犬の病気・猫の病気大辞典

The dictionary of cat and dog illnesses

犬の病気大辞典TOP

膿皮症 (皮膚の細菌感染)

<症状と原因>
膿皮症は細菌による感染性皮膚症です。皮膚の化膿性病変を総称しても膿皮症と呼びます。夏場に多く、老化の為に皮膚の抵抗力が弱くなった時や免疫力の低下が起こっている時等に起こりやすい病気です。 軽症なものは、自然に治りますが、感染抵抗性の弱い犬や、治療法が不適切だった場合炎症が悪化し慢性化しやすいので注意が必要です。

不衛生で汚い環境の中で皮膚が汚染されたり、すり傷や噛み傷から黄色ブドウ球菌などの病原細菌が感染し発症します。逆に清潔にしようと、過度の洗顔や犬 の体質に合わない成分を含むシャンプーの使用も原因となります。

症状は皮膚が局所的に発赤して、かゆみが起こります。初期段階なら毛包だけに菌の増殖がおき皮膚の表面に小さな紅疹を見ますが、進展すると環状の病変となります。

また中心部の古い病変部が色素沈着で黒くなるケースもあります。痒みが強く犬が舐めたり、引っかいたりしますと短期間のうちに脱毛が広がってきます。症状が進んで重いケースでは腫脹・膿瘍・発熱・痛みなども起こります。

<治療の方法>
基本的には、患部周囲の毛を刈り、薬用シャンプーで洗い、患部に抗生物質の軟膏を塗ります。症状がひどい場合は、抗生物質の飲み薬も同時に投与します。本症にかかっ た犬は隔離して他の犬と接触させないことが必要です。また、食事の改善も必要に応じて行います。

殺菌性シャンプー・薬用シャンプーで皮膚を清潔に保ち、必要ならば犬の毛刈りをしてください。ただし過度なシャンプーは、症状を悪化させます。深部分の膿皮症や膿が出て 症状が悪化して、治療が困難で多めの抗生物質の投与による対処等があり、最低でも約3週間位で数カ月単位での投薬を続けて長期の治療が必要と言われます。



犬の病気一覧
呼吸器・アレルギー性 骨と関節 内分泌系 神経系

肺気腫

気管支狭窄

鼻出血

肺水腫

横隔膜ヘルニア

副鼻腔炎

鼻炎

気管虚脱

肺炎

膝蓋骨脱臼

股関節脱臼

椎間板ヘルニア

股関節形成異常

甲状腺機能低下症

犬の糖尿病

椎間板疾患

水頭症

発作…犬のてんかん発作、犬の心臓発作

消化器,肝臓病 感染症 寄生虫病 血液系

胃潰瘍

胃拡張・胃捻転

急性胃炎

膵外分泌不全

慢性肝炎

慢性腸炎

破傷風

コロナウイルス性腸炎

犬パルボウイルス感染症

狂犬病

細菌性腸炎

ジステンバー

マダニの寄生

回虫症

フィラリア症(犬糸状虫症)

低血糖症

免疫介在性溶血性貧血

腫瘍性・ガン(癌) 泌尿器・生殖器・腎臓病 皮膚病(皮膚症) 心臓病

精巣腫瘍

リンパ腫

脂肪腫

乳腺腫瘍

肥満細胞腫

皮膚組織球腫

黒色腫(メラノーマ)

骨肉腫

皮脂腺腫

口腔の腫瘍

腹部の腫瘍

膀胱結石

膀胱炎

前立腺肥大

子宮蓄膿症

前立腺炎

ネフローゼ 症候群

急性腎炎

腎不全

尿道結石

精巣の腫瘍

脱毛症

ノミアレルギー

膿皮症 (皮膚の細菌感染)

アトピー・アレルギー

脂漏症

僧帽弁閉鎖不全症(心臓弁膜症)

先天性の奇形

肺動脈狭窄症

心不全

心房中隔欠損症

三尖弁閉鎖不全症

動脈管開依存症

心室中隔欠損症

溶血性貧血

口(口腔) その他

口内炎

歯周病

結膜炎

眼瞼炎

犬の緑内障

犬の白内障

外耳炎

耳の腫瘍

内耳炎

肥満

下痢

血便


姉妹サイト


当サイトはリンクフリーです。
犬の病気辞典モバイル版
犬猫相互リンク集、または犬猫ペット病気サーチもご利用ください。
リンクについての詳細はこちらまで。

病気キーワード検索

犬の病気・猫の病気の大辞典

会社概要

Copyright (C) The Ships All Rights Reserved 著作権について