犬の歯槽膿漏

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エナメル質の形成不全口唇炎歯槽膿漏歯根の膿瘍(根尖周囲膿瘍)歯周病(歯石、歯垢、虫歯) 口内炎

犬の歯槽膿漏の症状と原因

症状原因

歯槽膿漏とは、口の中の細菌によって発症した歯肉炎が、さらに進行して引き起こされる病気です。大半は歯石・歯垢が原因となります。主な症状として、きつい口臭、よだれ、歯茎の腫れ、出血、歯のぐらつき、歯が抜ける、が確認されています。また、歯槽膿漏を治療せずにいると、腎臓病を併発する恐れもあります。検査にはいくつか方法がありますが、歯の診察をする場合は全身麻酔が必要となりますので、愛犬の年齢・体調を考え、担当医とよく話し合って決めると良いでしょう。

犬の歯槽膿漏の治療方法・対策

治療方法

治療は、歯石・歯垢を除去し、抗生物質による内科療法が主な治療法となります。歯槽膿漏は治療するよりも、予防する方が容易い病気です。歯磨きが問題なく行なえるならば、毎日飼い主の方が磨いてあげて下さい。もしも、それが難しいようでしたら、デンタルケアアイテム(ガム、おもちゃなど)を買い与え、それでも歯石が溜まってしまうようなら、酷くなる前に獣医師に歯石を処理してもらいましょう。定期的に獣医師に処理してもらうのも有効ですが、全身麻酔をしなければならない事を考えると、やはり毎日の歯磨きが一番確実で、愛犬に負担のない予防法と言えます。

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犬の病気辞典目次(部位別)

犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。