<症状と原因>
歯周病にかかった犬は、口臭が強く、歯肉が腫れて出血しやすく、歯がグラグラになって抜け落ち、硬いものが食べられなくなります。おもな原因は歯の表面にべっとりと付着した歯垢です。
<治療の方法>
初期の段階では歯垢や歯石の除去、薬物投与によって改善されますが、症状が進行している場合は外科的手術が必要な場合もあります。
<歯周病の関連情報>
★家庭で出来る歯周病予防
犬やネコがかかりやすい病気の一つが歯周病です。3才以上の犬・ネコの80%以上がかかっているという報告もあるほどです。歯周病は口の中だけではなく、胃腸や心臓などにも影響を与える事もあります。
高齢になってもちゃんと自分の歯で食べることができるようにしてあげるには、この歯周病にかからないよう、飼い主である皆さんが、予防してあげる必要があります。
また、いったん歯周病にかかってしまうと、獣医師による治療や手術が必要になる場合も少なくありません。そんな事にならないためにも、飼い主さんが日々、ペットの歯や歯茎の状態をチェックしてあげてください。
歯周病を予防する方法は、人の場合と同じく歯に付着した歯垢を取り除くことが肝心です。
歯垢は、一度取り除いても、6~8時間で再び付着し、歯石も3~5日で付着してしまうといわれています。つまり、毎食後に歯磨きするのがもっとも望ましい訳ですが、なかなかそうもいきませんから、毎日の習慣にして1日1回の歯磨きをおすすめします。
歯ブラシや歯磨き粉は、ペット専用のものが市販されていますが、いきなり歯ブラシを口の中に入れようとすると、ペットが嫌がって歯磨きが出来ないという場合も多いようです。そこで、まずは口のまわりを手や指で触ることから始めてみてください。
嫌がらないようであれば、ガーゼや手袋などで優しく歯を触ってみます。最初は2、3分で切り上げ、たくさん褒めてあげたり、ご褒美を与えたりしながら、歯磨きは楽しいものだと思わせてやりましょう。
歯ブラシにはアイスクリームやマヨネーズなどのペットの好物を少しだけ付けてやったり、歯磨きが終わってから楽しみにしている散歩に行くなど、歯磨きと楽しい事をセットにして覚えさせるのも効果的です。
子犬の場合は、歯が生え始めた頃から歯磨きをスタートするといいでしょう。
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