<症状と原因>
大気中には様々な微生物が浮遊していて、肺は呼吸のために常にそれを吸入しています。口腔・咽頭にも微生物が常在して呼吸はそこを通って行われますが、防御作用が未然に防いでくれています。
肺の基本的役割である呼吸=ガス交換(酸素を取り込み、炭酸ガスを排出する)を機能しています。肺という場は常にドライでなくてはならないので、肺の中に微生物が侵入し炎
症を起こし・肺の一部が水浸しになると、「肺炎」になってしまいます。
一般的に気管支炎や咽頭炎よりも症状は重たいです。犬の表情も険しく苦しそうにセキをして、吐き気を誘発します。連鎖的に発熱も起こすために、食欲不振や
運動を嫌い散歩にも拒むようになります。楽な姿勢を作ろうとして、前足を伸ばしたり・つっぱった姿勢をします。肺炎が重くなりますと、体を横にして休憩できなくなり体力
の消耗にも繋がってきます。
症状が進むと呼吸困難や発熱を起こす場合もあります。原因はジステンパーウイルス、パラインフルエンザウイルス(ケンネルコフの原因)アデノウイルス、細菌、真菌、寄生虫などの感染によるものが多いようです。
<治療の方法>
感染を抑えるために内科療法を行います。薬をガスまたは蒸気にして吸わせる呼吸療法や場合によっては酸素呼吸が必要になります。運動や興奮をさせないように飼い主さんがフォーローして安静な状況を作って下さい。
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