合もあります。

<関連コラム> - このページを見た方は、次のページも読んでいます -
脳幹活性療法         



犬の病気辞典目次(部位別)

犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。