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その他

水便

<症状と原因>
寄生虫がいる。かぜをひいた。お腹を冷やしたなどが考えられる。

髄膜炎(髄膜脳炎)

<症状と原因>
髄膜炎とは、脳や脊髄を覆う髄膜という部分が炎症を起こす重病で、主に細菌性髄膜炎と、無菌性髄膜炎の2種類があります。髄膜炎のうちの多くは、細菌が歯や耳の病気から血液を介して侵入し、発症に至る細菌性髄膜炎で、重い後遺症が残ることがあります。無菌性髄膜炎の原因は現在不明ですが、こちらは比較的軽症で、治る可能性があります。

症状は、発熱、痙攣、突発的な痛み、歩行異常などがあります。

<治療の方法>
脳脊髄駅検査、X泉検査、ルーチン検査などを行い、コルチコステロイドや抗生物質、を用いる内科療法を中心に治療していきます。

脳腫瘍

<症状と原因>
脳腫瘍は、脳に腫瘍ができて、神経に異常を起こす病気です。犬が脳腫瘍を発症するのはごくまれです。しかし、一度発症すると、歩行障害、意識障害、視覚障害、発作、顔をはじめ体中の神経の麻痺や痙攣といった重篤な症状を引き起こします。また、てんかんや水頭症を発症させる恐れもあります。

犬の脳腫瘍には、髄膜腫、神経膠腫、神経鞘腫、頭蓋咽頭腫、星細胞腫、下垂体腫瘍などがありますが、最も多い脳腫瘍は髄膜種です。

原発性のものに関しては原因は不明です。転移性のものに関しては、まさにそれが原因となります。

<治療の方法>
治療は薬による化学療法が主流です。腫瘍の場所、状態によっては外科手術を行える病院もあります。腫瘍自体、原因が完全に解明されていない為、予防するのは困難です。定期健診や、早期発見、早期診療が重要です。

脊髄空洞症

<症状と原因>
脊髄空洞症とは脳や脊髄を覆っている脳脊髄液に障害が起こり、脊髄内に貯留した髄液が脊髄を圧迫し、空洞を形成してしまう病気です。犬に発症した場合、その症状はふらつく程度の軽い症状が多いものの、全身の神経に問題を起こす病気である為、重度の場合は顔や両足の麻痺、疼痛を起こす恐れがあります。

原因は人間の場合も犬の場合も共に不明です。その為、治療法も未だ確実なものはありません。

<治療の方法>
MRI検査などで診断する事ができます。
現在、治療法として、手術を行う外科療法と、鎮痛剤やステロイドによる内科療法などが行なわれていますが、未だ症例が極めて乏しく前述した通り、確固たる治療法は確立されていません。まだまだ未解明な病気と言えます。

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