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犬のブルセラ症

<症状と原因>
一般に、ブルセラ病は犬舎で飼われている犬に流行します。 急性期には鼠径部のリンパ節が腫大しますが、 下顎のリンパ節も腫大することがあります。 しかし、感染しても多くの犬は臨床症状を示しません。

ブルセラ菌は、感染した大の体に2年間程度とどまりますが、 そのあいだに犬は免疫を獲得します。ブルセラ菌がもっとも 広がりやすい時期は繁殖期間中です。感染した犬から排泄された尿、 雄犬では精液、雌犬では膣のおりものから感染します。

<治療の方法>
効果的な治療法が無いのが現状ですが、対処療法としてテトラサイクリン、 ストレプトマイシン、ミノマイシンなどの抗生物質の投与がおこなわれます。 その効果は必ずしも満足のいくものではない可能性が高いです。

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